愛が欲しい一番星と愛を知りたい転生者   作:だんご大家族

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本編の筆の進みが遅いので箸休め的な感じな章です。
アニメによくある主要人物が集まって過去を振り返る総集編みたいなノリでB小町が駄弁って振り返って、みたいな感じで書いてみました。

(内容を読んで)……そんな書き方ではないなー


あ、原作interlude全四話は良かったです


少女たちの幕間 それは特別でもない日常の
Memory interlude 一話


【B小町】凄い勢いで駆け上がるアイドルグループ【大型劇場公演おめでとう!】

 

 

1:名無しのB小町ファン

このスレはB小町のライブの成功やメンバーについて語っていくスレになります。アンチは専用スレにどぞ。純粋にB小町について語り合いましょう

 

2:名無しのB小町ファン

スレ立ておつ

 

3:名無しのB小町ファン

改めてB小町、大型ライブ成功おめ!

 

4:名無しのB小町ファン

なおドームではなく千人規模のコンサートホールの模様

 

5:名無しのB小町ファン

千人規模は地下アイドルからならだいぶ大出世じゃね?

 

6:名無しのB小町ファン

大きい事務所ならともかく苺プロなんて誰も聞いたことない弱小事務所スタートのグループやぞ。大出世も大出世や

 

7:名無しのB小町ファン

この調子でいけば数年以内にドームライブいけるのでは

 

8:名無しのB小町ファン

イケるイケる

 

9:名無しのB小町ファン

イケる……けど、最近の傾向的に個々の仕事をするんじゃね

 

10:名無しのB小町ファン

ありそう

 

11:名無しのB小町ファン

事務所の方針かは知らんけど、最近はメンバーそれぞれのファンを単体の仕事で増やしてライブでドン! と大炎上させてるからなー良い方向に

 

12:名無しのB小町ファン

B小町ファン半年のワイ、昔のことしらん。教えてクレメンス

 

13:名無しのB小町ファン

B小町ビギナーだ! テメーラ囲め囲め!

 

14:名無しのB小町ファン

優しく、丁寧に

 

15:名無しのB小町ファン

じっくり、ねっとり

 

16:名無しのB小町ファン

B小町をお教えしよう

 

17:名無しのB小町ファン

こいつら練習してるだろ

 

18:名無しのB小町ファン

古参ファンのたしなみだ!

 

19:名無しのB小町ファン

えぇ……

 

20:名無しのB小町ファン

といってもそこまで歴史があるグループじゃない

B小町の発足は約二、三年前。どこにでもいる普通の地下アイドルグループだ

 

21:名無しのB小町ファン

当時はファンのワイらでもわかるほどアイ贔屓のグループだったんだよなー

ただの中学生グループの中でひときわ目を引くアイを中心とした、踊りや歌だった

 

22:名無しのB小町ファン

そうそう、アイ以外のメンバは―引き立て役Bなんて言われてたし

 

23:名無しのB小町ファン

は? B小町の一番はナベだろ

 

24:名無しのB小町ファン

ミネ推しのワイ、久しぶりにキレる。屋上いこーぜ?

 

25:名無しのB小町ファン

もちつけおまいら

 

デビュー当初はそうだったがすぐに路線変更して全員が目立つようになった

まあセンターの多さはアイだけど

そして一番の変化、いやB小町の転換期はおまいらも知っての通り一年ぐらい前のニノのイメチェン&アイ推し事変だ

 

26:名無しのB小町ファン

あれは心底驚いた

 

27:名無しのB小町ファン

ショックでニノのファンやめたわ

そのあとで脳が焼けてまたファンになったけど

 

28:名無しのB小町ファン

可愛いキャラだったのが急に大人びた和風美人にイメチェンしたもんな

アイ推しだけど、あの流し目にはドキッとした

 

29:名無しのB小町ファン

なお中身は俺たちドルオタ以上のアイ推し……アイオタクだったが

 

30:名無しのB小町ファン

トーク中にアイにウィンクされた途端呻いて「はぅっ! ……アイちゃんのウィンクがわたくしの心肺を停止させてきました。最高!」なんてハァハァ言いながら恍惚な笑顔を浮かべるんだぜ

エロく感じるよりも先にドン引きしたわ

 

31:名無しのB小町ファン

なのに司会者に「アイさんのことが大好きなんですね」って言われたら「いえ、嫌いですが?」なんて真顔で返すし。

「ファンを魅了どころか奪っていくんです。同じアイドルとして妬ましくないわけありませんわ。まあアイちゃんなら当然ですけど。もっと奪え♪」

あの子何なん? 反転アンチもびっくりの推し方だわ

 

32:名無しのB小町ファン

アイもアイでそんなニノ見て嬉しそうにしてるし

「じゃあ奪っちゃうね。ニノちゃんも奪っていい?」

「何言ってるんですか……奪われてますぅ

ミネとナベも引いてたし

B小町って実は変な奴ばっか?

 

33:名無しのB小町ファン

あ?

 

34:名無しのB小町ファン

叩け叩け! B小町を侮辱する奴は引きずり回せ!

 

35:名無しのB小町ファン

てやんでい! てやんでい!

 

36:名無しのB小町ファン

はいはい戻れ戻れ

イメチェン事変前後でニノだけじゃなくてミネもナベも変わったよな

 

37:名無しのB小町ファン

あー確かに

憑き物が取れたっていうかサッパリしたっていうか

というか全員スッゲー綺麗になったし

 

38:名無しのB小町ファン

ダンスも歌も勢いが出てきたよな

特に新曲の二人が向かい合わせで歌うシーン

あそこの互いに互いを睨みつけてキレ叫ぶように歌うのが痺れた

 

39:名無しのB小町ファン

わかる

激しいダンスも前以上にキレッキレで最初から最後まで踊ってるし、体力面でも成長してるの感じる

 

40:名無しのB小町ファン

それなら踊りだけじゃないだろ

所作っていうの? ワイは無駄のないそこに興奮してる

 

41:名無しのB小町ファン

それを言ったらやっぱアイだろ

前々から目を離せなかったけど、最近はかなりもっとだ

 

42:名無しのB小町ファン

上に同じく

目だけじゃなく胸も頭もアイに焼かれたわ

 

43:名無しのB小町ファン

ワイ今のB小町全員好き。死んでも推し続けるわ

 

 

以降、メンバーの好きなとこが延々と挙げられている

 

 

 

 

  ☆☆☆☆

 

 

 

 

「――とまあ、現時点のあたしたちの評価は、グループ・個人両方とも良好って感じね」

「そのほとんどがアイに魅了されたオタクとニノの推し方に対する変態的意見だったけど。リーダー的にどうよ?」

「き、気にしてないわ! アイには劣るけどあたしにだって固定のファンはいるし。……変態(ニノ)に負けてるのは納得いかないけど」

「あのミネちゃん? わたくしの名前を呼ぶとき、そこはかとなく良くない感じがするのですが。小説等で変態と書いてニノと読ませるみたいな感じで」

「ソンナコトナイワヨー」

 

 ある日の午後。

 アイたちB小町の四人は悠が住む部屋のリビングでまったり寛ぎながらSNSや掲示板でエゴサしながら雑談に花を咲かせていた。

 家主である悠は現在部屋にいない。ミヤコの下でマネージャーの下積み活動兼男除けの護衛として走り回っている。今年で高校を卒業し大学へ進学しない悠はそのまま苺プロに就職することがほぼ決定しているので段々と社長である壱護に酷使され始めていた。当の本人は表情一つ変えずこなしていたが。

 

「げっ、ミヤコさんまた勝手に撮られてる」

 

 SNSに投稿されてる画像を見てミネが声を上げる。

 アイたちが覗き込むと、確かにミヤコが写っていた。ただしミヤコの視線は明後日の方向を向いており盗撮に近い写真だったが。

 

「またー? むー、最近ミサトさん多くない?」

「仕方ないでしょ。一度だけとはいえテレビに出ちゃったんだから。あとミヤコさんね」

 

 グルメ食材であるベジタブルスカイの野菜を食べてからミヤコは美しくなった。以前から綺麗だったがグルメ食材を食べてからのミヤコは一段どころか十段ぐらい飛び越して綺麗になっていた。

 そのおかげか、或いはそのせいか、先方との話し合いやB小町と共に現場に向かうと、必ず一回はスカウトもしくは引き抜きの誘いを受ける。そういった場合ミヤコは断るのだが、ナベが言ったテレビ出演はB小町に割く時間を増やす代わりに出ないかと持ち掛けられたのだ。壱護も悩んだが結局B小町の知名度を上げるため止む無く取り引きに応じ、予定通りB小町の知名度を上げることに成功した。ミヤコへ出演やグラビアの依頼も増えたが。

 

「そのおかげで社長の奇行が増えましたけど」

「奇行って言っても悩んだり変な妄想して壁に頭突きかます程度でしょ? むしろ名桐に被害がいってない?」

「いってる。最近、私よりもハルカの方が帰るのが遅い時が多いんだよね」

「……アイ。アンタ、名桐と一緒に暮らしてんの?」

「ううん、ハルカの部屋には(・・)住んでないよ」

「……。……マスコミには十分気を付けなさい」

 

 嘘ではないが怪しい言い方にナベは迷ったが、結局注意だけに留め、アイの後ろに回り髪を弄り始めた。瞬間、ニノの目が細くなり、ナベが編み込みながら溜め息を吐く。睨むならアンタもやってもらえ、と言いたかった。たぶん、笑顔で「やだ♪」と返されるだろう。その後に喜ぶニノの姿が想像できる。

 

 そういえば、とアイの髪を三つ編みにしながら、

 

「この前も美容に良い物見つけたって言ってなかった? 仕事があったから知らないんだけど、どうだったの?」

「あー……アレかぁ」

「アレですね」

「アレは大変だったね」

 

 問いかけた質問にアイたちは言葉を濁す。

 

「……この前の野菜よりヤバい物だったわけ?」

「ヤバい物じゃなかったよ。ただ……」

「ただ?」

「……ミサトさん、とってもエッチだった」

「…………はい?」

 

 ナベの気の抜けたような声を聞きながら、ミネとニノは思い出す。

 

 その日、新しい美容品を試してみないかと悠に誘われミヤコは当然ながら、入っている仕事まで時間が空いていたナベを除く三人は斎藤家にお邪魔していた。

 家に悠が水を張ったタライに入れて持ってきたのは見た事のない魚。それを悠は『メラニングラミー』と呼んでいた。曰く、肌の黒ずみを吸い取り美白にしてくれるドクターフィッシュの一種らしい。後日、ミネがネットで調べたがそんな魚は調べても一切出てこなかったが。

 

 魚の説明をした後、浴槽にお湯を張り、ミヤコが入った湯舟にメラニングラミーを入れて結果を待つ。ただ、悠の予定では水着を着てもらいメラニングラミーを悠自身で入れる、といった感じだったが、それに待ったを掛けたのは女性陣。

 

 今すぐに着れる水着はないし、あったとしても恥ずかしい。とミヤコ。

 

 邪な感情を持っていなくても流石に駄目でしょう。とミネとニノ。

 

 何でかわからないけどそれは駄目。駄目ったら駄目。と星の瞳を黒く染めたアイ。

 

 女性陣の説得により、悠は、なら頼むとタライを三人に渡しリビングで待機することが決まった。

 そしてミヤコが湯船に浸かり、アイが魚を投入。ミネとニノは浴室では狭いため開けっ放しの入り口から見守っている。

 というわけで実験開始。

 

 …………。

 結果だけ言ってしまえば、メラニングラミーは確かに説明通りの動きを見せた。普段見えないところに黒ずみがあったが綺麗さっぱり消えたらしい。

 後日、大喜びしたミヤコが悠を抱き締め、それを見てしまった壱護に雑務を押し付けられていたが。

 

 ただ、実験している間が問題だった。

 この世界にもドクターフィッシュは存在しており、角質を食べられている時は少しくすぐったく感じる。メラニングラミーは本来この世界には存在しない謂わばグルメ食材ならぬグルメ生物。対象者の黒ずみを吸い取る行為に原作では特に描写はなかった。悠も特に問題ないと判断し誘ったのだが、

 

『ん……っ、ふっ、……ぅんっ……』

 

 実際はそこに問題があった。

 メラニングラミーに吸われ、きゅぽんと離れるたびにミヤコはどこかくすぐったい鼻にかかる声を閉じた口から漏らしていた。

 後で女性だけで会話した時に聞いたが、吸われるのと離れる時が気持ちよかったらしく思わず声を出しそうになっていたのを我慢していたのだとか。我慢できずに漏れてしまっていたが。

 どうやらグルメ生物はこの世界では刺激が強いようだ。まあ、例外ではあるがグルメ食材である野菜を食べただけで美しさがレベルアップしたのだ。グルメ生物も例に洩れなかったようだ。

 

 同性とはいえ初めて見る煽情的な姿に目の前でメラニングラミーを投げ込んでいたアイはもちろん、様子を見ていたミネとニノも魅入ってしまいゴクリと息を呑んでいた。

 

 タライに入れたメラニングラミー全てで吸わせ終え、ミヤコが一人で湯船から上がれると判断したアイたちは逃げるようにリビングへ戻った。

 

『お疲れ。どうだった?』

 

 何も知らない悠の質問にアイたちは顔を見合わせ、

 

『『『これは禁止!』』』

 

 そう宣言するのだった。

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