愛が欲しい一番星と愛を知りたい転生者   作:だんご大家族

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十三話

 帰宅して、折り畳んだベビーカーを片付け、藍久愛海と瑠美衣の手洗いを済ませてからリビングに二人を下ろす。

 子どもたちのヲタ芸を見た後、観客の視線が自分にも向けられていることに気付き、逃げるように帰ってきてしまった。帰り道は消命が途切れないこと、藍久愛海と瑠美衣の安全だけ気にかけて、それ以外の道中のことはあまり記憶がない。

 というより、ヲタ芸を披露した藍久愛海と瑠美衣の記憶しかハッキリとしたものが残ってなかった。

 自分の前に座る息子と娘──藍久愛海と瑠美衣。

 普通だったら、事前に伝えていた約束事を守らなかったことに怒るか注意するべきなのかもしれない。けど、今はそんなことはどうでもよかった(・・・・・・・・)

 

「藍久愛海、瑠美衣。お父さんは一本ずつサイリウムを買ってあげたはずだけど、もう一本はどうしたんだい?」

「こっそり持ってきてました……」

「そっか。……そういえば、ミネたちがそれぞれ自分のカラーのサイリウムを渡してたな」

 

 自分たちのことが大好きだと知ってるからか、サイリウムをおもちゃと一緒に混ぜていた気がする。その中から母親(アイ)のカラーだけを持ってくる辺り、うちの子どもたちは生粋のアイ推しというべきなのだろうか。アイは喜ぶが二人にダダ甘なミネは悔しがりそうだな。

 

「それに……ふふっ、きっと会場にいる誰よりもエンジョイしちゃってたね」

「「つい本能で……」」

 

 そっかそっか、と頷く。

 まあ仕方ないか。遠めでもなく、ましてや動画越しでもない。楽しみにしていたライブを近距離で見てしまったのだ。むしろ我慢しろ、というほうがファンにとっては酷だろう。

 

「パパ……」

「ん、なに? 瑠美衣」

「ごめんなさい……約束守らなくて」

「ごめんなさい、父さん」

 

 瑠美衣に合わせて藍久愛海が頭を下げてくる。

 ああ違う違う、と慌てて二人を抱き上げて胡坐を掻いた膝に乗せる。

 

「勘違いさせてごめんな。お父さんは怒ってるわけじゃないんだ。ただ……そう、嬉しい? んだと思う?」

「なんで疑問形?」

「正直、自分でもよくわからないんだ」

「自分のことなのにわからないの?」

「実はそうなんだ」

 

 藍久愛海の疑問に答え、瑠美衣の疑問に頷く。

 少し間を置いてから二人にお願いする。

 

「藍久愛海、瑠美衣」

「なに? 父さん」

「なーに?」

「二人を抱き締めていいかな?」

 

 お願いといっても二人の許可は取らずに膝に乗せた藍久愛海と瑠美衣を抱き締める。

 二人が苦しくないように、でも少し強めに抱き締める。

 まだ産まれて一年も経ってなく小さいけれど、産まれたばかりの頃に比べればだいぶ大きく重くなった。抱き締めた二人の体温が伝わってくる。

 その熱が体の内から知らない感情(きもち)を呼び起こす。

 

 ああ──まただ。なんだろうな、これ。

 

「むぎゅ……父さん、ちょっと苦しい」

「えへへ、パパにギュっとされるのも好きぃ」

「ああ、ごめんごめん。ちょっと強く抱き締めちゃったな」

 

 力を込めていた腕を緩め、腕の中の藍久愛海と瑠美衣に顔を向ける。

 好意の感情であることは間違いない。けど、アイに向けている大切な相手といった感情とは違う気がした。もちろん二人のことも大切だ。大切じゃないなんてことはありえないが。

 

 ──■■し■。

 

 じゃあ、この気持ちはなんなのだろうか。

 二人のことを見ているだけで胸が暖かくなる。擬音で表現するなら、ほわぁとかポカポカといった感じだ。それにたぶん、自分はこの気持ちを味わったことがある。

 どこだったか……。そうだ、思い出した。

 二人が産まれたことを知った時。

 産まれた二人を初めて見た時だ。

 

 ──■おし■。

 

 でも、その気持ちを自分は知らない。

 何て呼べばいいのか、どういった感情なのか名称も分からないのだ。

 二つの直観も何も反応しない。

 

 

  ──■おしい。

 

 

 ──嘘だ。

 本当は可能性の一つとして予想はしていた。

 ただ本当にそうなのか確かめるのが怖かった。

 その感情が間違いなくそう(・・)だったのならいい。けど、もし、万が一、それが勘違いだったとしたら……それがたまらなく怖かった。

 

「父さん?」

「パパ?」

 

 それでも──

 藍久愛海と瑠美衣のヲタ芸を見た時、()はそんな考えなど微塵も考えていなかった。

 ただ二人の姿に魅せられて、込み上げてきた感情に任せて笑みを浮かべ、声を上げて笑った。

 本当なのか嘘なのか、そんなこと関係なく、ただ子どもたちの行動に感情(こころ)が揺さぶられただけ。

 あの時の衝動が嘘なら、薙切悠がこれまで見せた感情も全て噓になる。

 なら、信じてみようじゃないか。

 俺の本能を。

 藍久愛海と瑠美衣が引き出してくれたこの感情を。

 

──ハルカ ──

 

 ──アイ。

 俺の唯一。俺の命。俺の──大切な女性(ひと)

 どうか今は、今だけはこの子たちにだけ言うことを許してほしい。

 

「藍久愛海。瑠美衣──俺とアイの、子どもたち」

 

 改めて腕の中の子どもたちを抱き締める。

 

 

 ──おしい。

 

 

「ああ──おしいなぁ」

 

 まだこの感情がそうだと決まったわけじゃない。

 だから、間違いないと確信を持てたその時は。

 ようやく知ることができるかもしれない、この想いを君に伝えさせてほしい。

 

 

 

 

 薙切悠(じぶん)斎藤アイ(きみ)を──していますと。

 

 

 

 

  ☆☆☆☆

 

 

 

 

 ──────。

 ────。

 ──。

 

 

 

 

「──イ。アイっ」

「…………え?」

 

 気付けば、私の顔をミネちゃんたちが覗き込んでいた。

 あれ、と周りを見れば、B小町に貸し与えられた控え室にあった椅子に座っていた。部屋には私含めた四人しかいない。

 

「あれ、仕事……終わってる?」

「ちょっと、本当に大丈夫なの?」

「熱は……ないみたいね」

 

 心配そうに聞いてきたり、私のおでこに手を当てて体温を計るナベちゃん。

 

「私、仕事すっぽかしちゃった?」

「いいえ。ちゃんと最後までやり切りましたよ。どこまで憶えていますか? ……ああ、人払いはしています。入り口には小鳥遊を立たせているので誤魔化さなくて大丈夫です」

「ええっと……」

 

 ニノちゃんに聞かれ、思い返す。

 ステージに登場して、『サインはB』を歌って、

 歌っている途中でヲタ芸してるアクアとルビーを見つけて、

 それから、それから──

 

「……そうだ、ハルカ。ハルカとアクアとルビーは!?」

「名桐なら色んな視線が自分にも向いてんのに気づくと、すぐに二人を連れて会場から出て行ったわよ」

「そっか……」

 

 そうだ。思い出した。

 

「ハルカ──笑ってた」

 

 私たちではなく、アクアとルビーを見て。

 大きな声を出さないよう抑えていたけど、それでも笑い声は私の耳には届いて。

 でも、その顔は……私が見たことのない表情で。

 これでも私は一番ハルカと接してきて、誰よりも一番ハルカのことを知っていると自負してる。他の人が知らないハルカの秘密や気持ち、それに──私自身に向けられる表情の多さも。

 だけど、だけど、あんな表情は知らない。

 あんな──子どものように笑い、慈しむようにアクアとルビーに向けられていた瞳なんて。

 知らない。知らない……私はハルカのあんな表情(かお)──知らない!

 

「アイ、あんたその顔……」

 

 私が何も言わないでハルカを思い出していると、ミネちゃんの呆れたような声が聞こえた。

 顔を上げると、ミネちゃんはナベちゃんとニノちゃんと顔を見合わせていた。ナベちゃんは苦笑しながら肩を竦め、ニノちゃんは扇子を取り出して楽しそうに笑っている。

 

「え……え、な、なに? 私の顔がどうしたの?」

「……自分で気付いた方がいいかなって一瞬考えたけど、そうしたらこの子、気付くのに何年掛かると思う?」

「そうですね。気付く前にじれったくなった誰かがバラしてようやく気付くに『にしき』の菓子折りでも賭けましょうか」

「まったく同意見だから賭けは不成立よ」

「おや、残念。せっかくなので(ひのえ)でもと思ったのに」

「そこは(きのえ)って言いなさいよ」

「流石に(きのえ)は予約が必要ですから。それに意外と高いんですよ? あれ」

「買ったことないから知らないわよ」

 

 私の疑問には答えず、二人で話し始めてしまう。

 見かねたナベちゃんが二人の頭をペシリと叩き、

 

「あだっ」 「あうっ」

「アンタたちがかき混ぜてどうすんだっての。ったく、教えるならちゃんと教えなさい」

 

 お説教しながら座っている私の前にしゃがみ込み、私の手を握って見上げてきた。

 

「アイ、もう一回さっきの名桐を思い出しな」

「ハルカを?」

「そう。ほら目ぇ閉じて」

「う、うん……?」

 

 ナベちゃんに言われて目を閉じてハルカを思い出す。ヲタ芸をしていたアクアとルビーを見て笑っていたハルカの顔を。

 

「……名桐は誰を見て笑ってる?」

「……アクアとルビー」

「じゃあ、もしその笑顔を向けているのがアクアとルビーじゃなく、アイ。アンタだったらって想像してみな」

「私だったら……」

 

 あの笑顔を私に向けていたら。

 アクアとルビーじゃなくて、私が何か行動を起こして、それをハルカが見て笑う──

 なんだろう。体というか胸と頬が熱い。ハルカのあの笑顔が私に向けられていたらって考えただけなのに、胸がドキドキうるさい。ヲタ芸をするアクアとルビーを見た時とはまた違った何か(・・)が込み上げてくる。

 なにこれ、これも知らない。

 

この子の素はこっちかもしれないわね……アイ、そのまま目を開けなさい」

 

 小声で聞こえた言葉は気付かないフリをして、ナベちゃんの指示通り目を開ける。ナベちゃんはいつの間にか手鏡を持っていて、私の方に向けている。

 鏡に映る私を見て、私は思わず呟いていた。

 

「これ──誰?」

「アンタ以外誰が映ってるのよ。アイに決まってるでしょ」

「……うそ」

 

 毎日、表情の調律のために鏡とにらめっこしているから自分の顔はよく知っている。けど、今手鏡に映っているのは、私が知っている私の顔じゃない。頬を赤く染めて、アイドルとしてはあんまりよろしくない顔を、鏡の私は浮かべていた。

 思わず頬に手を当てる。すっごく熱い。本当にどうしちゃったんだろうか、私は。

 その答えを、ナベちゃんは歳下の子どもに言い聞かせるような優しい声で教えてくれた。

 

「それはね──アイが名桐のことを特別な相手って見ているの」

「特別……」

「そう。アイが欲しがっている愛とはまた違う感情。……わかる?」

「……わかんない」

「じゃあ教えてあげる。アイが名桐に向けているその感情はね──恋って言うの」

「こい……」

「そう。斎藤アイはなぎ、じゃないか。薙切悠に恋してるのよ」

「──」

 

 こい……こい……こい?

 ナベちゃんの言葉を繰り返す。

 

「まな板の?」

「それは魚の鯉」

「ファンのゲジ眉がM字に繋がってた」

「それは濃いわね」

「わざとじゃないよ?」

「その言い方は故意で言ってるわね。……そろそろネタは尽きた?」

「……うん」

 

 私のボケにいつもはツッコミを入れて怒るはずなのに、今日は最後まで付き合ってくれた。だから、私もちゃんとこいを変換する。

 こいは──恋。

 意味は知ってる。ドラマや漫画とかで何度も見たことがあった。けど、自分がって言われたら愛以上によくわかんない気持ちだ。

 昔からずっと愛が欲しかったけど、恋については一度も考えたことがなかった。

 でも……今、ハルカに対して感じているこの感情が恋、らしい。まだよくわからないけど。

 

「その様子だとまだわかんないって様子ね」

「うん……」

「……荒療治だけど、もうちょっと自覚させた方がいいか」

「……?」

「最後にもう一回言う通りにイメージしてくれる? 最初はさっきの名桐」

 

 ナベちゃんの言葉に頷き、目を閉じてハルカをイメージする。

 まだちょっとドキドキするけど、少しだけ慣れた、気がする。

 目を閉じているから周りは見えないけど、ナベちゃんが言葉を続け、

 

「名桐を思い出しながら、今度は──」

「お兄さんの笑顔がわたくしに向いているのを想像してくださいな」

 

 言い切る前に、耳元でニノちゃんが遮った。

 ハルカのあの表情が、ニノちゃんに向けられる──?

 

「ばっ、ニノっ、アンタ!!」

「赤の他人より見知った相手の方が自覚しやす──」

 

 

    

 

 

 

ガタン!

 

「──ッ!!」

 

 ああ──それはダメだ。

 頭ではわかってる。二人とも私が自分の感情に気付けるよう手助けするために悪いイメージを思い浮かべさせたってことは。

 それでも、我慢できなかった。

 座っていた椅子を蹴倒しながら、ニノちゃんの胸元を思いっきり掴み上げる。

 

「アイっ!」

「ダメ……やだ……いくらニノちゃんでも、嫌だっ」

「……」

「ああ、そっか。私──嫉妬してるんだ」

 

 掴み上げられているのに変わらない表情を向けるニノちゃんを見上げながら、私は気付く。

 ハルカがあの表情(かお)を私以外の人に向けるのが、たまらなく嫌なんだ。

 向けられる相手が羨ましい。妬ましい。悔しい。

 アクアとルビーなら全然そんな気持ちにはならないのに、ニノちゃんたちも含めたそれ以外の女性(ひと)だとそんな気持ちが溢れてしまう。

 恋ってこんなにドキドキして、嬉しくて──苦しいものなんだ。

 

「アイ……そろそろ離してやんな」

 

 横からミネちゃんとナベちゃんが私の腕に触れる。深呼吸を何度もして、ゆっくりとニノちゃんを掴んでいた指を剥がすように離す。

 腕を下ろし、掴んだことを謝る──前に、ニノちゃんに抱きしめられた。

 

「ごめんなさいね、アイちゃん」

「うぅん、私の方こそごめんなさい。服伸びちゃったかも」

「それぐらい別に構いませんよ」

「でも……」

「そんなことよりも! さっきまでのアイちゃんの眼光。まるで光を一切通さない漆黒の輝きのような視線。あんな視線をアイちゃんから向けられるなんて……ファンの中でも古今東西、わたくしだけでは? ふふ、うふふ……うぇへへへ

「……、……」

 

 ジタジタジタ!

 申し訳ない気持ちを返して……って抜け出せない!? 最近、力も強くなってるのにナンデ!?

 ミネちゃんとナベちゃんが今度は私から引っぺがそうとしてるのに、ニノちゃんはしぶとく私を抱き締め続ける。さっきまでの空気が嘘のように散っていく。

 

「アイちゃん」

 

 二人掛かりで引き剥がされかけているニノちゃんは、そんな状態でも私に話しかける。

 

「あとはアイちゃん次第です。愛を手にした後でも、手にする前でも、その気持ちの答えを見つけるのは自由です。できますね?」

「……うん」

「結構。相談したければいつでもわたくしたちに声をかけ、あっ、ちょ、ああああ~~……」

 

 ──やっていいことと悪いことぐらいわかるでしょうがっ! ばかちん!

 ──アンタ、アイに睨まれたいがためだけにウチの言葉に割り込んだんでしょ!? ああ!?

 ──ちょっ、まっ、お説教はともかくアイアンクローは、むぐっ、っ、い、一片の悔いない゛だああぁぁぁぁぁ……

 ──(ガチャ)……騒がしいですよ、お嬢様。いったい何を……。高峰さん、渡邊さん。

 ──あん? ──止めないでよ、小鳥遊さん。

 ──いいぞ、もっとやれ。(サムズアップ)

 ──あやか!?

 ──あらほらさっさー×2

 ──ぎゃーすっ!?

 

 話の途中でようやく引き剥がされ、二人から物理的なお説教されるニノちゃん。途中で外で待ってた小鳥遊さんが部屋に入ったけど、二人を止めるどころかゴーサインを出す始末。ホントに主従関係なのか、時々わかんなくなる。

 いつもと変わらない光景に、私は思わず笑ってしまう。

 

  ……うん。たった数時間のことなのに、色んなことがありすぎた。

 アクアとルビーがきゃわ~なヲタ芸をしたと思えば、ハルカの笑顔に意識を奪われて。思い出すたびに胸がドキドキして顔が熱くなって何でと首を傾げれば、この気持ちが恋なんだと教えてもらった。いやまあ、愛と同じかそれ以上に恋も教えられただけでまだ漠然としてよくわかってないんだけどさ。

 

 でも、いつか──

 子どもたちに、ミネちゃんたちに、おとーさんと■■■■■(ミヤコさん)に、そして貴方に。

 嘘偽りなく愛してるって心の底から言えるようなったら、

 愛してるって言える前に、胸を張ってこの気持ちを言えるようになったら、

 その時は、貴方だけに伝えてもいいですか?

 愛はみんなに向けたいけど、きっと、この気持ちだけは貴方だけに向けたいものだから。

 

 

 

 

 斎藤アイ(わたし)薙切悠(あなた)に──をしていますって。




Tips『にしきの菓子折り』:
 松竹梅や並上特みたいな感じのランク付けされた商品が『にしき』でも売られており、
 甲(きのえ)
 丙(ひのえ)
 戊(つちのえ)
 庚(かのえ)
 壬(みずのえ)
 等と、上から詰め合わされる和菓子の種類が多い順に区分されている。


Tips『薙切悠/斎藤アイ』:
 知らない感情(きもち)に戸惑いながら、
 愛を知りたい転生者は胸に宿る感情が愛と信じ。
 愛が欲しい一番星は愛ではなく恋を教えられた。

 未だ願いの果てに至らずとも。
 互いに相手の気持ちは知らずとも。
 いつか彼/彼女に想いを伝えようと、同じ道を新たに歩み出していた──










 なんとか前話から日を置かずに投稿できてよかったです。
 ここは掲示板プロット抜きで、ほぼ初期から決まっていました。

 本作のアイはアイドルの間は経緯は違えど原作同様、愛を嘘で伝え、嘘で塗り固められた偶像(アイドル)として輝いてる。でも、アイドルじゃない時のアイは友達や家族、大切な人たちに囲まれて、愛について悩みをもつぐらいの、どこにでもいそうな普通の女の子に成長、あるいは年相応の少女としてあるべき姿に戻ろうとしています。
 なら、普通の女の子らしい感情が出てきたっておかしくない。故にまだ認識したわけではありませんが、愛を手にできるよりも先に恋心が芽生えてきた、という感じですね。
 ただどうやって書けばいいか悩み、参考資料にここ最近はずっと少女漫画読んでました。参考になったかどうかはわかりませんが……。

 どうにかこうにか書き上げることが出来たので、これで今章は終わり……ではないんですよね。いや、だってまだ双子の誕生日とかえりなちゃんのドキドキ家庭訪問とか、色々やってませんし。
 ひとまず、次話以降は他の章でいう幕間という扱いで書いていきます。
 ……まだ何も書けていないので、時間をいただくことになりますが。
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