愛が欲しい一番星と愛を知りたい転生者   作:だんご大家族

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 半年以上ぶりの更新、大変お久しぶりです。
 待っていただいた読者の方々には感謝と謝罪を。
 仕事が忙しく、執筆の時間すらまともに取れない状況に陥っていました。
 というか現在も落ち着いておらず、次回の投稿もいつになるかわかりません。
 そんな作品ですが、ふと思い出した時に見て頂ければ幸いです。


五話

「──ほーん。それでアンタが出演する条件がアクアの出演、ねぇ」

「……」 

「ぷっ……アハハハハ! 何それ、母親でアイドルのアンタが演技未経験な息子(アクア)のバーターで出演だなんてウケるわ、アハハハ!!」

「──にっこり」

「ひぃ、お腹いった~──ん? なにアイ。なんで笑顔を声に出しながら足と腕を絡めんの? なんで息を吸い込んで力む準備してんの? ちょっ、まっ、やめっ、ヤメロいだぁああ!!?」

 

 目尻に涙を浮かべて大爆笑しているミネを、アイがニコニコと笑顔を張り付けたまま足を絡め、腕を巻き付けてミネを締め上げる。俗にいうコブラツイストのようなものだ。

 悲鳴を上げるミネは助けを求めるが、

 

「美味しい? ルビー。でも、食べ過ぎたらパパのご飯が食べられなくなっちゃうからメッよ」

「うん。もぐもぐもぐ」

「ちょっとニノ。そっちのスコーン取ってもらえる? ジャムも適当に付けて」

「はいはい、じゃあオーロラソース風に」

「混ぜるのやめい」

「せめて関心は向けて!? ──ぬあー! 負けるかコノヤロー!」

「ぎゅむ──えい」

「いだだだだ!!? 可愛い掛け声でえぐい締め付けすんなー! ギブ、ギブギブッ!!」

 

 その場の誰も我関せずとばかりに、各々好き勝手していた。

 歳上として負けるものかと反撃はしたが──結局、ミネが全面降伏を宣言したことでアイはミネを解放し、席に戻った。

 テーブルには悠が用意したお菓子や軽食が乗ったケーキスタンドや大皿、紅茶が入った保温ポット、その他色々と乗っている。カロリーがどうとか体重計が~──なんて無粋なことを言う輩はこの中にはいない。

 そんなテーブルを囲んでいるのは、久々の女子会と称して集まったアイたちB小町メンバーとミヤコ、それとルビー。ルビーはミヤコの膝の上に座ってマドレーヌを頬張っている。小鳥遊は休暇を取って、この場にはいない。

 

「いたた……ったく、容赦ないわねホント」

「二人共、じゃれつくのは構わないけど、顔だけは本当に気を付けなさい」

 

 ミヤコの言葉に二人そろって、はーいと返す。

 

「ミネちゃんが悪いもん」

「それは否定しないけど、もんじゃないでしょもんじゃ。──それで? 役のことは聞いてるの?」

「あ、うん。どんな役かは言えないけど、この前のドラマみたいなチョイ役じゃなくて、ちゃんと名前持ちの主要人物みたい」

「それならこの前みたいな不必要なまでのカットはないでしょうね」

「カットされてるって気付いたの?」

 

 アイの疑問にミネは「当たり前でしょ」と当然のように返し、(くぼ)んだ箇所に苺ジャムが乗ったタルト風のクッキーを口に放り込む。ナベとニノも便乗するように頷いている。

 

「アンタは見る人全員を魅了させることに全振りしてるから否が応でも目を引くのよ。演技も問題なかった。それなのに登場したのはたったのワンシーンぽっきり。しかもあまり印象が残らないように遠目で登場したとこだけ。アイを知ってる奴なら誰だってカットされたって気付くわ」

「そっか。どうすればよかったと思う?」

「主役であれば今のままで問題ないわ。けど、今回みたいなモブや主役以外を演じる場合はそうね……。アタシは観察、差別化、魅了の調節──この三つを考えて動くわね」

 

 とは言ってもアタシ個人の考えなんけど、と三本指を立てながらミネは続ける。

 

「現場や主役を観察してどういったタイプ──髪でも性格でもなんでもいいわ──が多いか調べる。次に主役とは違ったタイプを演じて、他の役者との差別化を図る。最後に魅了の調節だけど、これはわかるわよね? いつもナベやニノがセンター以外の時にやってることなんだけど」

「うん。私やミネちゃんがセンターに立った時の、二人が引き立て役に徹する感じだよね」

「そうそう。まさにあの感じよ。基本はセンター……主役を目立たせるように控えめに、抑え気味に演じて、けど、ここぞって時は自分を魅せつける──って感じかしら」

 

 参考になったかしら? と締めくくり、ミネは手元の紅茶に口を付けた。

 アイはなるほどなるほど、と頷きミネにお礼を言う。

 

「それにしてもよかったの? ミネ。アイを超えるって言ってんのにアイに塩送って」

「前に言ったかもしれないけど、アタシが超えたいのは完璧で究極なアイなの。この子が成長するなら塩だって送るわ。それで最後にはアタシが超えてみせる」

「相変わらず自分でハードル上げてんのウケるわ」

 

 うっさい、とミネはそっぽを向く。

 ナベもそれ以上追及することなくスコーンを食べる。

 

「はぁ~……あむっ、もぐもぐ。うま~」

 

 話題が一段落を迎え、アイは彼女にしては珍しい溜め息を深々と吐くと、テーブルに突っ伏しながらお菓子を口に放り込んだ。

 

「子どもの前で行儀悪いわよ、アイ。ルビーが真似する前にやめなさい」

「は~い」

 

 そんなアイを見たミヤコに注意され、緩慢な動きで姿勢を正す。しかし、お菓子を食べる口は止めず、ほっぺにクリームを付けながら美味しそうに頬張ってる。

 

「ママ、クリーム付いてる。はい、これで拭いて」

「おっと。ありがとねルビー」

「それで? 今度は何で悩んでいるのかしら?」

 

 ミヤコの質問に口元を受け取ったティッシュで拭いて答える。

 

「悩んでるっていうか……ハルカのスキンシップがね」

「スキンシップ? でも悠でしょう? それぐらいなら、あなたは慣れていそうだけど……」

「そのはずだったんだけど……なんか最近、ハルカに触られたり、言われた言葉で胸がドキドキしちゃって、前みたいに甘えられないっていうか……どうにか嘘で誤魔化してるから悠は気付いてない……というか鈍感主人公よろしく鈍いんだけど」

 

 ミネたちはあぁ~と納得したように頷くと、

 

「今更じゃない?」「今更でしょ」「今更ですね」

「今更なの!?」

「あれで甘えてないの!?」

 

 異口同音で返されて、アイは驚く。

 反対にルビーは、アイの中であれは甘えてないというという事実に驚いていた。

 

「暇さえあれば部屋でもお風呂でもくっついてるのに……」

「ん゛ん゛っ……今のは聞かなかったことにして──順序が逆なのよアンタたちは。最初は照れて、徐々に慣れていくのがデフォなの。……いや、実際どうなのか知らないわよ。経験談じゃないし、学校で又聞きした惚気話や漫画の内容で言ってるだけだから」

「昔から見てた側からすれば、アンタたちって最初は兄妹(きょうだい)みたいな感じだったのに、一線越えた辺りでバカップルみたいな接し方して、今は付き合う前か付き合ったばかりの初々しさみたいな態度なのよね。なんで子供まで作ってんのに態度は逆行してんのよ、ウケる」

「そ、そうなんだ。……今度、そういう漫画貸してよナベちゃん」

 

 また今度ね、と言ってケーキスタンドに置かれたお菓子を摘まんで口に咥える。

 

「というより、そういった悩みはミヤコさんに聞けばいいのでは?」

 

 呟いたニノの言葉に全員の視線がミヤコに向けられる。──もっと細かく言えば、ミヤコの(・・・・)左手の薬指(・・・・・)に。そこには以前にはなかった鈍く輝く銀の指輪が嵌められていた。

 皆の視線に苦笑を浮かべながら自身の視線も落とし、そっと指輪を撫でる。ミヤコ本人は気付いていなかったが、苦笑したあとの表情は満更でもなさそうにアイたちには見えた。

 

「こう言ってはなんですが、ミヤコさんと社長の間柄って男女の関係よりビジネスパートナーとしての意識が高そうだったんですが」

「元々そんな感じだったわ……まあ、大人には色々あるのよ」

「そのイロイロを是非とも聞きたいんだけどねぇ」

 

 内緒よ内緒、と追及を拒むミヤコ。

 聞かせてー聞かせろー、とわいわいミヤコを視線で取り囲むアイたち。

 

「えぇい、やめなさい。というか、聞きたいならお酒飲ませて壱護から聞けばいいでしょ。きっとペラペラ喋ってくれるわ。……喋らせないけど」

「それもそうね。──その社長は今日も仕事?」

「あ、今日はおとーさんに釣りに誘われたってハルカが言ってた」

「ああ。だから今日はアクアくんを連れてお出掛けしていたんですね。せっかくアクアくんに似合いそうな服を持って来たってのに」

「アタシだってそうよ……ちぇっ、社長め、一匹も釣れずに帰ってきたらおちょくってやるわ」

「ふふ、程々にしてあげなさい」

 

 

 

 

  ☆☆☆☆

 

 

 

 

「……一匹も釣れないね──父さん」

「なんでだろうなぁ」

「魚がどっか別の場所に固まってる──って言いたいけど」

「おっと、うははは! またヒットだ! 今日は絶好調だなぁ!」

「社長を見る限り、魚はいるんだろうなぁ」

 

 

「おうアクア。せっかく釣り堀に来たんだ、本ばっか読んでないで釣りをしろ釣りを」

「いいよ、見てるだけでも面白いし。だいたい、釣竿なんて重くて持てないと思う」

「そんなサイコロ本を一人で持って読んでて何言ってやがる。ほら、支えてやるから一緒に竿握れ」

「……父さん」

「滅多に休まない壱護さん(おじいちゃん)の誘いなんだ。何事も経験ってことでやってみな、アクア」

「……わかった」

 

 

「──うわっ、もう掛かった!? お、重い!」

「慌てんな、まずは魚の動きに合わせて右に左に竿を引っ張って弱らせるんだ」

「こ、こう!?」

「よしよし、うまいぞ。あとはタイミングを見て──今だっ! 引け引け!」

「んぐぐ──わっ!!」

「おおっ、こいつは今日一番の大物じゃねぇか? やったなアクア!」

「すごいぞ、アクア。お母さんとルビーに自慢できるな。ほら写真撮るから壱護さんと並んで」

「う、うん。……へへ」

 

 

 

 

  ☆☆☆☆

 

 

 

 

「それにしても、アイから恋の悩みを聞かされるなんてね。感慨深いわ」

「あ、あはは~」

「あー……それなんだけど、ミヤコさん」

 

 ミヤコのしみじみした言葉に、アイは視線をそらして言葉を濁す。

 

「……? なによ」

「残念なことにこの子、まだ恋かどうかわかんないみたいなのよ」

「……ちょっと何言ってるかわからないわ」

「うん、ミヤコさんの気持ちはよぉくわかる。わかるけど、この子もこの子でちゃんと自分の気持ちを知ろうとしてんの。だからまあ、何言ってんだコイツみたいな顔はしないで、生暖かい目で見守ってあげて」

「本当に何があったの?」

「……それはもうイロイロと、ね」

 

 同じセリフで誤魔化されてしまえば、

 

「それなら仕方ないわね」

 

 ミヤコはそれ以上の追及をやめることにした。

 

「えー! 私は聞~き~た~い~!」

「ごめんね~ルビー。いくらママでも(ルビー)に聞かれるのは、ちょっと恥ずかしいや」

「パパとの甘酸っぱそうな恋バナ~! ごはん三杯どころか十杯くらいいけそうなのに~!」

「……恋バナはともかく、ごはん云々はどこで憶えてくるのかな?」

「ニノちゃんから!」

「……ニノちゃん?」

「……」

 

 あっさりとバラされ、ニノはぴゅーぴゅーとわざとらしい口笛を吹いて視線を逸らす。ジト目で見ていたアイはスマホを取り出し、

 

「ニノちゃん、ルビーに変な言葉を覚えさせてた──っと」

「……あの、アイちゃんはどこへ連絡を? いえ、大体の予想はつくんですけど」

「もちろんハルカ──あ、もう返ってきた」

 

 返信されたメッセージを見せる。

 

「『店の味を再現した北極担々麺か試作中の麻婆拉麺、どっちか選んどけ』……だってさ」

「どちらも嫌ですが!?」

「ちなみにオススメは担々麺だって。ガンバ♪」

「いやいや無理ですって! ──ちなみに食べたらアイちゃんからご褒美ってあります?」

「う~ん……いいよ☆」

「ふっ……レッスンの合間に胃を鍛えておきますか」

 

 こいつマジか──とミネとナベ、ミヤコは思ったが口には出さなかった。

 ルビーは何食わぬ顔を装い、

 

(さっすがニノちゃん。ふつーのファンじゃできないことを平然とやってのけるネ)

 

 と、ジュースを飲みながら内心で称賛を浴びせていた。

 だからといって痺れもしないし憧れもしないが。

 もきゅもきゅチュチュ~とお菓子とジュースを交互に食べていると──

 

 ──カァ

 

「うん? カラス?」

「あ、もしかして」

 

 場違いな鳴き声共にコンコンと窓を何かで叩くような音が聞こえてきた。

 首を傾げ疑問を浮かべるミネたち客人とは正反対に、心当たりがあるように呟いたルビーはぴょんとミヤコの膝から降りて、とててーとベランダに駆けて行った。レースカーテンを開き外の様子が見れるようになると、ベランダの手すりには一匹のカラスが佇んでいる。視線は一直線に部屋の中を──もっと言えば、ルビーに向けられているように見えた。

 なんでカラスが? ──なんて疑問が口からこぼれ落ちる前に、ルビーが警戒することなく鍵を開けて引き戸を開け放とうとしているのを見て、ミネが慌てて近寄り止めに入る。

 

「待った待った! ルビー。カラスさんが珍しいのはわかるけど、お部屋に入ってきたら大変なことになっちゃうから! 開けずに見ましょうね」

「大丈夫だよ~。クーちゃん賢いから、いいよって言わないとお部屋に入ってこないんだよ」

「そんな犬じゃないんだから……うん? クーちゃん?」

「うん。カラス(クロウ)だからクーちゃん」

「……?」

 

 ルビーの言葉に疑問しか浮かんでこない。

 それに話を聞いていると、まるでこれが初めてではない様子。ミネはどういうこと? とアイに向かって視線を向ける。しかし、アイは席にいなかった。

 

「その子、ちょっと前に急に現れるようになってね。何をするわけじゃなく、ただジッとアクアマリンとルビーを見てたんだよね」

 

 ミネの疑問に答えるようにキッチンからリビングに戻ってきたアイ。手には使い捨ての紙皿を持っており、皿には豆のような物が乗せられている。話を続けながら躊躇いなく引き戸を開けた。

 クーちゃんと呼ばれたカラスは逃げることなく、手すりからベランダの床に降り立ちジッとルビーと紙皿を交互に見ている。

 

「最初は警戒してたんだけど、ハルカの直観にも反応しないし、こっちの言ってることがわかるのかな? お願いすれば言うことを聞いてくれるから、気付けば時々遊びに来るお客さんみたいな感じになっちゃったんだよね」

「お客さんって……いやいや、確かにカラスは賢いとか言われてるけど。野生なんだから病原菌とかゴミ漁りとか色々面倒でしょ!」

「意外とカラスって綺麗好きらしいよ? それにほら、ハルカ御用達の野菜とかドクターフィッシュで内側から綺麗にして、ね」

「えぇ……あの野菜をカラスに食べさせるなんて、なんてもったいない……」

「それに最悪、この子が暴れたとしてもハルカの腕力ならどうとでもなるかな~って。私でも多分首根っこ捕まえて抑え込むことはできそうだし」

 

 ──カァ!?

 

「あはは、冗談冗談。はい、どうぞ。パパがいないから、ルビーも今日はクーちゃんに触らずに見るだけにしてね」

「はーい。美味しい? クーちゃん」

 

 ──カッ、カッ……カァ!

 

 置かれた紙皿に乗った豆を警戒することなく嘴で器用に咥え、飲み込んでいくクーちゃんを楽し気に見つめるルビーとアイ。

 

「……ベランダに来たカラスを普通受け入れる?」

「追い払うか無視するでしょ。餌なんてもっての外だし」

「はぁ……害がないから何とも言えないし、困った子たちよね」

「右に左に同じくですね」

 

 あまりに馴染み過ぎている光景にミネたちはそれ以上二人を止める言葉が見つからず、驚きや呆れが入り混じったまま事の成り行きを見守ることしかできなかった。

 クーちゃんは出された豆を食べきると、翼を広げ一声鳴いて飛び去っていく。

 その後、女子会の話題はカラス一色というお茶会に相応しくない話題になったのは言うまでもないのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「──」

 

 ──カァァ

 

「戻ったのね。相変わらず星の子たちのとこに行ってきたんでしょ」

 

 ──ガァー

 

「誰も悪いとは言ってない。アナタが割り振られた仕事を終わらせているのは確認しているもの。空いた時間をどうしようかはアナタの勝手」

 

 ──……

 

「むしろアナタは私に感謝するべきじゃない? 元々この肉体(からだ)を担うのはアナタだった。けどポカしたアナタの代わりに私が担うことになったから、アナタは今もその姿で星の子たちに会いに行けるんだから」

 

 ──カァ……

 

「別に不満はないわ。ちょっと面倒だって思ってる程度。それに未だ仮初めとはいえ数十年ぶりの(・・・・・)肉体を得られたのは私にとっても好都合だし」

 

 ──……カァ

 

「企む? いいえ、元からこの時のために私は転生したの」

 

「眷属として転生し禊を祓い」

 

「世界の均衡を壊しかねない不純物(そんざい)を消し去る」

 

「そうすることで私はあの人に再会できる」

 

「だから──邪魔だけはしないで」

 

 ──……

 

「ふふっ。もうすぐ、もうすぐだから。待ってて──お父さん




Tips『女子会』:
 休みの日があえば定期的に開催している。
 参加者は基本、女性陣のみ。唯一、アクアだけは時々参加するが、そういう時は大抵、女物の服の着せ替え人形と化す。アクアはもう諦めた。


Tips『薙切アクア』:
 前世含めて初めての釣り堀に最初は興味なさげに読書していたが、最終的にはその日一番の大物を釣り上げて楽し気な姿が写真として何枚も撮られれるのだった。


Tips『クーちゃん』:
 薙切家のベランダに時々現れるようになったカラス。最初は警戒されていたものの特に何かをするわけでもなく、人の言葉を理解するように指示に従ってくれるので、ルビー以外は一応、わずかに警戒心を残しつつも変わったお客として受け入れている。
 最もカラスを歓迎しているのは警戒心ゼロのルビー。さりなの頃に助けたカラスかも? なんて思うこともしばしば。カラスの方もルビーに一番懐いている(気がする)。
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