野蛮な騎士   作:鴨凹

19 / 33
お久しぶりです。最近夏バテ気味でなにもかも手に着かず、執筆もできませんでした。そして今後少し多忙の日が続くためしばらく執筆ができないと思います。

今回はある人物に焦点を当てた物語になっておりその人物が超強化されています。
捏造もいっぱいあります!!


獅子

モンド城正門

 

「ハァアアアアアアアア!!」

「オラァアアアアアアア!!」

 

ギーグとカルト二人の拳はぶつかりあい、そこを中心にすさまじい衝撃波がうまれた

しばらく拮抗した後二人はお互いに吹っ飛んで行った

 

「どうですか新しい私の力は?すばらしいものでしょう」

「まだまだ、全然足りねぇな!!」

 

カルトは一瞬でギーグの目の前に現れそのまま腹めがけてパンチを打ち込んだがその攻撃をギーグは両手を使い受け止めた

 

「チッ...」

「フフフ、とうとう止めましたよ貴方の攻撃を!!」

 

するとギーグの顔が裂け、そこから高密度の風元素放たれた

 

「...!マジかッ」

 

間一髪カルトは天逆鉾をだし、風元素を吸収し事なきを得た

 

「おいおいグロテスクな攻撃してんじゃねぇよ。顎はずれてるし」

「ご心配なく、すぐに治りますので」

 

ギーグの顔はすぐに再生し、そのまま後ろの四本の翼をカルトに飛ばした。カルトはそれをすべて弾いたがギーグはその隙にカルトの近づき、カルトの顔目掛けて風元素を纏った拳を振るったがカルトはそれを避け、腕を掴みそのまま背負い投げをくらわした

 

「...グッ」

 

そしてそのまま横になったギーグの顔にそのまま天逆鉾を突き刺そうとしたが、すでに再生していたギーグの翼でその攻撃を防がれてしまった

 

「トカゲか、てめぇは」

「龍ですよ...!」

 

そしてまたギーグは顔から風元素を放った、そしてカルトはその攻撃を吸収できずにそのまま受けてしまった

 

「クソッ」

「なるほど、その剣はどうやら一度元素を吸収してから暫く経たないと元素を吸収できないようですね」

「ヘ、バレたか」

 

そういいカルトは天逆鉾をしまった

 

「そのためこの攻撃は防ぐことができない!!!」

 

ギーグは手から強力な風元素の光線を打ち出した。それをカルトは腕をクロスしそのままその攻撃を受けた

 

「ッ、クソがッ!!」

 

そしてギーグはカルトに近づき、風元素を纏った拳を上にあげそのままカルトの頭にすさまじい速さで振り下ろそうとしたがカルトはそれを避けた

 

「なに!?この速度の攻撃を避けた!?ではなぜ...」

「その顔面砕いてやる!!蹴撃・蒼!!!」

「速ッ グアアアアアアア!!!」

 

攻撃を避けた瞬間カルトはギーグの顔面にすさまじい速度の連続蹴りをくらわした。そしてその攻撃を食らったギーグは顔面をおさえながら後ろに引きさがり顔面をおさえていない方の手で風元素の攻撃を放つが顔面がつぶれているため狙いが定まらずその攻撃はカルトには当たらず、そのままカルトの後ろに飛んでいくが、カルトはその攻撃にわざと当たりにいった

 

「....ッ」

 

その行動を視界がぼやけながらもギーグは見ていた

 

「どういうつもりですか?」

「へへ、ハンデだよハンデ。てめぇ弱ぇからよこんぐらい必要のハンデがないと楽しめねぇんだよ」

 

このことばを聞いたら普通の人だったら怒り、激高するか内心穏やかではいられないだろう。だがこの言葉にギーグは怒りは湧かずただただ違和感を抱いた

 

(確かにあの方は人を煽るのが得意な人種ですが、あのような行動をとるほど馬鹿ではないはずそれに...)

 

ギーグは考えていた「なぜ自分の高速の拳を避けれる技量があるのに、それより遅い風元素の光線などの遠距離攻撃は避けずにわざわざ防ぐまたはあたりに行くのか」と

 

(少し試してみましょうか)

 

ギーグは4つの羽をカルトの後ろに飛ばした

「.....!」

 

カルトは4つの内2つを弾いたが残りの二つはカルトに突き刺さってしまった

 

「...てめぇ」

 

カルトは刺さった羽を抜きながらギーグを睨みつけた、その様子を見てギーグは笑みを浮かべそして確信した

 

「フフフ、何が"モンドの災害"、とんだ人格者じゃないですか。」

 

そう言ってギーグはもう一度風元素の光線をカルトにではなく後ろに目掛けて放ったそしてそれをまた身を挺してカルトは防いた。だがギーグはその隙を見逃さずカルトに近づき風元素の手刀をカルトに突き刺した

 

「カハッ」

「まったく馬鹿ですよ貴方は。後ろの愚図どもなど放っておけばよいものを、そうすれば貴方も死なずに済んだのに」

 

ギーグは自分の手刀がカルトの腹に突き刺さったため勝利を確信していた。そうしてギーグはカルトの腹から手刀を抜こうとした

 

「ッぬ、抜けない!」

 

だがギーグがいくら引っ張ろうとしてもカルトの体から自分の腕が抜くことができなかった

 

「なんて力...」

「だから言ったろうがハンデだってよ、それにバカはてめぇだ。自ら死地に突っ込んでくるなんてよ」

 

カルトはさらに力を入れギーグの腕を締め上げていった

 

「グッ」

「オラァ!!!さっきのお返しだ!」

 

カルトはお返しと言わんばかりに拳を連続でギーグにお見舞いした。しかも一発一発がでギーグの体を崩していった

 

「グァハ!!ま、まずいこのままでは!!」

 

再生も追いつかずギーグの体はボロボロになってしまっていた、だがギーグは刺さっている自分の腕を片方の腕で切り落とし事なきを得た

 

「ハァ、ハァ、危なかった。このまま、殴られ続けたら私は」

 

ギーグは心の底から安堵していた、このまま殴られ続けていたら確実に自分が殺されてしまっていた。自分の腕を切り落とすまでに至ったが自分には再生能力があり腕はもうすでに生えてきており、体中の傷やヒビも再生されてきている

本当にトワリンの力をもらってきてよかったですよ」

 

ギーグの傷はだんだんと回復していったがカルトは立っていることはできているものの呼吸が荒くなっていた

 

 

 

 

カルトとギーグの戦いが激化する一方ジンたちは無理やり強化されたヒルチャールたちに苦戦しておりまともに戦えているのはディルックとガイア、そしてジンだけだった。

 

「GUOOOOOOOOOOOO!!!!!」

「「うわぁああああああ!!!」

 

ヒルチャールたちの猛攻に多数の負傷者が出てしまった

 

「GUOOOOOOOOOOOO!!!!!」

「ハァアアアア!!!」

 

一匹のヒルチャールの拳とジンの風圧剣がぶつかりあう。そしてそのヒルチャールの背後からフィッシュルは雷の矢の雨を浴びせるがヒルチャールが纏っている風に雷がはがされてしまい攻撃が無力化されてしまった

 

「ダメ、私程度の攻撃じゃびくともしない」

「GUOOOOOOOOOOOO!!!!!」

 

一方ヒルチャールの拳とジンの風圧剣の激突するがヒルチャールの拳に軍配は上がりジンは拳を剣で防いだものの吹っ飛ばされ、膝をついてしまった

 

「クッ、」

「GUOOOOOOOOOOOO!!!!!」

 

ヒルチャールはジンに追撃するべく突撃してきたがそれをディルックが防いだ

 

「先輩!!!」

「ジン立て!!!、長くは持たない」

 

そう言われジンは立ち上がり、ヒルチャールの首目掛けて剣を突き刺すが風の鎧がそれを許さなかった。結果ジンは城壁の方へ投げつけられ、ディルックは体を掴まれてしまった

 

「....ッ、かは!」

 

ディルックはヒルチャールの巨大な両腕に掴まれ身動きが出来ず、骨がきしむ音が戦場に響き渡った

 

「...先..輩..」

「ディルックさん!!!!」

「ディルックさんを離しなさい!!!」

 

フィッシュルと壁上にいるアンバーがディルックを解放するべく雷と炎を纏わせた矢を打ち続けるがヒルチャールその攻撃に意を介さずにディルックを絞め続ける

 

「...ク....ソ...!」

 

ディルックも限界に近いのか意識が朦朧としてきてしまった

 

「ディルック!!!!!!」

 

ガイアがディルックを救出に向かおうとするが別のヒルチャールに阻まれてしまう

 

「どけぇえええええええええ!!!」

 

ガイアがヒルチャールに渾身の一撃を放つもそれも大して効かず、ガイアは地面にたたきつけられ、地面に押し付けられてしまう」

 

(頼む...!誰でもいい、アイツを、俺のたった一人の兄貴を助けてくれ。お願いだ誰でもいいから)

 

ガイアはもはや願うしかなかった。だが現実は残酷でジンは壁に打ち付けられ重傷を負い、フィッシュルやアンバーの攻撃は効かず、自分もこのザマでもはや救出は不可能だった。さらに別のヒルチャールは地面に打ち付けられたガイアを殺そうとガイアの頭目掛けて足を振り下ろそうとしていた

 

 

 

 

「フフ、この戦いどうやら勝負が見えましたね」

 

ギーグは後ろの戦況をみてそう述べた、多数の死亡者、負傷者そして主力戦力の負傷もはやだれが見てもこの戦場はアビスの軍勢の勝ちだと言える。だがカルトは

 

「はぁ、まったく世話のかかる奴らだぜ」

 

ため息をつきながら準備運動をしていた

 

「一体何をするつもりで?」

「う~んそうだな15秒だ、15秒」

「は?」

「15秒たったらこっちに戻ってきてやる。だから少し待ってろ」

「一体何を...」

 

そう言ってカルトはギーグの目の前から消えた

 

「な!?、」

 

 

 

 

 

ヒルチャールは地面に打ち付けられたガイアを殺そうとガイアの頭目掛けて足を振り下ろそうとしていた。ガイアは自分が死ぬと覚悟を決め、目を閉じ来るべき衝撃に備えていたがいつまでたっても衝撃は襲ってこなかった何故ならカルトがヒルチャールの脚を切断していたから。

 

「カ、カルト」

「立て眼帯、そして立ったら4秒でいい氷の壁を張れ、フルパワーでだ」

 

ガイアは訳が分からずカルトがやってきた道を見てみたらギーグがこちらに超高速で向かってきているのが見えた

 

「早くしろ!!!!」

「ああ!了解だ!」

 

ガイアは自分の氷元素の神の目の出力を最大にし巨大で分厚い氷の壁を形成した

 

「ッ氷の壁...!?、こんなもの!!」

 

だがそんな壁でもギーグにとっては障害物にもならず、いたるところにひび割れていった

 

「頼むカルト!!長く持ちそうにない!!」

「GUAOOOOOOOOOOOO!!!!!」

 

そして足を切断されたヒルチャールはカルトに怒りのままに殴り飛ばそうとしたが、そのまえにカルトは風の鎧ごと首を切断しヒルチャールの生命活動を停止させた

 

「次」

 

カルトはそのままディルックを掴んでいるヒルチャールの元に移動しそのまま両腕を切断しディルックを救出した

 

「GUIIIIIIIIXYAAAAAAAAAAA!?」

「..カ..カルト、すまない」

「なに終わった気でいるんだ、てめえにはまだ動いてもらうぜ」

 

カルトはディルックをおぶりながらジンの元に向かった、そして壁にたたきつけられ動けないでいるジンの頬を思いっきり引っ叩いた

 

「!?」

「ちょっと!?カルトなにしてんの!?」

 

壁上にいるモナは驚き、アンバーは批難の声をあげる

 

「カ、カルト」

「お前やっぱりいつまでそうしてんだ?」

「.......」

「何が蒲公英騎士だ、お前にはそんな称号に似合わねぇょ」

「...私は」

本気でやれ、"団長たるもの言葉ではなく行動で騎士たちを導け"ファルカにそういわれたろうが」

「だがお前もわかっているだろう私の力がどれだけ...」

「あっそ、じゃあお前もう二度と俺の姉貴名乗んな。俺の、俺が認めた姉貴はこんな臆病者じゃないんでな」

「!?カルトお前」

「じゃあな臆病者」

 

そういってカルトは戻っていった

 

 

 

 

数年前

 

 

「よ!ジン」

「大団長、いい加減仕事をしてください!!」

「いやぁ、悪い悪いコイツとの訓練に熱が入りすぎちまってな」

 

そういってファルカは後ろにいた少年を前に出るように促した

 

「な!?この子は」

「ほら、自己紹介しろカルト」

「チッ、カルト」

「かぁ~なんでお前はこう。もっとあんだろ好きな食い物とか好きな女のタイプとかさ」

「なんでそんなことをこの女に紹介しないといけねぇんだよ、それに好きな女のタイプってなんだよ」

 

この他愛のない話をジンは聞くことができなかった、なぜなら自分が助けられなかったいや、見捨てた少年が目の前にいたからだ

 

「ン、お、おいジン!!」

「は、はい!」

「ほら、お前も自己紹介してやれ」

「はい!私はジン・グンヒ」

「別にいらねぇ、俺より弱い奴の名前なんて覚えるつもりはねぇ」

 

そういってカルトは二人の元から去ろうとするがファルカが待ったをかけた

 

「待て待て!言っておくがジンは強いぞ!うちでは10本の指に入る実力者だ」

 

そういうとカルトは足を止めた

 

「マジか。こんな奴が?」

「ああ、マジマジなんだった今から戦ってみるか?」

「な!?大団長本気ですか!?」

 

ジンは自分より年下の少年それに自分が見捨てたも同然の子と戦うことにものすごい抵抗感があった

 

「ああ、マジだ。それに」

 

ファルカはジンに近づき

 

「名前ぐらい覚えてもらわないと償いもなにもできないと思うぜ」

「...!それは」

「まぁ、俺はそんなの必要ないと思うけどな~」

「わかりました、この書類を片付けたらすぐに訓練所に向かいます」

「おお!よかったなカルト!ほら行くぞ!」

「おい下ろせよ!!ファルカ!!」

 

そう言ってファルカはカルトをおぶって訓練所に向かっていった

 

「はぁ~、まさかこんなことになるなんてな」

 

そしてジンは今ある書類仕事を速攻片付け、訓練所に向かっていった

 

 

訓練所

 

「お待たせしてすみません。」

「おお~早かったじゃねぇの、じゃあ早速始めようや」

「はい、じゃあ木刀を」

「な~に言ってんだ木刀なんか持ってきてねぇよ」

「は?」

 

ジンはファルカの言葉が理解できなかった

 

「で、では体術で勝負ということですか?」

「いやそれもちげぇよ?使うのはお前のその西鷹剣だよ」

「な!?、ふざけないでください!ましてや子供に剣を向けるだなんて」

 

その言葉を聞いてファルカの雰囲気が変わった

 

「ジン。お前このままだと確実に死ぬぞ?いいな殺す気でやれ。これは命令だ」

「大団長、いくらあなたの命令でもこれだけは聞けません」

「もう一度だけ言うぞジン。殺す気でやれ」

「お断りします」

「はぁ~。なんでこうこの騎士団には頭の固い奴ばっかなんだよ。わかったよじゃあ勝手にしろい!」

「おい!もういいか?」

「ああ、待たせてすまなかった。はじめよう」

 

そういってジンとカルトは同時に構えた。丸腰のジンに対してカルトはボロボロの西風剣を持っていた

 

(大団長、あのような小さな子に剣を持たせるなんていったい何を考えているんだ)

「じゃあ始めんぞ、では始め!」

 

ファルカが開始の合図を出した瞬間カルトはジンに近づきジンの首目掛けて剣を振るった。だがジンはその攻撃を間一髪西風剣で防いだ

 

(な、この子私を本気で殺そうと..!)

 

ジンは先ほどのファルカの言葉が正しかったと感じた。その瞬間ジンはカルトの強烈な殺気にあてられ恐怖に支配されてしまった

 

「うああああああああああ!!!」

 

恐怖に支配されたジンはカルトにすさまじい勢いの突きを浴びせていった。カルトはその攻撃をすべて防いでいた

「へぇ~ファルカのいうとおり中々やるな」

「はぁあああああああ!!!!」

 

カルトはジンに言葉をかけていたが恐怖に支配されたジンにその言葉は届いていなかった。しばらくジンとカルトは互角に渡り合っておりお互いにたくさんの切り傷ができていた

 

「はぁああああああ!!!」

 

そしてジンは風元素を極限に剣に圧縮しこの勝負を終わらせようとした

 

「はぁあああ!!!ストームソード!!!」

 

風元素の圧縮剣とカルトの剣がぶつかり合ったがカルトの剣は元々ボロボロだったためカルトの剣は折れジンの剣はそのままカルトの胸を切り裂いた

 

「ぐああ!!!」

(よし!このまま確実に!!)

「おい!ジン」

 

ジンは恐怖に支配されカルトを本気で殺そうと風の圧縮剣で切り裂こうとした

 

「これで止めだ!!」

 

剣を振り下ろそうとした瞬間ファルカが片手でジンの剣を掴みそのまま地面に落とす

 

「ジン、落ち着け。殺す気でやれとは言ったが本当に殺すやつがあるか」

「はぁ、はぁ、わ、私は...」

「ジン、カルトを回復してくれ」

「わ、私はなんということを」

「ジン!落ち着け大丈夫だ!だから今はカルトを回復してくれ!」

「ッ!はい!」

 

ジンは治癒フィールドを展開しすぐにカルトを治療した。血は止まり危険な状態を脱したがカルトの胸の傷はどうやっても消えなかった。これがジンとカルトの初戦闘。そしてジンが本気をだすことにトラウマを覚えてしまったきっかけでもある。

 

 

 

 

時は戻り現代

 

 

(カルト、私はお前に消えない傷を二つも作ってしまった。だがお前はそんな私を今まで"姉"として見てくれていたんだな)

 

ジンはフラフラになりながらも立ち上がった

 

(そうだ今こそ私は彼を支えなければ、償わなければ、そして前を向かなくては!!)

 

ジンは自分自身に回復をかけ、傷を癒しほぼ全快の状態にした

 

(私はあの一件以来回復術やサポート技術を極めてきたがこれは正解だったかもしれないな、私の命尽きるかぎり彼の支えになることができるのだから)

 

そしてディルックにも回復をかけ、ディルックもほぼ全快の状態にまで治すことができた

 

「ジン...!あまり回復に力を入れすぎるなお前の体力が持たなくなる」

「大丈夫です。というよりそのことは先輩が一番知っているはずでしょう?」

 

その言葉を聞き、ディルックは笑みを浮かべながら立ち上がった

 

「ああ、そうだったな君のもう一つの爵位の由来を忘れていたよ」

「すみません先輩。戦場で本気を出すの久しぶりなので準備運動として残り5匹全部私が屠ってもいいですか?」

 

ジンは不敵な笑みを浮かべながらそう言った、その時のジンは餌に植えた獅子のような目をしていた

 

「フッ、君のその目久しぶりに見たな」

「3分で片付けます」

「ああ、頼む。そして早くカルトを助けに行こう」

「もちろんです。姉として弟を助けるのは義務ですから」

 

ジンは西鷹剣に風元素を圧縮しながら戦場に飛び出していった

 

(まずは負傷者の手当てをする!)

 

ジンは剣を持つ手の反対側の手にあたたかな風元素をまといそれを地面打ち付けた。するとそこには治療フィールドが展開されガイアやフィッシュル、西風騎士たちの傷を癒していった

 

「これはジン団長の!」

「すごい体の痛みがどんどん引いていく」

「総員一時撤退!私のこのフィールドはあくまで応急処置にすぎない。負傷者は今すぐに後方にさがれ!」

 

ジンの指示に従いジン以外の戦士は後方に下がっていった。だがヒルチャールたちはそれを簡単には見逃さず逃げ遅れた騎士たちを殺そうとしていた

 

「逃げろ!!!!!」

「もうだめだ!」

「ヒィ!!」

 

逃げ遅れた兵士にヒルチャール達は同時に襲い掛かろうとしたが

 

テンペスト・カーテン!!!」

 

ジンが剣を振るったことで形成された嵐の防壁によりヒルチャールたちは弾き飛ばされた

 

「今の内だ!」

「「「はい!」」」

 

こうして逃げ遅れた騎士たちも後方に下がることができた

 

「「GUOOOOOOOOOOOO!!!!!」」

 

そしてそれに怒ったヒルチャール2匹がジンに襲い掛かってきたがジンはそれを華麗によけ、風の圧縮剣を一匹のヒルチャールに高速で振るいヒルチャールを細切れにしてしまった

 

「GUOOOOOOOOOOOO!!!!!」

 

もう一匹のヒルチャールがジン目掛けて拳を振るいそれをジンは拳で防いだ。だがその影響で腕が折れてしまったがジンは即座に腕の骨折を治しそのまま先ほどのヒルチャール同様に風圧剣を振るいヒルチャールの上半身と下半身を泣き別れにしてしまった

 

 

 

「ジンさん、いつもと戦い方が違う?」

 

フィッシュルはジンの戦闘を見てそう感じていた。

 

「ああ、というよりあれがジン本来の戦い方なんだ」

「え?」

 

フィッシュルの言葉にディルックはそう返す

 

「ジンは元々相当な武闘派でね。敵を屠るまで決して倒れない獅子を体現したような奴だったよ。そしてそこから彼女は"蒲公英騎士"という爵位と共にこの爵位ももらったんだ。」

「はぁあああああ!!!!」

「GUIIIIIIIIXYAAAAAAAAAAA!?」

 

ジンはヒルチャールの体に風穴を空けその影響で返り血が顔についてしまった。その様子は正しく獅子

 

「"獅牙騎士"ジン・グンヒルド」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




個人的にジンってまだ本気をだしていないんじゃないかな~と思ったのでハチャメチャに強化させていただきました。これは今後物語で語られることがないため言わせてもらうのですが、この作品のジンはディルックやアルハイゼンより強いという設定にしています。


読んでくださりありがとうございます!!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。