もしかしたら、モンドのイメージとあわないかもしれません。
蛍side
私たちはカルトを連れモンド城に帰ってきた
けど、
「ねぇ、あの赤髪って」
「ああ、災害だ。」
「クソ!、今は龍災でただえさえおっかないっていうのにアイツまで..!」
「もしかして、この機に私たちに報復を..!?」
周りの人たちはカルトにおびえていた。一部の人はカルトに跪いているぐらいだ
「おい、お前なにしたんだよ?」
「あ?、何もしてねぇ。こいつらが勝手にやってるだけだ」
「.........」
街の人たちの様子を見てジンさんは目線を落としてしまった
「チッ、気分ワリィな」
そう言い残して、カルトはひとり騎士団本部に足早に向かって言ってしまった
すると、
「ありぁ~!逃げられちまった~!」
「まったく、貴方の不幸はどうにかならないのかしら」
「お嬢様、さすがに上から植木鉢が降ってきた後その花に蜂がいたなんて、予想できませんよ」
「ぐぅ..!」
「はは、悪いないつも」
「ふん、それがあなたの運命だというのなら仕方ないわ」
「...別に運命ってわけじゃないんだけどな」
「...!君たちは」
「あ、ジンさんこんにちは!」
「ごきげんよう、蒲公英騎士ジン殿」
「こんにちはジン殿、本日もお日柄もよく」
「ああ、3人ともこんにちは」
と明るい少年と奇抜な格好をしている眼帯少女とカラスがこちらにむかってきた
「えっと、ジンさんそこの人とちびっこは?」
「ああ、彼女こそが風魔龍を撃退した栄誉騎士、蛍とこちらがその相棒のパイモンだ。」
「はじめまして、私は蛍。よろしくね」
「オイラは、パイモン!よろしくな!」
「おお!、お前が噂になっている栄誉騎士か!俺はベネット!よろしくな!」
明るい少年ベネットは私の手を両手で掴みながら自己紹介をした
「私は、幽夜浄土の主であり、断罪の皇女フィッシュルよ。以後お見知りおきを」
「お嬢様は、「はじめまして、私の名前はフィッシュル。よろしくお願いします」と申しております。そして私はお嬢様の僕、オズヴァルト・ラフナヴィネス。オズとお呼びください。」
そのあとに少女とカラスが自己紹介をしてくれた
「本当にすごいな!俺と同じくらいの歳なのに、あの風魔龍を撃退しちゃうなんてな尊敬するぜ!」
「あ、ありがとう///」
「ベネット様、お気持ちはわかりますがこちらのお二人に聞きたいことがあるのではないですか」
「...ああ!ありがとな、オズ。ジンさん、もしかしてアイツ帰ってきたのか?」
ベネットは私の手を放し、さっきと打って変わって真剣な表情でジンさんに問いかけていた。フィッシュルとオズも同じ表情をしてジンさんを見つめていた
「ああ、今しがた我々とともに帰還した」
「そっか、アイツにケガは?」
「ない、まったくの無傷だ」
「「「はぁ~、よかった~」
そのことを聞いて3人は安堵の息をついた。ていうか、あのフィッシュルって子素に戻ってる
「おまえらは、周りのやつらと違ってカルト怖くないんだな」
「当り前じゃない!、あの勇ましきものとは遥か昔より盟約を交わしているもの」
「ハハ、俺たちは3人は幼馴染なんだよ昔はよく、一緒に遊んだよ!」
「ええ、なつかしいですね。気に登ったお嬢様がおりられなくなってしまいベネット様とカルト様そして、エルタ様が協力してお嬢様を救出するというのが恒例でしたね」
「ちょっと!!オズ!なんで言っちゃうの!?」
「へぇ~、お前ら仲良かったんだな!」
「ふふふ、」
「........本当にすまない」
なごやかな雰囲気が流れているなか突然ジンさんが3人に謝罪をした
「いや、俺たちは別にそんなつもりじゃ」
「だが、私たちのせいで彼は、カルトは」
「...ジンさん、私たちは貴方を恨んだことはないです。」
フィッシュルがそうジンさんに伝える
「むしろ、感謝してるんです。ベネットも私も、エルタもなにより、カルトも感謝してるんだと思います。」
「...そうか、ありがとう。そして、すまない雰囲気を壊してしまってでは私たちは行く、3人ともくれぐれも龍災には気を付けてくれ」
「「「はい!」」」
「では、また」
「じゃあね」
「またな~!」
そうして私たちは3人と別れて、騎士団本部に歩き出した
「....なぁあ、ジン団長?」
「パイモン、どうしたんだ?」
「その~、さっきのこと聞いていいか?」
騎士団本部に向かっている最中パイモンはジンさんに、質問をした。正直私もさっきのことは気になる
「ああ、そうだろうな。あの行動は疑問に思ってもしかたがない」
そのとき、ジンさんはとても悲しい顔をしていた
「ジンさん、無理して話さなくてもいいよ」
「そうだぞ!やっぱ話さなくていいって!」
「いや、今後カルトと関わっていくのならこのことを知っておくべくだろう。ただ、彼にかかわることだから私はすべてのことを話すことはできない。それでも大丈夫か?」
私たち二人はその言葉に黙って頷いた
「カルトは、私たちモンド人に友を殺されている」
「「!?」」
「名前はエルタ。彼は幼いながら天才的な魔導士だった」
ジンside
カルトは強者としてこの世に誕生した。
周りの同年代の子供に比べても身体能力がとても高く周りの子供たちからいつも尊敬の目を向けられていた
だがある日、モンド城にヒルチャールの大群が押し寄せてきたあまりの突然のことだったため、騎士団は対応に遅れてしまい
ヒルチャールの大群が場内に入ってきてしまった。その時、大団長は不在だったため統率がとれていなかった
その影響で騎士団は悉く倒れていってしまった。
私はその光景を目の当たりにしていた。心の中で私は”ああ、もうだめだ”と思っていた。だが
私の横をとてつもない勢いでなにかが通り過ぎっていった瞬間、肉のはじける音が何回も聞こえてきた
そう、たった数秒でヒルチャールの大群はただの肉片になっていたその中心には血に塗れた少年、幼き頃のカルトがいた
彼のおかげでモンド城の被害は最小限に抑えられただがモンドは彼を英雄として称えることはなかった
騎士団上層部は彼の力を恐れ、彼を「モンドの危険因子」として扱った。それは騎士団だけではなく、モンド住民も同じことだった
いつも一緒にいた子供たちは彼に近づかなくなり大人たちは彼を「化け物」「魔物」と罵りながら彼に石を投げた
さらに彼の家族も彼をおいて他の国に移住してしまった
こうして彼は孤独になり騎士団に「モンドの危険因子」ということで処刑対象になり、捕らえられた
だがこのことに反発した子供たちがいた。その子供たちというのがフィッシュル、ベネット、そしてエルタ だ
彼らはカルトが危険因子として扱われてもいつも一緒にいた
3人は彼が捕らえられた時から、毎日彼が開放するようまた、バケモノではないと子供ながらに訴えていた
だが所詮は子供の訴え。耳を貸すものなど一人としていなかった。そして私もその光景を見ていることしかできなかった
このことに騎士団上層部は憤り3人のことも「危険因子」として扱い処刑しようとした
捕らえに来た騎士団にエルタは
「二人は、僕に操られていただけだ!連れていくのなら僕だけを連れていけ!」といった。
だが騎士団はその言葉に聞く耳をもたずフィッシュルとベネットも捕らえようとした。だが、突然の突風が発生し二人をどこかに吹き飛ばした。そのときエルタが
「ありがとうございます...! 様」
と小さく誰かに感謝を述べていたのを私は聞き逃さなかったそしてエルタは捕らえられ、カルトと同じ牢獄に入れられた
そのときエルタはカルトを逃がし、カルトはモンド城外へと逃げ、エルタはそのまま処刑された
そして逃げたカルトを私と大団長が見つけたのはエルタが処刑された2年後のことだったその時からカルトはただ強さを求める存在になり、いつしか「モンドの災害」という異名がついた
蛍side
「というのが私が告げられるカルトの過去だ」
「まさか、この国にこんな残酷な出来事があったなんて」
「う~、カルト~、あいつにそんな過去があったんだな~」
とパイモンは涙を流していた確かに彼にこんな過去があったなんて
「そして、エルタが処刑された2週間後大団長はこのことを知り、騎士団上層部を粛清したんだ。そしてその後4人の危険要素を取り除き、彼らの安全を確保した。」
そういったあと、ジンさんは西風教会に指をさし
「そうしてあそこに、エルタの慰霊碑が建てられた」
「あの墓地のひときわ大きいお墓ってエルタてやつの慰霊碑だったのか」
「ああ、そうだ」
「そうだったんだ、あの慰霊碑とても綺麗だったから印象に残ってるよそれに周りも暖かった」
「もしかしたら、エルタの人柄影響しているのかもしれないな」
「きっとそうだぞ!な?蛍」
「うん、絶対そうだよ!」
「だが、4人の危険要素を取り除くことはできたがモンド住民には恐怖を植え付けてしまった」
確かにあの人たちのおびえようは尋常じゃなかった。
「いつカルトに報復されるのかが彼らは怖いんだ。だから彼に近づく人は限りなく少ないんだ」
「うう~、でも大丈夫だぞ!これからはオイラ達もいる!」
「うん、もうこれ以上彼を孤独にはさせない」
「ああ、申し出はありがたい。だがあの子は必要以上に人と関わろうとしないんだ」
「また自分の周りから人が消えるのが怖いから」
「ああ。ここの人々はいつカルトという刃が自分の首元に襲ってくるかわからない。それにより彼は人々に”モンドの災害”と呼ばれるようになってしまった」
「災害...!」
「でも、オイラはそんなの納得できないぞ!」
「もしかしたら、これは彼なりの復讐なのかもしれない一生怯えながら、暮らせとな」
こうして話している内に私たちは騎士団本部に到着した
読んでくださり、ありがとうございました。
次はカルトの設定とビジュアルを公開する予定です。