まだまだ初心者の私ですがこれからも日々精進してまいります
蛍side
「ええ!?、お前が風神!?」
「ちょっと!、声が大きいよ!」
パイモンの声が周りの響いた。その影響で近くにいたシスターや住民の人たちがこちらを見てきた
「チッ!」
けどすぐにカルトが周りを睨みつけるとこっちを見てきた人たちはすぐに私たちの近くから去っていった
「てめぇ..!」
「う~、ごめん」
「場所を変えようか、そうだな~ "風立ちの地"に行こう!」
こうして私たちは自己紹介をしながらウェンティとともに風立ちの地に向かった
ていうか、カルト。最初から風神がいることがわかっていたなら教えてくれてもいいのに
風立ちの地
ここはモンドの英雄ヴァネッサが天空の島に昇った場所と言われている
「んん~、やっぱりここは落ち着くね~」
そういいながらウェンティは巨大な樹に体を預けた
「おい、女」
「私には蛍っていう名前があるんだけど?」
「俺は弱い奴の名前は覚えねぇんだよ」
「さっきは呼んでたじゃん...」
「うるせぇ、黙れ」
「「「理不尽...」」」
「つかいいから、てめぇはこの風神サマにもっと近づいてやんな」
「へ?」
そういいカルトは私の腕をつかんで無理やり私とウェンティの距離を詰めた
「おい!なにやってんだよ!」
そんなパイモンの言葉を無視してカルトは話始める
「あとどんぐらいでそれはなくなる?」
「う~ん、あと10ぷんぐらい?」
「そうかい」
「おい、いったい何の話をしてるんだ?」
「僕の腐食の話だよ」
「腐食?」
「そうだよ!誰かさんらがトワリンのことを刺激しちゃったから僕まで腐食が伝播したんだから」
「「う..ごめんなさい」」
それは非常に申し訳ないことしたなぁ
「でも不思議だね、君の近くにいると腐食がどんどん浄化されていくよ、ん?この感じ...君!ちょっと緑の宝石みたいなものを持ってたりするかい!?」
「緑の宝石?私が持っているのはこの赤黒いほうせ、あれ?緑色になってる」
私たちがモンド城に入る前に拾っていた赤黒い宝石はきれいな緑色の宝石に変わっていた
「これは、トワリンの涙!君!お手柄だよ!」
そういいウェンティは自身が持っていた赤黒い宝石を差し出してきた
「これも浄化をお願いできないかな?」
「わかった」
正直、浄化の方法なんてわからなかったけど赤黒い宝石に手を添えてみたら緑色に変化した
「すごい、腐食が完全に浄化されたよ!」
「ついでにおまえの体内にあった腐食ってやつも完全に消えたな」
「え!?うそ!?....ほんとだ、僕の見通しではもう少しかかると思っていたのに」
「この目で見てたんだが、そのトワリンの涙ってのを浄化しているときお前の体内にあった腐食が消えるスピードが早まっていた」
「本当にありがとう!異郷の旅人。よし!次は天空のライアーを取りに行こう」
そういいながらウェンティは立ち上がった
「「天空のライアー?」」
「かつて僕が使っていたライアーだよ。あれがあればトワリンを腐食から救ってあげられる」
希望が見えてきた、あとはその天空のライアーを手に入れればトワリンを救い、龍災を終わらせることができる
「それでその天空のライアーっていうのはどこにあるんだ?」
「西風教会の安全な場所に保管されてるって聞いたよ」
「十中八九、地下室だろうな。あそこには西風騎士とシスターが警護してるからな」
「よし!じゃあ早速西風教会に行って天空のライアーを借りようぜ!」
「多分無理だ」
西風教会にライアーを借りに行こうとした時カルトがそういった
「え、なんでだよ?」
「あいつらの風神サマに対しての信仰は半端じゃねぇ。だからそのライアーをただの吟遊詩人と新人騎士に貸すとは考えられねぇ」
確かに風神を信仰している人たちが風神の至宝をただの吟遊詩人と新人騎士に貸すとは思えない
「大丈夫!その点は僕に任せてよ!」
こうして私たちは西風教会に向かったのだった
西風教会に到着し、早速ウェンティと私で天空のライアーを貸してほしいと頼んだが貸してもらうことはできなかった
「どうやらちゃんとした方法で借りるのは無理みたいだから、別の手を使うしかないね」
まさか、ウェンティ...
「じゃあ自由意思を尊重して君たちの意見を聞こう、どう盗ればいいと思う?」
「盗みなんかしたくないんだけど」
「そうだぞ!オイラたちは犯罪者なんかになりたくないぞ!」
「ひとつだけ、ばれない方法がある」
「「だから!盗みたくはないんだって!!」」
「おお~!いいねいいね~、それはいったいどんな方法だい?」
「フッ、それはな」
カルトが凶悪な笑みを浮かべながら、その方法を私たちに伝えた
「うわぁ~」
「お前、血も涙もないな」
「彼らに申し訳ないことしたかもしれないなぁ~」
「よし、じゃあ早速行くぞ」
「待って。万が一バレたらまずいから逃げやすい夜に実行しよう」
「「賛成!」」
「あ?めんどくせぇ」
「カルト、ジンさんに...」
「わーたよ!」
数時間後、夜 教会前
「じゃあ早速行くぞ」
「うう~、ホントに大丈夫か?」
「パイモン、もうここまで来たら覚悟を決めよう」
「じぁあ、僕はここで待ってるね~」
こうして私、パイモン、カルトは教会に入りそのまま地下室に侵入したのだった
西風教会 地下室
私たちは隠れもせず、地下室を堂々と歩いていた
「おい!、止まれ!」
すると当然だが地下室を警護している騎士に呼び止められた
「な、お前は栄誉騎士、それにカルトお前たち一体ここで...ガハッ!!」
瞬間カルトが騎士の腹にストレートを決めた
「寝てろや」
「「ああ~、やっちゃった」」
カルトの計画はこうだった
~~~~~~~~~~~~~~~~
「全員ぶん殴って、あとでごまかすんだよ」
~~~~~~~~~~~~~~~~
「よし」
「全然よくねぇからな!?」
この先はまさに地獄だった。当然これ以降も呼び止める騎士が何人もいた。だが
「な!?貴方達は..ガハァ!!」
「おい、ここで..グハァ!!」
「ちょっと!、なにを.....」
カルトは騎士たちを容赦なく殴って気絶させていた
あ、今ので15人はいったな
本当にごめんなさい。恨むんなら貴方達の神とこの鬼畜を恨んでほしい
「まったく、情けねぇ まさかここま弱ぇとはな」
首を回しながらカルトはそう吐き捨てた
「お前、ホントに容赦ないんだな 仮にも同じ騎士団の仲間だよな?」
「これでも、手加減したわコイツらがクソ雑魚すぎるんだよ」
「仲間にいう言葉ではないでしょ、それ?」
「いいだろ別に事実だし、着いたぞ。あれが天空のライアーってやつだろ?」
そうこうしている間に私たちは天空のライアーが置かれている場所に着いた
「よしあとは、これを回収してウェンティに....」
天空のライアーを回収しようと手を伸ばそうとした瞬間
「アハハ、天空のライアー、ゲット~♪」
天空のライアーが紫のコート羽織り、フードをかぶっている女性に奪われただがその刹那
「オラァ!!!」
カルトはその女性の首をつかみ、壁に押し付けた
「おいおい、ファデュイの雷蛍術師サマがこんな夜遅くになんの用だよ?」
「ぐぅうううううう....!!!!」
「おいおい、人が質問してんのにシカトかよ」
「ガァアア!?」
さらにカルトは締める力を強めた
「まぁあいいか、こうして誤魔化し手が出来たことだしなぁ!!」
そしてカルトはファデュイの女性の首から顔につかみ直し、顔をそのまま床にたたきつけた
「お、おい殺したのか?」
「気絶させただけだっつーの」
「いま、ファデュイって」
「こいつはファデュイの雷蛍術師ファデュイの下っ端だ」
カルトはファデュイの女性をどこからか取り出した有刺鉄線で拘束した
「うわ、痛そう~」
「ほらこれ、持ってろ」
カルトは天空のライアーを私に渡してきた
そしてその女性を担ぎながらカルトは気絶していた騎士の顔を蹴り、目覚めさせた
「痛ァ!!、は、俺は一体何を...」
「情けねぇな、てめぇら」
「な、カルト!?」
「てめぇら、ファデュイ一人にやられちまうだけでなく天空のライアーをパクられちまうとは同じ西風騎士としてなさけねぇよ、ほら」
そうしてカルトはファデュイの女性をそのまま床に落とした
「な、こいつは..!?」
「雷蛍術師。こいつは物体を転送することもできるつまり、天空のライアーは」
「天空のライアーは、ファデュイの手に...!?」
「ああ、そうだ風神様の至宝、天空のライアーはお前らが弱かったせいでファデュイの手に渡っちまったよ」
「なんという、ことだ...!」
「俺とそこにいる栄誉騎士が異変に気付いたからこいつ捕まえられたからよかったが、こいつまで逃がしてたらお前らマジで騎士団クビだぜ?」
「おい!、あいつ性格悪すぎないか?」
「鬼畜そのものだね」
ほんと、あの騎士の人かわいそううぅ、なんか罪悪感が襲ってきた
「だがてめぇらは運がいい、俺は今機嫌がいい。てめぇらのケツ俺が拭いてやるよ」
「え、」
「だから天空のライアーは俺が取り返してやると言ってんだよ」
「それは本当か!?」
「ああ、だから上には報告しなくていいぞ今からいってやるからよ」
「わかった!頼む!俺には妻も子供もいるんだ!騎士団をクビになるわけにはいかないんだ」
「へいへい、おい!お前ら行くぞ、てめぇはこの女を牢屋にぶち込んどけ」
「ああ、わかった!」
こうして私たちは天空のライアーを
無事(?)手に入れることができた
正直書いたあと、カルト野蛮というより性悪なのでは?と思いましたw