変更点は主人公の名前と1話の台詞を追加しています。
アンケート結果は輪廻写輪眼に決まりました。
ご協力ありがとうございました!
「グアっ⁉︎」
「どうした傑、動きがさっきよりも鈍くなってるぞ?」
「よそ見してんじゃねぇよ!」
現在体術の授業、俺と悟、傑で術式無しの模擬戦をしており、悟は油断したと思ったのか殴りかかってくる。俺はそれを軽くひょいと避ける。
「ふっ!」
「いで!」
「おー。内葉スゲーじゃん」
家入はパチパチと拍手した後携帯で写真を撮り始める。別方向から傑の脚も飛んでくるがそれも避け、此方からも軽く攻撃して地面に転がす。2人は大の字になり倒れている。
「だぁー!もう!なんでこうも簡単に倒される⁈俺だって体術は自信あるのにやる度にお前には簡単にいなされるし!」
「生憎、悟並に眼はいい方なんだよ。やってると動きの癖とかもわかってくるし先読みもできる」
「それも君の目の能力なのかい?」
「それもあるし、オフの状態でもわかってくるさ。傑は趣味が格闘術であって筋はいい、鍛練を疎かにしなかったら術式無しでも一級術師以上の実力は身につくさ」
「君が言うと嫌味にしか聞こえないんだが?」
「事実を言ったまでだ。その証拠に呪力操作も向上してるしな。ようやく頭で考えず自然に呪力操作もできるようになったみたいだ」
傑とやっていた時は最初こそ良かったものの動きが単純なものになってきて、さっきより更に避けやすくなったのを狙い地面に倒した。まぁ、傑も気づいていると思うが、俺は2人の動きを"模し"自分なりの形にしてきたらかな。2人から学ぶ事も多い。盗める内は盗んでおかないとな
俺の眼、写輪眼は相手の動きをコピーし自分の物に出来るが、自身を上回る者の動きをコピーする事は出来ない。やろうとすればそれ相応の負荷がかかる。
「それに、今回は勝てたけど。次する時にはまた2人は腕を上げてるだろ?俺だってお前らが相手だと油断はできないし、実際何度か負けてる」
「たりめぇだろ!そう簡単に勝ち越されてたまるかっての!」
「ははッ、でた。五条の負け惜しみ」
「うっせーよ硝子!!つーか動画撮ってないで、閃凪とやってボコされろ!!」
「内葉は女の扱いがなってないお前らクズ共と違って優しいからな」
「悟はともかく、私まで同列は心外だね硝子?」
「どの口が言ってんだよ。お前も大概だろクズ」
「そういう所だぞ傑、現にたった今言った事に気づいてないのか?」
「え?」
「はぁ…」
ホントそういうとこだと思う。思わずため息が出てしまった。自覚はあるのかないのかわからないが傑も大抵ナチュラルに人を煽る。まぁ、それがあるから悟とも気が合うんだろうが。
「取り敢えず今日はここまでだな。なぁ悟。ちょっと見てほしいのがあるんだが構わないか?」
「ああ?んだよ」
「新しい技を考案したんだ。アドバイスと指摘が欲しい」
「またなんか作ったのかよ。ホントお前術式って幅広いよな。まっ、そこがまだ面白ぇんだけどな」
そう言うと悟は興味が出たのか起き上がりサングラスを外し自分を見つめる。俺は印を組み合わせ右手に青い雷を纏わせる。
右手からは『チチチチ…!』と音が発生しており傑と家入は目を見開く。
「雷…」
「スゲー音」
「へぇ…」
「3人はもうわかってると思うが、俺の術式"六道"は火遁・水遁・土遁・風遁・雷遁、属性に関する術式が使える。その中で編み出した雷遁の術、名前は千鳥」
「……肉体活性で自身のスピードを高めた上で、雷を手に集中させて放つ高速の突き技って言ったとこ?」
「流石悟、正解だ」
「因みに十割中なん割くらいの出力だ?」
「一応これで三割だな」
「マジか、下手な一級呪霊なら一撃で祓えるだろそれ」
六眼を持つ悟にはすぐに千鳥の性質に気づいた。悟は呪術に関する指摘や指南も意外と上手いから俺が考案した術をよく見てもらっている。不向きな術は遠慮なくダメ出しするし、いい感じに仕上がってるものはアドバイスをもらったりしている。
今回の技は悟から見ても評価は高い方だが、何やら考え込んでいる。
「色々応用も効きそうな技だけど、かなり欠点がある。速すぎて相手のカウンターを見切れずに返り討ちに合うだろ?」
「それも正解…だから悟にアドバイスが欲しいんだ」
「…その技さ、写輪眼と併用して使ってみたら?」
「写輪眼と?」
「そ。その技、千鳥だっけ?高い動体視力に見合った運動能力を兼ね揃えないと実戦での使用はまず無理。そこでお前の写輪眼だ。お前の眼は相手の動きを読み取ることが出来るだろ?それがあれば後は問題ナッシングってわけ」
「写輪眼と併用は考えてなかった。確かにその条件を兼ね備えないとこの技を使うのは無理か。ありがとう悟、これならなんとかなりそうだ」
「ん、今度なんか奢れや、それで貸し借りは無してやるよ」
「はは、わかったよ」
いい感じにアドバイスがもらえて満足だ。これなら実戦でも問題はなそうだし、後は緻密な呪力操作の訓練をするだけだ。
「……」
「硝子?どうかしたかい?」
「何でもない」
「っで、なんで家入は俺の部屋で本を読んでるんだ?ここ男子寮だぞ」
授業が終わり今日は任務がないので部屋で寛いでいると家入が俺の部屋で雑誌を読みながら寛いでいる。
「気にしない気にしない、今はあのクズ共もいないし暇なんだよ」
「あのな…女子生徒なら今日は歌姫先輩もいるだろ?先輩の所に行けばいいんじゃないのか」
「歌姫先輩は急遽任務が入ったんだってさ」
「そうか」
こう言う事は呪術師にはよくある事だ。それこそ急遽俺にも任務が来る事だってあるのだ。呪術師は晩年人手不足が窺える。
悟と傑は現在任務に出払っているため寮内はものすごく静かだ。いつも暇な時は馬鹿やって騒いだりゲームをしたり、どっか出掛けたりするのが当たり前だ。
「っておい、それ俺のコーヒーじゃないか」
俺が冷蔵庫に入れていたアイスコーヒーを勝手に飲んでいた。しかも最近買った新作を
「ん?ああ、いただいてます?」
「何故疑問系?せめて一言言ってくれ、勝手に飲まれると困る」
「りょーかい、それにしてもあんたの部屋最低限なものしか置かれてないんだな」
「普通こんな物だろ。後お前はこんなとこで寛いでていいのか?任務あった筈だろ?」
「ん。ちょうど今日出た怪我人が出たけどもう終わらせた」
「そうか」
反転術式。負のエネルギーである呪力を掛け合わせることで正のエネルギーを生み出す術。この正のエネルギーによって人間を治癒することができる。しかし、反転術式は会得はかなり難しく呪術界でも扱える術師は少ない。会得難易度で言えばSSクラスだ。
使えても自身にしか施せない術師が殆どだが、家入は他者にもそれを施すことができかなり重宝されている。
俺の一族でも反転術式を自身で習得し使えるものは手足で数える程度しかいなかったらしいが、うちは一族は写輪眼の事もあり一味違う。
この機会だし、やり方を聞いておくのもいいかもしれない。俺の先祖、うちは一族に関する文献や書物も見てもいまいちわからなかったしな。
「家入、この際聞いておきたいんだが、反転術式のやり方を教えてくれないか?」
「いいよ、ヒューッとやってヒョイって感じ、ヒューヒョイ。わかった?」
「……あー、そ言う事」
成る程、家入は感覚派側の人間か、論理的な説明は期待できないな。仕方ない…
「家入、苦労かけるが実際使ってみてもらっても構わないか?お前が反転術式を使う所見た事がなかったから」
「いーけど、何、怪我してんの?」
「いや、今から作る」
俺は親指を噛んで血を出す。家入は若干目を見開き驚くが、ため息を吐き俺に反転術式をかける。
「はい、終わり。と言うかアホなの?よく自分の指噛んで血出せるね」
「いや、充分。ありがとう」
「って、なんで写輪眼の状態にしてんの?」
家入は少し驚きながら俺の眼を見つめる。そう、俺は家入の反転術式を写輪眼で見てみたのだ。
「いや、ちょっとな。後は試すだけ……って、家入どうした?」
「…なんもない、後近い」
「す、すまない」
少し怒らせたか?まぁ近すぎた俺も悪いし謝罪はした。取り敢えず近くにあったカッターを持ち、切傷を作る。俺は写輪眼の状態で先程行った家入の反転術式をやってみるが…
「(な、なんだこれ…呪力操作が難しい!)」
「マジか…」
傷は少しずつ治っていくが家入の反転術式より程傷の塞がりが遅い。家入も何か言ってるがそんな事聞く余裕がない。数分かけてようやく傷を治す事ができた。
「はぁ…はぁ、これ相当集中力がいるな。お前はこれを数秒で治せるんだろ?」
「スゲーだろ?それにあのクズ共よりセンスあんじゃん。私にはまだ到底及ばないけどな」
すごいドヤ顔、まぁ事実今の俺の反転術式はコピーしてみたが完璧な反転術式までは行かなかった。写輪眼とて万能ではない。反転術式はセンスが一番大事な事がよくわかった。
「教えたから報酬に飯奢って」
「構わないが、何食いたいの?」
「寿司」
「はいはい。寿司はどっち?回転?回らないやつ?」
「今回は回転の気分だがら回るやつで」
「了解、着替えて来るから部屋から出て」
「はーい」
家入は返事をし部屋から出ていく。しかしあいつ…
「なんで、耳赤くしてたんだ?もしかして風邪でもひいてるのか?」
閃凪の部屋を後にし、部屋に戻り硝子は着替えずに自室のベッドに倒れ込んだ。枕をギュッと強く抱きしめ、顔に押し付けていた。
「あーくそっ、顔あっつ」
呟いた硝子の顔は赤く染まっていた。
尾獣は呪術よりにして出して欲しい?
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出して欲しい
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必要ない
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どちらでもいい
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作者に任せる