もう一つの万華鏡の組み合わせは決めてますのでその時をお楽しみに!
ご協力ありがとうございます!
「………」
「ヒマー、退屈ー」
「……」
「内葉ー、聞いてる?なんか面白い話とかないの?てか、スゲー綺麗な姿勢だな」
「……」
現在俺は自室で瞑想をしている。こう言う暇な時には偶に瞑想をして心を静めて無心になり、何も考えずリラックスするのが一番だ。
「メッチャ集中してんじゃん。なに、将来坊さんでも目指すの?」
「……」
今日は俺は朝から暇で瞑想をしていた所暇つぶしを求めて家入が部屋を訪ねた。毎度思うが何故俺の部屋に来る?けど、こんな事で乱されるような俺じゃない。
「ピクリともしないじゃん」
今悟と傑はそれぞれ任務にでておりしばらくは帰ってこない。家入も任務で怪我をした術師を治し終わらせたらしい。俺も最近は任務漬けで数日は戻れずようやく時間が出来たのだ。
「(あの術はまだ改良の余地がある…後は血継限界の術が出来るようになれば…)」
「…ふー」
「ひぁわぁっ⁉︎」
突如、耳に息を吹きかけられ変な声を出してしまい隣を見る。隣にはいつの間にか近くによった家入がいた。
「い、家入、一体何を⁉︎」
「ははっ!イイ声出すじゃん。ウケる」
家入は悪戯が成功した子どものような笑顔を浮かべた。俺は耳を抑えることしかできなかった。
「ウケるな。こっちは驚いたんだぞ…心臓に悪い」
「ふふ。オマエもそんな顔するんだな……かーわいい」
「うるさい…」
瞑想どころではない…メチャクチャ顔が熱いのがわかる。するとカシャっと音が聞こえ見ると、家入は携帯で写真を撮っていた
「おい、何故写真を撮る?」
「ん?内葉の中々見ない顔だったから。それと、さっきの声もしっかり録音したから」
「……今すぐ消すんだ」
「んー、どうしようかなぁ」
やばい、もし誰かに送ったりでもされたら、ましてや悟や傑に送られたら弄られること間違いなしだ。
「家入頼む、出来る範囲でなら何でもするから消してくれ」
「なんでもって言った?」
「食いつくの早っ。出来る範囲、でならだが…」
「じゃあクズ共に送られたくなかったら私に少し付き合え」
「それもはや脅しだよな?後付き合えって…何に付き合うんだよ?」
「買い物」
「構わないが。でもいいの?こう言うのは確かデートには変わりないだろう?」
こう言う男女とのお出かけをデートと聞いた事がある気がする。けど何故俺を?
「別に。クズどもならともかく、内葉とならいいよ」
「……そうか」
「五条はまんまクズで夏油の奴も割とナチュラルクズだし、閃凪は私ら同期の中じゃかなり常識人で歌姫先輩もメッチャ良い子だって評価してたよ」
「それは家入もだろ?俺にも同じこと言ってたぞ。まぁ、悟はクズの権化だし」
「ふはっ!クズの権化ってw」
「傑は悟よりかはマシだけどちょくちょく黒い事言ってるからな。歌姫先輩は正直素直に尊敬出来るし周りからも好かれる性格してるから教師とかやったらいい先生になりそう」
「歌姫先輩が教師か…メッチャ想像出来てウケる」
「だろ?」
けど、俺は悟の事は嫌いにはなれない。むしろ手のかかる弟?みたいなもんだ。傑は見た目の割に正義感が強く真面目で他者の為に戦える優しい奴だが、それ故に危なっかしい所もある。
歌姫先輩は実力は劣るかもしれないが、相手の事をよく見ており人柄もよく相談事を聞いてもらっていたりしていて頼りにもなるし…一緒に任務の時は緊張していた際に声をかけてくれ気を遣ってくれたりなどしてくれた。
「後話戻すけど、行くの?行かないの?」
「行くよ、行かなかったらそれあの2人に送るつもりだろ?」
そうして俺たちは東京の街へ繰り出したのだった。
「そう言えば内葉って普段暇な時何してんの?」
移動中の際家入が話しかける。そう言えば普段暇な時何をしてるかは話した事がなかったか気がする。
「普段か、読書とかそれなりの娯楽には手を出してるし、レンタルしてビデオを見てたりとか。後は個人鍛錬に新しい術の開発とかな」
「フーン、因みに何見てるの?」
「仮面ライダーかな?特にクウガはおすすめ」
「意外…あんたそう言うの好きなんだ」
「見るのは好きだぞ?内容も結構惹かれるし、家入は何見てるの?」
「ブラックジャック」
「違和感が仕事をしないのが逆にすごいな」
凄い容易に想像出来る。家入も常にメスを持ち歩いてる上、怒ってる時はよく悟や傑にメスを突きつけている姿を見ているからどっかのブラックジャックか?と本気で思った事がある。
移動は電車を使いショッピングモールへ向かった。とはいえ、俺は買いたいもはないし必要な物も今は足りてるから見るだけしかない。
「内葉は荷物持ちね」
「了解、それくらいならお安い御用だ」
家入は俺に荷物持ちをさせてくる。これくらいなら全く問題ないし修行していた時の方がまだ辛い。ただもし2人がいた場合荷物持ちは傑はやりそうだけど悟はしないイメージが出来き文句を言う姿が容易に想像出来る。
「これどう?」
「ああ、似合ってるよ。けど、その衣装だと帽子も加えたら更によくなるんじゃないか?」
「帽子ね…ラジャ」
そして現在服を選んでいるのだが長い。服を買うとの話だったが、服といっても上着からシャツから帽子からズボン、そして
「よし、次はあの店に…」
「俺は絶対入らないからな?」
「ほぉ、ならこの写真と音声をクズ共に」
「やめろ!」
しかも脅されて無理やり入ることになった。しかも…
「こんなのはどうだ内葉?」
「いちいち見せなくてもいい!少しは恥じらいを持て!」
「可愛い反応するじゃん。あっ、白と黒どっちがいい?」
「………黒」
「スケベ」
「おい」
そっちが聞いてきたんだろうに、下着まで買う上にいちいち見せてきて感想を聞かれるのだからめちゃくちゃ時間がかかる上恥ずかしい。精神的にもキツいし視線が痛い(主に女性からの)。
「ねぇ…あの人すごくイケメンじゃない?」
「うん、俳優かモデルか何かかな?」
「ヤバ、黒髪黒目のイケメン、それに身長も高いしタイプなんだけど」
「どうしよう、話しかけてみようかな…」
「ても、一緒にいた子…彼女さんじゃない?じゃなきゃここに入らないだろうし」
「確かにそうだよね。残念…」
近くにいる女性がこそこそ何か言っている。そりぁそうだろう。女性用の下着売り場に男性がいたらさぞ不快だろう。
「(早くしてくれ家入!)」
そしてようやく選び終えた家入と共に会計を済ませ俺は即座に店から出た。その後も買い物は続き気がつけば荷物も増えていた。
「本当に女性の買い物は長いんだな。正直舐めてた」
「腐っても私も女の子だからね。女の子の服選びは時間かかるものだよ。呪術師やってると金払いもいいし、高い物も買えるしね」
確かに呪術師は金払いはいいがその分命の危険も伴うイカれた場所でもあるが、それでも
「家入も立派な女の子だろ?」
「……褒め言葉として受け取っておくよ」
「俺は思ったことを言っただけなんだが…」
「そう言う所だぞ」
「何がだ?それと、買い出しはこれで終わり?」
「まあ終わりでいいよ。お腹すいたし……なんか奢って」
またそうやって何か奢らせようとする。けど荷物持ち以外何もしてないからいいか…
「何食いたいの?」
「中華」
「了解」
結局その後、少しお高めの中華料理店へより、ご飯を食べて後ゲームセンターで遊んだり、適当に歩きながらゆっくりして、帰りの電車に乗りそのまま帰路につく。電車の中は人は少なく席に座り目的地の駅に向かう。
「ふぅ…一先ずこれで終わりだな」
「ん、今日はありかだと。おかげで助かった」
「いいよ、なんだかんだで楽しかったし…あのお店のことを除いてだが」
「ははっ、あの時は結構可愛い顔してたな」
「可愛い言うな。それと、買い物付き合ったんだから約束は忘れてないよな?」
「ん、ちゃんと削除してるから安心しろ。なんだったら縛りでも結ぶか?」
「いや、その言葉が聞けたら充分…」
流石にこんな事で縛りを結ぶほど馬鹿じゃない。家入は物事はハッキリ言う性格だから裏表がない。電車は走り出し俺は外の景色を眺める。しばらくして隣を見ていると家入の様子がおかしかった。
「家入?」
「…ウーン?」
「もしかして眠い?」
「かも…」
「着いたら起こすから、いいよ寝てて」
「んじゃぁ…お言葉に、甘えるわ」
家入は数分もし、俺の肩に頭を乗せ規則正しい寝息をたて眠った。
「(それもそうだよな。反転術式を他者に施せる上、相当な技術と集中力がいる。そして処刑した呪詛師含めて多くの人の遺体を見て調べているんだ…精神的にも家入が一番キツいのかもな…)」
本来10代の高校生にやらせる事ではないが、家入はヒーラーとして任務は怪我や負傷した呪術師の治療や遺体の解剖など精神にくるものが殆どだ。徹夜なんて当たり前だし、偶に任務に同行する事もあるが基本赴く事は少ない。
「お疲れ様。それといつも助かってる。ありがとな…家入」
ホントは起きてる時に本人に伝えたいがあいにく寝てしまっている。任務先でも安心して呪霊を祓う事が出来るのは家入のサポートがあるからだ。
「(しかし、よく寝てるな…)」
肩に寄りかかってるせいで無闇に動けずそのままじっとするしかなかった。
♪〜
「(誰だ?)」
すると携帯から着信音がなり画面を開くと悟からのメールだった。
『任務先に呪詛師いたからボコった♪』
「………ハハっ」
ツーショット写真付きで送られて来た。しかも呪詛師は顔面をボコボコにされ無惨な姿になり伸びており…悟はピースポーズを取っていた。悟の敵じゃないだろうにその呪詛師は馬鹿なのだろうか。思わず笑ってしまった。
「…んんっ……」
隣を見ると家入が薄く目を開けており起きかけていた。
「あ、悪い家入起こし「い月…」ん?」
「赤い、月みたいで……綺麗、だな。昔と変わらない…」
「え」
「………」
家入はまた目を閉じて寝息をたてまた眠った。けど、それよりも…
「寝言、か?……いまの」
『赤いお月様みたい!』
昔…幼い時に会った女の子も赤い月みたいだと、同じ事を言っていた。写輪眼を開眼してるのはこの世でもう俺と…父さんだけだ。
「いや、まさかな…」
結局その後、高専に戻るまで俺は無言のままだった。いや、ボロは出さないよう最低限返事はしたが別の事で頭がいっぱいいっぱいだった。
螺旋丸はあり?無し?
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あり!
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無し!