やはり間違ってるよこの話   作:正葉

6 / 14
今回はお姉さんが登場です


柳啓介も怒る時は怒る

「兄貴遅い!」

「あー悪い悪い、っで姉さんは?」

「ん?もうすぐだって」

なんだよ。俺より姉さんの方が遅いんじゃん。

今日は俺達兄妹が約一年ぶり揃う。しかし俺自身も姉さんに会うのはそう久しぶりでもない。

編入試験の時は姉さんの家に泊まったからそれ以来だな。

てかあの人お盆も正月も帰って来なかったからね。親戚もびっくりだわ。

美和はそれこそ姉さんが大学生なってからは一回も会ってないんじゃないんだろうか。心なしか美和の嬉しそうな顔をしている。うん我が妹ながら可愛いぜ!

なんだやっぱ千葉県民になるとシスコンになるのか?

「何?兄貴?」

そんな俺の視線に気づいた美和が不思議そうに聞いてくる。

「いや、なんでもな……うわっ!」

急に目の前が暗くなった。あれ?俺ポケ○ンバトル負けたっけな?

「だーれだ?」

っという甘い声が俺の耳を刺激する。

「はぁ姉さんだろ…」

「えーなんかその反応冷たいー!」

柳美保。大学二回生だ。

「お姉ちゃん!久しぶり!」

っ美和が姉さんに抱きつく。

よっぽど会えて嬉しいんだろうな。

「あー美和ちゃん久しぶりだねー。大きくなって」

あんたは親戚のおばちゃんか。

「ほら、啓介もお姉ちゃんの胸に飛び込んで来ていいんだよっ!」

「行かないよ。とりあえず店入ろうぜ」

そう言って俺は歩きだした。

「啓介そっち逆、店こっちだよ!」

「・・・・・・・」

やばい、死にたい。

 

俺達が入ったのはサイゼリヤだった。

まぁ無難だよね。安くて美味いし。俺は結構好きだ。

「っで啓介。彼女できた?」

「・・・・できてない」

なんで最初の質問がそれなんだよ…。

「えー。じゃあ美和は?」

「私も…できてない」

「そういう姉さんは?」

「なに?気になるの?」

うわーめんどくせっ!

「まぁ先週別れたんだよねー」

「・・・・・」

思わぬ発言に俺と美和は絶句した。来る!アレが…。

「だって聞いてよ。あいつ私の前で元カノの話しかしないのよ?!もうずっと!そんなに元カノがいいんだったら…」

あーあ始まったよ。姉さんの男絡みの愚痴が。

酒を飲むペースが尋常じゃない。

美和がなんとか慰めようてしてるが姉さんは止まらない。

おいおい、もうワインあけちゃったよ。

「もう男なんて嫌よ!啓介!私を抱きなさい!」

「抱けるか!」

この人はマジで何考えてだよ。何、堂々と人前で抱きなさいとか言うなよ。しかも弟に。アウトだよ?犯罪だよ?

「おいおい姉ちゃん。そんなに抱いて欲しいなら俺が抱いてやろーか?なんだ、超美人じゃん」

そこにはいかにもDQNって感じの二人組の男達が絡んできた。

ほらーもうこういうのあるからめんどくせーんだよ。

つかこいつもこいつでこの酔っ払いの何に惹かれたんだ。乳か?乳なのか?

「じゃあ俺はそこの可愛子ちゃんにしよーと」

おそらくそれは美和のことだろう。てかこいつら絶対俺いないことにしてるよな。ひどい奴らだ。っておい、美和!目が腐ってるぞ戻ってこい!そのままじゃ比企谷みたいになっちゃうぞ!てか姉さんも姉さんでこのタイミングで寝るな!

「おい、そこのお前は帰っていいぞ」

あれ?なんだ忘れられてなかったのか。

「いや、流石に兄妹おいて帰るわけにも行かないんで」

はぁマジめんどくせ。

「安心しろ俺もすぐにお前のお義兄さんになるからよ」

「じゃあ俺はお前をお義兄さんと呼んでるやるよ」

「気持ち悪いから死ね」

だからDQNは嫌いなんだよ。てか今のもう雪ノ下さん並みの暴言だよね!

「なんだお前なめてんのか?」

「痛い目あいたくなかったら帰れってつってんだよ!」

お前らそれ死亡フラグだからね?

まぁいっか。せーのっ!

「ドーン!!」

え?俺がなにしたかって?

普通に男二人の顔面を殴っただけです。

 

「あーもうマジありえないんだけど」

「だから悪かったって!」

「啓介はいつまでたっても子供だねー」

「元はといえばあんたのせいだ!」

あのあとDQN二人は俺に殴られたあとどっかに逃げてなぜか俺達だけ店側に事情を聞かれた。

まぁ正当防衛という扱いにしてくれたのでこれ以上事は大きくならないだろう。

すっかり遅くなっちまったな。もう23時まわってんじゃん。

「じゃあお姉ちゃんこっちだから」

「分かった、気をつけて」

「うん、お母さんによろしく」

「バイバイお姉ちゃん!」

「うん、またね美和」

美和が寂しそうに姉さんの背中を見つめている。いやいや、そんな深刻な顔しなくてもいいだろ。

「てかさ兄貴」

「ん?」

「結局兄貴はあの二人になんで怒ったの?」

なんだ急に?そんなの決まってるじゃないか。

「帰っていいぞとか言われたからムカついた」

「・・・・そんな事だろうとおもった」

妹よ。どうしてそんなに俺を残念な人を見る時の目で見るんだ。

「まぁいいよ。それが兄貴だもんね」

そうだ、それが俺だ。自分のことでしか怒れない自分大好き人間。

それが俺、柳啓介だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




6話はなんかグダグダになっちったな
いやグダグダなのはいつもか。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。