「…見えますでしょうか! アレが今回の事件の犯人が立てこもっているビルになります! 」
多くのヴァルキューレ生に囲まれ、物々しい雰囲気を放っているビルを大仰な動作で指し示し、クロノススクールの女子生徒…
「さぁ! ここで今ニュースを見始めた、という視聴者の方の為に事件のあらましを語らせて頂きます!
ヴァルキューレ警察学校が、近隣の宝石店に強盗に入ろうとしていた悪名高い犯罪グループの情報を掴み、事が起こる前に拠点に踏み込んだ…までは良かったのですが、大立ち回りの末にものの見事に犯人のうち12名を取り逃し、挙句の果てに今目の前のビルに逃げ込まれ、屋内の人々を人質に取られて交渉せざるを得なくなっている…という、まさに大失態と言える状況です!
この連邦生徒会公認の治安維持組織としてあるまじき失態には、うちのデスクも『向こう半年はつつけるネタができた』と大喜…え? 嘘を垂れ流すのはやめろ?
ヴァルキューレへの風当たりも強くなりそうですが、デスクからの風当たりも随分強くてやってられませんね! しかし私はこれしきの事では…」
ぶつり。
音声と映像が途切れ、手持ちの端末の画面に『しばらくお待ちください』というテロップが出る。
「まーたそれ見てたの? 」
見計らったように─いや、事実音声が途切れるのを待ってくれたのだろう─呆れたような声が投げかけられ、目を上げる。
眼前に居たのは予測通り小柄で黒髪の犬耳少女…つまりは我が愛すべきDOG小隊の一員だった。
「私達にはもっと正確な情報を得る手段があるじゃない、そんなの見ても仕方ないと思うけどなぁ…」
「まぁそう言うな
つまりこれは彼女らが致命的な情報を流していないか、という監視も兼ねた行動なのさ…例えばDOG小隊が現在突入作戦の準備中、とかな」
「ふーん」
興味無さげにそっぽを向くDOG2…任務に出る度しているこの問答も、今日は楽しく思える。
…思えば結局SRTを去る時までニュースを聞く事の有用性を納得させる事はできなかったな。
「ねぇ、
そっぽを向いたままDOG2が尋ねる。
「所詮私は守れなかった人間だ、ここに居る資格は無い。
もっともSRTという名自体すぐに無くなってしまうだろうがな」
「…それでも私はSRTが廃校になる瞬間まで、DOG1に隊長をして欲しかったよ? 」
「…幸せ者だな、私は」
いかん、柄にも無く涙が出てきた。
任務前にこんな調子では酷いミスをしそうだ、気持ちを切り替えなくては。
「ま、こんな湿っぽい話は今晩の送別会ででもすればいい、今は任務に集中したまえ、DOG2」
「はいはい、わかってるよ〜…確か、DOG1が全額奢ってくれるんだったよね? 」
「んなっ!? 誰だそんな嘘流したの! 」
なんで気持ちを落ち着けようとして方向転換した先にこんな地雷があるんだ!
…まぁ実際のところはこういうイタズラはされるだろうと思っていたし、流した人間にも心当たりがあるので言うほど驚いてもいないが。
『ああ、それなら私だ』
『ええ!? 嘘だったんですかそれ!? 』
「やはり貴様かDOG3! そしていつもいつも簡単に騙されるなDOG4! 」
タイミング良く2つの声─クールな口調で低い声の嘘つきがDOG3、騒がしくて高い声の被害者がDOG4─が通信機に入って来たのでしっかりと叱っておく。
まぁ我の強い奴らだが、私に叱られれば従ってくれる辺り、手綱は取れていると信じ…
『良いじゃないかDOG1、我々は君の指揮の下よくやってきた。
最後に焼肉くらい奢られてもバチはあたらないんじゃないか? 』
『あっ、嘘はいけないけどそこは同意です! …というか普通に他人のお金で焼肉行きたいです! 』
「あらら、2人とも期待してるね〜。
これはもう何も無しじゃ済まされないんじゃなーい? 」
…前言撤回、もう少しキチンと教育しておくべきだったようだ。
とはいえもう私はヴァルキューレに転入する身、再教育には時間が足りないし、そもそも今は任務中…ええい面倒だ、この話の残りの処理は未来の私に丸投げとする!
「…はぁ、その話こそ後にするとしよう、今は任務に集中だ。
2人とも、通信を飛ばしてきたという事は既にポイントには到達していると見て良いんだろうな? 」
『無論さ、そこまで不真面目になったつもりは無い』
『そりゃあもうバッチリです! 』
「結構、それでは作戦を開…」
宣言を下そうとした時、DOG2がおもむろに手を挙げ、発言を遮った。
「あ、それなんだけどさ…本当にアレ、使うの?
一応聞くけど用意しといた別の作戦とかは…」
「…? 無論使うが、むしろ使わんなら私がこんな後方に居てはいかんだろう」
…DOG3がなんとも言い難い表情をしている、見たところどうも馬鹿だと思われているらしいな、心外だ。
「あーあー、DOG1はスペックだけ見ればマトモなのに根本的な部分が静かに壊れてるんだもんなぁ」
『うぇ!? アレこそ冗談じゃなかったんですか!? ボク、あんなの乗るの本物の馬鹿だけだと思ってました…』
『私はそうするだろうとは思っていたがね。
ま、せいぜいヘイローが壊れないように気をつけたまえよ、折角の奢りの予定が台無しになってしまうからね』
お、思ったより散々な言われようだな…私はそんなにおかしいだろうか…。
「むぅ…一応エンジニア部の方で試運転もしたし、何よりDOG2がエスコートしてくれるから問題無いと私は思ってたんだがな…」
「まーたそんな事真顔で言って…はいはい、それじゃエスコートはカンペキに決めてあげるからDOG1もしっかり仕事してよね」
「そこは任せろ」
親指を立ててニヤリと笑っていると、通信機が再度音を発する。
『おアツいお二人の邪魔をするのは申し訳ないが、これでも私達はもう敵地に居てね…そろそろ始めて貰えると助かるんだが』
「失敬、それでは…」
言葉を切り、息を大きく吸い込む。
「DOG小隊最後の任務を開始する! 各員、気を引き締めろ! 」
「『『了解』』」
───────────
「遅いっ! 」
機械の男の怒号がビル内に響き、管理しやすいようにひとかたまりに集められた人質達を身震いさせた。
しかし、運良く─と言って良いのかはわからないが─その矛先は人質ではなく階下から交渉の経過を知らせに来た仲間へと向かう。
「ヴァルキューレとの話はまだつかないのか! このまま篭城している訳にはいかないんだぞ! 」
「…! …! 」
男の勢いに反して部下からの返答は無い。
それもその筈、男は逸るあまり部下の襟首を締め上げてしまっていたのだ…それも息すらできないほどに。
部下が必死の形相で襟首を掴む手を叩かなければ恐らく男は部下を絞め殺してしまっていただろう、それほどに男は焦っていた。
「はぁ…はぁ…ええと、離して頂けたのは恐縮ですが、残念ながらヴァルキューレとの交渉は未だに平行線で…」
「もういいっ! この役立たずがっ! 」
床にへたり込みながら報告する部下の腹に痛烈な蹴りを叩き込み、蹴られた部下が無様にもがきながら床を這って逃げていく姿を見てひとまず溜飲を下げる。
(クソッ! どいつもこいつも…早くしねぇと応援が来ちまうだろうがよっ…!
それにこのビル…トイレぐらいしか窓の無い部屋がありゃしねぇ、なんて不運だ! 今日は厄日ってやつか?
とにかく膠着状態のうちに何か…そうだ! )
「おい、誰でもいいから人質1人こっちに寄越せ」
「はっ! 」
指をさされた部下が先程までビルで通常の業務をしていただけなのに両手両足を縛られてとんでもない事件に巻き込まれてしまった哀れな一般柴犬を無造作に持ち上げ、男の下へと投げて寄越す。
「ひっ…ひぃ…」
痛みに反応する事すら忘れて怯えるその柴犬を哀れと思うことすらせず、男は柴犬の上にかがんでその目の奥を覗き込む。
「よう、ちょいとアンタにやって欲しい事があるんだが、構わねぇよなぁ? 」
有無を言わさぬ威力を持ったその声は、怯えきった柴犬の首を容易く縦に振らせた。
「ハッハッハ、そうかそうか! ククク…まったく素直で結構だ」
必死に首を振り続ける様子が余程気に入ったのか、男は腹を抱え、少し真似るような動作をしながら笑い…そして…
「じゃ、そっから飛び降りろ」
唐突に真顔になってそのどこまで哀れな生け贄に向かってビルの窓を指し示した。
「そっ…そんな! こんな高さから落ちるなんて、下手したら大怪我なんかじゃ済まない事に…」
「何言ってんだ、
まだヴァルキューレが譲らねぇのは俺達の事を舐めてるからだ、人質にどうせ手は出せまいと思ってるからだ。
だからお前を落として見せつけてやんだよ、どーせ人質なんざまだまだ残りが居るんだからよ」
最早話すことすらできずにガタガタと震える人質の様子をひとしきり楽しんだ後、男は人質の首根っこを捕まえてぶら下げ、反対の手に拡声器を手に取って窓へと近づき、開ける。
『あーあー、聞こえるか、ヴァルキューレの諸君。
諸君が冬眠しかけの亀よりもノロマなせいで、今から1人の市民が犠牲になる事となった。
残念だがこれは決定事項だ…それから我々の要求が認められなかった場合、哀れなこの市民の後にも5分に1人のペースで落としていく事とする。
諸君らが賢明である事を我々も期待している』
男は一旦言葉を切り、眼下の群衆が怒号を上げながら右往左往しているのを満足げに眺め、遂に決定的な一言を発した。
『それでは今からこの市民を路上へ叩き落とす!
諸君らもよく見ておけ、これが諸君らの罪のあか…ぼごっほぉ!? 』
…直後の状況をすぐにのみ込めた者は恐らくこの場には居なかっただろう。
なにせ先程までそれはそれは楽しそうに語っていた男を、上空から高速で飛来した黒い何かが轟音と共にガラスを突き破って弾き飛ばしたのだから。
「くっ…クソッ! 何が起こった!?
砲撃? いや、コイツはっ…! 」
飛びそうになる意識をなんとか繋ぎながら男が上体を起こすと、男を弾き飛ばしたのであろう物体が目に入り、これまで見せたことが無い程に大いに焦った様子を見せる。
そんな反応を引き起こしたソレは、砲弾としては見たことが無いほど巨大な球状の物体で、奇妙な事には表面に何本かの継ぎ目が走っていた…まるで、今から割れますよ、とでも言うかのように。
「テメェら伏せろーっ! 」
男の言葉から一瞬遅れて炸裂音が鳴り響き、黒い物体の外側が弾け飛ぶ。
飛ばされた破片はそのまま戸惑いながらも言葉に従って伏せようとしていた部下達に命中、意識を刈り取る。
後に残された砲弾であった筈の物が土煙の中から姿を現した時、男は再度驚愕した。
…しかしこれによって男を小物と言うことはできないだろう。
なにせソレは真っ黒いプロテクターを装備した人型の物体に変わっているばかりか、頭には
「…想定通りの挙動だな、流石マイスターは良い仕事をしてくれる。
市民の方々、遅れた上に手荒で申し訳ないが、助けに来た。
私が来たからには最早危害は加えさせん」
「クソッ…人間大砲だと!? ヴァルキューレがここまでイカレてるなんて聞いてねぇぞ! 」
突然の救いの手に少々戸惑いつつも沸き立つ人々を後目に、男は着弾の衝撃で自分の近くまで飛ばされていた柴犬を再度掴んで銃を突きつけ、叫んだ。
「よお、そこのイカレ女! テメェがどんだけ強いか知らんが、ちょいとでも動いてみろ、テメェの大事な大事な市民に風穴開けんぞ!
わかったらさっさと武装を全部解除して手を上げやがれ! 」
「犯罪者にイカレ呼ばわりされるのは甚だ不本意だが…よかろう、ちょうど危害は加えさせんと誓った所だ、翻す訳にはいかん。
…これで満足か? 」
何らかの操作を行うとプロテクターが音を立てて剥がれ落ち、金の髪が、服越しにもわかる鍛え上げた肉体が顕になる。
間違いなく、そこにはSRT生の奥野トオルが手を上げて立っていた。
「無茶苦茶しやがる割には随分と素直だな」
「無論、下手を打って人質を傷つける訳には行かないから…なっ! 」
静かに話すフリをして、トオルは脚を気合と共に振り抜いた。
未だ脚についていた装甲片が銃弾のようにカッ飛び、男の腿へ向かっていく。
…が、しかし、それを予想していた男もまた身を躱す。
装甲片は男を掠めるに留まり、後ろの壁のコンクリートをぶち抜いてどこかへ飛んでいってしまった。
「バカがっ! 不意打ち狙うならもっと演技を…!? 」
駆け引きに勝ち、調子に乗った男の言葉に続く『磨くんだな』という言葉は、しかし放たれる事は無い。
彼は勝ち誇るよりも先に自分がどんな相手から目を逸らしてしまったのかを嫌という程思い知らされる羽目になったからだ。
目を上げた男の視界に映ったのは、瞬間移動でもしたのかという勢いで距離を詰めていたトオルが腕を振り上げている姿で…そしてそれも次の瞬間には腕を振り下ろした物に変わっていた。
バキン! という嫌な音が響く。
「うっ…うわあああっ! 」
男の口から凄まじく情けない声が漏れる。
金属製の腕を
それでも、男は反撃の為に握っていた銃の引き金に指をかけ…。
次の瞬間にはもう、メシャリ、という音とともに宙に舞っていた。
人間は危機に瀕すると体感時間が引き伸ばされると言うが、男も機械でありながらその例には漏れなかったらしい、今の男には状況が何より良く見えていた。
視界の端でキラキラ光る自分の物であろう割れた液晶の破片。
衝撃で手から滑り落ちる銃。
そして、この短時間で手刀から体勢を切り替えて拳を振りぬいたのであろう姿勢のトオル。
これらの光景は最早男の勝とうとする気持ちを完全に削いでしまった…だからこそ、彼はついに狙いを1つに絞った。
「ぐえっ! 」
どこかの部品であったのであろう鉄の破片をばら撒きながらも、男はなんとか意識を失わずに着地し、勢いを利用して目的の場所に辿り着く。
「へっ…へへっ…詰めが甘いんだよテメェは! 」
その場所は、階下へと繋がる階段。
そこに向かって男が吠える。
「テメェら侵入者だ! 上がってきて戦いやがれ! 」
「なんだと! 待ってろすぐに行く! 」
男の声に応えるくぐもった声と共に、フルフェイスヘルメットを被った女子が1人、階下から姿を現す。
「1人ぃ!? そんなんで足りるか! もっと連れてこいよぉ! 」
そのヘルメット女子は悲鳴か命令か懇願か、それすらわからないような声で喚く男に近寄ると、態々耳元に口を寄せて言った。
「いいや足りるさ、君のような満身創痍の負け犬1匹程度ならね」
「なっ! まさかテメェッ…! 」
男はそこから先の言葉を紡ぐ事ができなかった。
女…DOG3が脱ぎ捨てたヘルメットを男の顔面に投げつけ、意識を完全に刈り取ったのだ。
美しい銀髪を靡かせ、切れ長の青い瞳でDOG3は沈黙した男を流し見、嗤う。
「ヘルメット団は便利だが、顔が隠れているというリスクは承知しておくべきだったな。
次はもっと…失礼、もう眠ってしまったのだったか」
イキイキとした顔で首謀者の男を煽り散らかすDOG3を見て嘆息しつつ、トオルはその頭を軽く叩いた。
かなり良い音が鳴り、DOG3が顔を顰めていたが、あくまで軽くである。
「DOG3、階下を制圧したなら報告しろ、そうしていればその男が無い希望を抱いて抵抗する事も無かった筈だ」
「あー、失敬、忘れていたんだ。
決して社会のゴミが無様に足掻くザマを見る為では無いとも、本当さ」
あまりに白々しい様子に半目になっていると、DOG4から通信が入る。
『DOG4、上階の制圧完了しました! 拘束も済んでいるので応援行けますけどどうします? 』
「DOG1、了解。
此方もリーダー格と思われる人物を制圧し、人質の保護を完了した。
拘束はまだ済んでいない、合流して手伝ってくれ」
『DOG4、了解』
トオルは通信を切って通信機を耳から外した。
「どう思う、DOG3」
「犯人の拘束は急務だと思うかな」
「まったくその通りだ…後で覚悟しておけ」
「ハハハ、貴重な指摘への褒美なら今晩の焼肉に上乗せしておいてくれ」
「本気で褒美を貰えると考えてるなら頭の方を見てもらった方が良いかも知れないな」
倒れた敵の部下達から武装を剥ぎ取り、手足を縛って転がす作業をしつつ、仲間とじゃれあうという器用なマネをしていたトオルが少し、悲しそうな顔をする。
「なんだいそんな顔して、まだ任務中だぞ?
大体別にお互い今生の別れって訳じゃないんだ、そんな風にする事ないだろう」
「…そうだな、すまない」
『なーにー2人とも、湿っぽくなっちゃってさー。
私も気まずいんだけどー? 』
『えっえっ、なんか悲しい話ですか!? 私すぐ着きますから待ってて下さい、ついたらニッコニコにさせてみせますので! 』
通信機から聞こえる騒がしい声に耳を傾け、僅かに微笑む。
なんと居心地のいい場所だろうか…いつの間にかそんな風に考えていたトオルは、頭を振ってその考えを追い払う。
守る事をやめた己に、そんな資格は無い…そう思ったのだ。
…それに、いくら惜しもうとここを離れるのはもう決まっている。
だが、それでも、トオルには惜しむのをやめる、なんて事はできなかった。
(オリキャラ、オリ組織紹介)
『DOG小隊』
SRT特殊学園の2年生で構成された小隊、特徴は全員が犬耳である事と、小隊員同士の得意分野がかなりハッキリと分かれている事。
SRTで最も優秀な小隊がFOX小隊なら、SRTで最も強力な小隊はDOG小隊である、とされる超武闘派集団でもある。
連邦生徒会長失踪後に実質的に活動を停止していたSRTの各隊とは異なり、DOG1(奥野トオル)の指揮によって活動を続けていた。
しかしながらその活動内容が、SRTの本来の領分を越えるような物であったり、そもそも申請が行われていなかったりと破天荒が過ぎた為、今まで手出しのできなかった重大犯罪が明るみに出るなどの功績を挙げてはいたものの、SRT廃校派を勢いづかせる結果となった…と、公式記録には記してある。
各隊員の得意分野は以下の通り
DOG1:護衛、突撃、基地攻略
DOG2:サイバー戦、情報処理、砲撃
DOG3:潜入、追跡、陣地作成
DOG4:治療、修理、狙撃