これまでこの作品を見ていただいて本当にありがとうございます!
最後にちょっとしたお知らせがありますので是非最後までご覧になってください!
「う~ん…」
「どうしたんじゃ鬼太郎。新聞ばかり見ておるが…」
「これ見てよ父さん」
俺は読んでいた新聞を父さんに見せる。
新聞には”ビル連続爆破事件”の事が載っていた。
これだけならまだ物騒な事件で済ませられたが問題は現場に居合わせていた人間の証言だ。
何でもビル爆破前には必ず顔のデカい妖怪がビルの中にいた人間達を脅かしていたらしい。
「もしや、朱の盆の仕業かのう…」
「朱の盆?」
「朱の盆は昔から人間を大きな顔を使って驚かせておる妖怪じゃ。じゃが、その朱の盆にこのような事が出来るとは考えにくい…」
「じゃあ、裏で朱の盆を操ってる奴がいるって事かな?」
「そうかもしれぬ…」
「…ちょっと調べてみよ」
俺と父さんは最後に爆破されたビルに向かっていった。
「ちょっと!やめてください!」
「良いじゃないの~!僕と一緒にデートしようじゃないか~!」
その道中、怪しげな男が女の子を無理やり連れていこうとしていた。
って、あの二人って…
「ねずみ男にユメコちゃん?」
「ゲゲッ!?鬼太郎!」
「鬼太郎さん!」
ユメコちゃんはすぐさま俺の後ろに隠れてしまった。
「どうしたの?」
「こ、この人にナンパされちゃって…断ってるのにしつこくて…」
「ねずみ男、君って奴は…」
「ぐぐ…」
「鬼太郎さん、この人と知り合いなの?」
そういえばユメコちゃんはまだねずみ男に会った事なかったっけ…
「彼はねずみ男。まぁ…私の友達だよ」
「ビビビのねずみ男様よ!君ユメコちゃんって言うんだ~。そんじゃ改めてデートを…」
「鬼太郎さん!友達はちゃんと選んだ方が良いわよ!鬼太郎さんは可愛い女の子なんだから騙されてたら大変よ!」
「大丈夫だよ。時々お金に目が眩んで裏切られたりするけどなんだかんだ考え直して戻って来るし」
「それ大丈夫じゃないじゃない!」
「あの~、聞こえてるんだけど…」
「…って、いっけない!ママからおつかい頼まれてるんだった!バイバイ鬼太郎さん!」
「バイバーイ!」
ユメコちゃんはその場から走り去っていった。
そういえばユメコちゃん、鏡爺の一件以来猫娘程じゃないけどスキンシップが激しかったりするんだよなぁ…猫娘が何か教え込んだとか…流石に考えすぎか。
「けっ!とんだ邪魔が入っちまったぜ!あばよ鬼太郎!」
ねずみ男は不機嫌になったらしく、その場から去っていった。
「気にするな鬼太郎。どうせすぐ元気になるに決まっとる」
「…それもそうだね」
俺と父さんは改めて事件現場に向かっていった。
しばらく歩いていると事件現場に辿り着いた。
ビルはボロボロに朽ちていて、無残な姿になっていた。
すると妖怪アンテナが微かな妖気をキャッチした。
「妖怪が微かに残ってるって事は、やっぱり妖怪の仕業か…」
すると消防車のサイレンが聞こえてくる。
「大変だ!またビルが爆発したってよ!」
「マジ!?見に行ってみようぜ!」
辺りにいた人達がそう言いながら走っていった。
「鬼太郎!追いかけてみよう!」
「うん!」
父さんの言う事に賛同した俺は走っていく人達を追いかける。
しばらく走っていると野次馬達が大勢集まっているビルに到着する。
うわっ!めっちゃ燃えてるな…
ん?あそこにいるのは…
「鬼太郎!あやつが朱の盆じゃ!」
「あいつが!」
あっ、逃げた!
「追いかけるんじゃ鬼太郎!」
「うん!」
俺は朱の盆を追いかけていく。意外と逃げ足が速い奴だな!
「待てぇーー!」
「ゲッ!?あいつは!」
朱の盆は更にスピードを上げて逃げていく!このままじゃ逃げられちまう…
だったらこれだ!
「髪の毛針!!」
「うわっ!?」
髪の毛針を朱の盆の足に向かって飛ばす。
「それっ!」
朱の盆が転んだ隙に霊毛ちゃんちゃんこで拘束する。
「この~!」
「もう逃げられないよ!」
「朱の盆!お前1人でここまでの事が出来るとは思えん!一体この事件の首謀者は誰じゃ!?」
「へっ!あんたがよく知ってるあのお方だよ…!」
「なんじゃと…?」
父さんがよく知ってる奴…?
「それって誰なのさ?」
「それはその目玉に聞くんだな…!」
朱の盆の手には水晶玉のような物が握られていた。
もしかして…!
「それ!」
朱の盆が空中に飛ばした水晶が爆発してしまった。
「ゴホッ!ゴホッ!」
「だ、大丈夫か鬼太郎!」
「な、なんとか…朱の盆は!」
朱の盆がいた場所にはあいつがいなくなっていて、朱の盆を拘束していたちゃんちゃんこが地面に落ちていた。
逃げられたか…
「父さん、朱の盆が言ってたあのお方って誰なの?」
「うむぅ…まさか…!」
その頃ねずみ男は路地裏のゴミをあさっていたが何も収穫がなかった。
「くそ~!可愛い子ちゃんには逃げられちまうし、金になるもんも見つからねぇし、碌なことがねぇな~!イテッ!」
イライラしているねずみ男はゴミ箱を蹴り飛ばすが裸足で蹴った為痛がってしまう。
「お前、金が欲しいのか?」
そこに老人が現れ、ねずみ男に聞く。
「それならわしに協力しろ。金ならいくらでもやろう」
老人は懐から大量の札束を取り出し、ねずみ男に見せる。
「おぉ~!こんな大金が貰えるならなんでもするぜ!」
案の定ねずみ男は金に釣られてしまった。
「契約成立だな…」
「…ってかあんたは?」
ねずみ男は老人の名前を聞く。
「わしは日本妖怪総大将、ぬらりひょんだ…」
ただいま『ゲゲゲの鬼太郎なTS転生者』のコミカライズ版を執筆しております。
詳しい詳細はまた後日お知らせします。
それではまた次回!