文月学園3学年VS2学年が終わってからもう数カ月が経った。この戦いには姫路さんの交換留学が掛った戦いだった。留学は姫路さんにとっていい経験になると思ってたけど彼女はそれを嫌がっていた。だから必死になって戦い、僕たちは3学年になんとか勝利することができた。これですべて解決・・っというわけにはいかなかった。今僕にとっての最大の問題。それは姫路さんと美波だ。僕は彼女たちから告白をされた。そして僕はまだ2人に返事ができていない。頭の痛い問題だよ。
美波はまっすぐな性格でそのままの自分として話せるし、一緒に遊んでると楽しくてちょっとした仕草がかわいい女の子。
姫路さんは何事もひたむきに、全力で、一生懸命に取り組む姿がとてもきれいで笑顔がかわいい女の子。
2人とも魅力的で僕なんかにはもったいない女の子、だからこそ頭を悩ませている。どちらかを受け入れればどちらかが悲しむ、だけどこのままにしておくこともできない。
「はぁ~、どうしよう・・・」
贅沢な悩みだってことはわかってるけど、あぁーもうっ!どうすればいいんだよ!!
僕はイライラして頭を掻き毟った。すると不意に学内放送が入った。
《2-F 吉井明久くん、至急学園長室に来てください。繰り返します・・》
「学園長室かぁ。なんだろ、また何か変な実験台にでもされるのかな」
そう思うと暗い気分になるが呼ばれたからには仕方ないから僕はトボトボと学園長室に足を向けた。
学園長室に着き僕はノックしてドアを開けた。
「失礼します」
「まだ返事もしてないのに入んじゃないよクソガキ」
いきなり暴言を吐いてきたのはこの学園の長、藤堂カヲル。もういい年なのに衰えた姿を見せないババア。ホントに妖怪なんじゃないだろうか。
僕は顔を顰めながら中に入った。室内にはババアだけじゃなく鉄人までいた。鉄人とはあだ名で本名は西村 宗一。トライアスロンを趣味とし、アマチュアレスリングの心得もある肉体派教師、通称鉄人。
「鉄人までいるなんて、一体どうしたんですか?」
「西村先生だバカ者」
ボコッっとげんこつを一撃をもらってからババアは口を開いた。
「試召戦争は良くやった、クソガキにしては上出来さね」
誉めてるのかそうでないのかよくわからない賞賛を受けてどう対応していいのかわからなかったがババアはそのまま言葉を繋げた。
「でもアンタ、このままじゃ落第するよ」
「・・・・え?」
一瞬ババアが何を言っているのかわからなかった。