バカとテストと召喚獣 ~if~   作:カミト

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3話

  模擬テスト

 

 現国 25/100

 数学 13/100

 化学 31/100

 歴史 72/100

 英語 7/100

 

 

「・・・はぁ~」

 

「ご、ごめんなさい」

 

アタシの表情を伺ったからか吉井くんが頭を下げてきた。いや、別に謝ってほしいわけじゃないわよ。こうなることは予想していたし。けどさぁ、もう少し何とかならないかしら。

 

「・・・いいわ。とりあえず間違った問題から解説していくわ」

 

「よろしくお願いします」

 

「それじゃあまずここだけど・・・」

 

アタシは1つずつ解説していった。全てが終わったのは最終下校の鐘がなった時だった。

 

 

 

 

 

家に戻った後、もう一度テストの内容を見てため息をついた。

 

「はぁ~、どうしましょう」

 

正直絶望的だ。この点数を約半年でAクラスまであげるんだから。頭も抱えるってものよ。けど、希望が全くないわけではない。どうやら彼は歴史、その中でも日本史が得意なようだ。得意科目があるのとないのとでは雲泥の差だ。だからそっちはいいわ、けど問題は数学と英語ね。いっそのこと中学の内容からやらせようかな。・・間に合うかしら?でも彼集中力も高いしなんとかなるかな。

 

そういえばアタシ彼の事ほとんど知らないわね。秀吉のクラスメイト、そして観察処分者だから最初の印象はやっぱり問題児ってことね。校舎の破壊や先生の私物の持ち出しなどあまりいい印象が無かったわ。けど彼に関わってすこしずつ分かっていった。、召喚獣の扱いに長けていて、とても純粋で真っ直ぐ。それは学年対抗の試召戦争ですごく感じた。あの目、まるで演劇中の秀吉みたいね。真っ直ぐで眩しくて他のことが眼にはい居ていないって目。アタシにはそれが・・・。

 

コンッコンッ

 

「!っな、なに?」

 

『姉上、風呂が空いたのじゃ』

 

扉の外から秀吉の声が聞こえた。どうやら長いこと悩んでいたようね。

 

「わかったわ」

 

『うむ』

 

足音が聞こえなくなったのを確認してアタシはもう一度ため息をついた。一体何を考えてるんだか、アタシったら。

 

 

 

 

僕は授業が終わると雄二たちと別れて普段あまり使われていない空き教室に来た。昨日と同じ図書室でもよかったけど木下さんがここに指定してきた。やっぱり誰かに見られるのが嫌なのかな。しかし、誰も来ない教室で女子を待ってるってなんだか告白の現場みたいだな。なんだかちょっとドキドキするな

 

「って、木下さんに限ってそんなことないか。僕なんかに」

 

なんか自分で言って虚しくなってきた。そういえば昨日の木下さんいい匂いしてたな。やっぱり秀吉と姉妹だけあって綺麗だったしって僕は何を考えてるんだ!?いい匂いって僕は犬か!そ、それにまだ2人の答えも出てないのに!

 

「遅れたわ、ごめんなさい」

 

「ほ、ほあああ!!い、いやだいじょうぶでしゅよ!?」

 

「・・・・何動揺してるのよ」

 

「い、いやぁぁぁ」

 

ジト目で見てくる木下さんから思いっきり顔をそらした。言えない、木下さんの事を考えていたことは。

 

「まぁいいわ。ほら席について」

 

促されて席に着いたら木下さんが鞄から1冊の参考書を取りだした。

 

「とりあえず今日はこれをやって」

 

渡された参考書を見てみたらページいっぱいにメモや解説が書かれていた。これもしかして昨日の夜にやったのかな?

 

「分からないところがあったら呼んで、教えるから」

 

そう言って彼女もノートを出して勉強は始めた。僕はこの参考書を見て改めて気合いを入れた。ここまでやってもらってるんだ。絶対進級してやる!!

 

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