女神『異世界転生何になりたいですか』 俺「女子高生のギターの弦で」 作:ああ
「女神様何見てるんですか」
『けい○んですよ久々に見たくなりまして』
「へぇご一緒して良いですか?」
『チッ勿論ですよ』
「なんか舌打ちが聞こえた気がするんですが」
『それは女神の投げキッスですね、貴重ですよ』
「笑顔でされる舌打ちは格別ですね」
『キスマークをつけてあげるのでそこから動かないで下さい致死性の毒で一嚙みで終わらせるので』
「少し感想にリップサービスをしただけなのに」
『あぁ終わってしまった、貴方のせいで見れなかったじゃないですか』
「そんな、何でも人のせいにする癖治した方が良いと思いますよ」
『貴方に言われるとこう来るものがありますね』
「じゃあもう一回見れば良いじゃないですか、見たいですし」
『残念ながら異世界転生のお時間です』
「たまにはお休みにしませんか?」
『駄目です、たまには私が引くのでさっさと満足してココからさよならバイバイして下さいはいどうぞ』
「欲を言えば効果音言って欲しかったです、ペンネームぽいずん♡やみ14歳さんから『男女問わず学校中の人気者の超リア充で彼氏はバスケ部のエースでラインの友達1000人越えの超凄腕高校生ギタリストのギターの弦(1本)』」
『またまた無生物ですか、そろそろ何の違和感を感じない私がおかしいのか無生物縛りで無双してる貴方がおかしいのか分からなくなってきました。と言うか良く噛まずに一息で言えましたね』
「まあ伊達に何千年も歌ったりしてないですからね、それゆりギターの弦か」
『どうしました変な顔して』
「いやピックの方が女子高生の手の柔らかさを感じれるし距離感近そうだし羨ましいなって思いまして」
『臭いモノには蓋をしときましょう、女神の情です』
※一時的な対処でその場を後にする事です。
「物理的に蓋をされた。それじゃあオプションを決めましょう」
『私の台詞を取らないでください、今度やったらその舌焼きますよ』
「今日はなんか怖いですねじゃあこれで」
『待ってください、一応確認しましょう前科百犯の転生者様の久々のシャバですからね』
「そんな恐ろしい人がいるならその人の対応行った方が良いですよ」
『相変わらず皮肉が伝わりませんねまず自動で演奏するオプションは』
『はずします』
「そんな」
「ならどうやって一台で武道館ライブを開けば良いんですか」
『ギターソロはそう言う意味じゃないんですよ、後は目覚まし機能とお喋り機能もはずします』
「そんな、それじゃあただのギターじゃないですか」
『案外何も無いシンプルな方が満足するかもしれませんよ』
「それもそうかもしれません、じゃあ行って来ます」
◇
『ふむコレがGコードですか、難しいですねこれは90%の人が諦めるのも納得です』
「ただいま戻りました、あっギター弾いてる」
『けい○んを見て弾きたくなったので、それよりもまたと言うかやはりと言うか、戻って来ましたか』
「結構お客様満足度は高かったんですけどね、後一歩届かなかったみたいですね」
『そうですか、で今回は男女問わず学校中の人気者の超リア充で彼氏はバスケ部のエースでラインの友達1000人越えの超凄腕高校生ギタリストのギターの弦(1本)』でしたっけ。私がギターを弾いてる間に報告して下さい』
「はい、男女問わず学校中の人気者の超リア充で彼氏はバスケ部のエースでラインの友達1000人越えの超凄腕高校生ギタリストのギターの弦(1本)です。場所は下北沢だったんですけど主人公の後藤ひとりちゃんの家は下北沢じゃないんですよ、と言うか噂だと主人公が人間じゃないって言う噂があって。後やっぱり俺の家は無かったですね」
『いやいや、今回ローファンタジーで現代っぽい世界観ですよね』
「まあある意味主人公のぼっちちゃんがファンタジーな存在だからそれで良いと思います」
『最初から話して下さい』
「転生してワクワクしながら周りを見渡すと前髪が長く目に覆いかぶさったエ○ゲ主人公みたいな男が俺を弾いていました、そこでその世界に絶望しました、そりゃあそうでしょ目が覚めたらjkにもみくちゃにされると思ったら野郎が体をひっかいてくるんですよ」
『努力系の主人公は一体何処に、そこからTSするんですかね』
「残念ながらそうなる事はありませんでした。内心欲情しなくて済んでホッとしましたよ。その後なんやかんやあって主人公ちゃんが産まれテレビでギターの存在を知りやがて父親にギターを譲られてその楽しさに目覚めていきます」
『もしかして譲られた父親のギターって』
「勿論そのギターの弦が俺です、ちなみにテレビをつける様促したのも俺です」
『珍しく大人しくしてると思ったらやはりそんなことはありませんでしたか、よくギターの弦の要望が通りましたね』
「主人公ちゃんのお父さんとは数々の戦場(ライブ)を乗り越えた相棒でありライバルでしたからね、それぐらい安いもんだとソファで一緒に音楽番組を見てました」
『不思議な関係ですね』
「それから主人公ちゃんの部屋まで連れて行かれたのですが、主人公ちゃんはかなりネガティブな思考の持ち主でして何事も暗く考えるんですよ」
『それはあまり褒められたことではありませんね』
「ええ、だから一肌脱ごうと思いまして」
『ギターの弦に脱ぐモノがあるとは思えませんが、一体何をやらかしたんですか』
「そんな女神様が心配する様な事はしてませんよ、ただ主人公の後藤ひとりなんで…ぼっちちゃんに念話をしただけです」
『サラッと酷いあだ名を付けてますね、当たり前の様に話しているし。本人は悲しんでいたでしょう』
「泣いて喜んでましたよ」
『泣きたいのは親の方でしたか』
「ぼっちちゃんは今まであだ名を付けてくれる友達が出来なかったのであだ名を付けてあげると途端に好感度が上がり仲良くなることが出来ました」
『チョロすぎませんかねその主人公』
「コイツは俺が守護らなきゃ駄目だって強く思わされましたね」
『まさか主人公もギターの弦にそんな覚悟を決められているとは思いもしないでしょうね』
「で何者かと聞かれたのでギタ男と名乗りました」
『シンプルな名前ですね』
「たまにギタ子も出して3人で会議すると賑わいましたよ」
『へえそうなんですか』
「ちなみにギタ子のCVは女神様です、【女神様の声】」
『そう言えば声真似が上手いって言ってましたね、でも勝手に出されたのはムカつくのでモスキート音を出します』
「うっ嫌な音、報告を続けますねそれからぼっちちゃんは来る日も来る日も一人でギターを練習し続けます。そして中学が終わり高校へと入学が始まります」
『ひとりだけに一人で、ですか』
「え、ああ、そう…その通り」
『気遣いが刺さるので耳元に癒しを与えましょう』
「耳元で蚊の羽音は流石に嫌気しか無いですね、対抗してこっちもヘビメタを流します」
『煩いので辞めてください』
「そして無事高校生になったぼっちちゃんは入学二日目で早くもクラス内で誰からも話しかれられず浮いてしまいます」
『一体何が原因なんでしょうか、普通にしていれば誰かしら話しかけてくるものだと思いますが」
『別にぼっちちゃんは何もやばい事はしてませんでしたよ、只ピンクの髪の毛にピンクのジャージは比較的自由な校風っぽいその高校でも浮いてましたけどね」
『原因しか無かった、何で一緒にいたのに止めなかったんですか」
『コレをキッカケに明日から友達作るぞー!ってテンション上がっている女の子に対してそんな事言えますか」
『それは言えないですね、少なくとも人の心を持っているのならば』
「流石に中に着ようとしていたダサいバンドのジャージと腕に数珠のアクセサリー感覚で付けようとしてバンドグッズは止めましたけどね」
『まさかの妥協点だったんですかそれ、恐ろしいですね』
「まあそこから帰り道にメンバーがドタキャンして欠員したバンドのサポートギターを頼まれたりたまたま仲良くなった子がそのドタキャンした子だったり途中でぼっちちゃんがバイトしたり死にかけたり、路上ライブしてファンと酔っ払いを得たりと色々濃厚な日常でしたよ」
『思ったより退屈しなさそうですね、と言うかかなり飛ばしました?』
「あまり出番が無かったので、そんな毎日を送っているぼっちちゃんにとある事故が訪れます」
『おや、何でしょう』
「彼女が所属しているバンド、結束バンドが文化祭でライブをする事になりまして人見知りでコミュ障なぼっちちゃんはそれがショックで永遠の眠りを迎えました」
『主人公ちゃん死んじゃってるじゃないですか』
「まあぼっちちゃんが死ぬのは一度や二度じゃないので周りもそんなに気にしません」
『私が貴方に対する持つ感情と同じでしょうか』
「つまり女神様は俺が少し気になると」
『ある意味気になりますし興味がありますね、どうすれば貴方が此処から永遠にいなくなってくれるかとか』
「思いは重ければ重い程幸せになれますね」
『私の体重の話ですか』
「その後ぼっちちゃんのクラスでメイド喫茶をやる事になり話は当日へと進みます」
『サラッとスルーしましたね、それでどうなるのでしょう』
「いざ本番、バンドのメンバーである下北沢の天使こと伊地知虹夏ちゃんと草を食う金欠ベーシスト山田リョウ、そしてドタキャンギタリストの喜多ちゃんが来ます」
『中々濃そうなメンツですね』
「3人がメイド服姿のぼっちちゃんに絡む中俺は1人バッグの中で放置されていました」
『まあそりゃあギターの弦ですから』
「ぼっちちゃんのメイド姿をあまりにも見た過ぎて気づいたら体が震えていてほっぺたに熱いものが流れるのを感じました」
『ギターの弦ですよね』
「何だろうと思ったらそれはオリーブオイルが流れていました。悔し過ぎて血の涙ならぬ弦の油を流してしまったのです」
※女神『異世界転生何になりたいですか』俺「勇者の肋骨で」第十一話:『秘伝の巻物のヒモ』より
『少し上手い事を言おうとしましたね』
「バレましたか、流石女神様。その後3人全員がメイド服を着る流れになりました」
『その情報いりますか』
「その時俺はギターケースを壊そうと
『情報量が多い、見下げた色欲ですね。そこまで行くと天晴れと声をかけたくなります』
「結局ギターケースは開かず俺は絶望しました。今まで俺が過ごして来た日々は何だったんだと」
『どんな世界でも勇者や魔王ですら敵でない男が女子高生に負けるとは哀れですね』
「そしていよいよ文化祭のライブが始まる時刻が近づき移動が始まります。漸く出られたシャバに冥土はありませんでした」
『少し可哀想な気がしてきましたが気のせいでしょう』
「そしてそんな俺に最期の刻は無情にも刻一刻と進んでいました」
『ちょっとシリアスにして今までの流れを無かった事にしようとしても無駄ですよ』
「ライブ終わった後のステージ上の汗の匂いはそこにいた者にしか分からないんでしょうね」
『一生分かりたくない事がまた一つ増えましたね』
「それはぼっちちゃんが文化祭ライブの本番で演奏をしていた時の事です」
『いよいよライブですか』
「1曲目、2曲目は順調に進む中ぼっちちゃんだけは表情が明るくありませんでした」
『何故ですか、何があったんでしょうか』
「実は1弦のチューニングが異常に合わなかったらしいんですよ」
『なんか他人事ですね』
「ここで驚愕の事実が判明します。実は俺が1弦だったんですよ」
『貴方でしたか、まさかさっき暴れたせいでチューニングが』
「恐らくそうだと思います、激しく後悔しましたが過去は過去…今は
『良い心がけです』
「そしてラストの曲に入りMCが終わり曲が始まって少しした頃
『成功しちゃいましたか、そして当たり前のように切れましたね』
「そこで切れた場所に3秒ルールで無事くっつけてギターの兄貴と協力して何とかぼっちちゃんの見せ場を崩す事なく無事演奏が終わります」
『あまり無事ではない気がしますが良しとしましょう』
「そしてぼっちちゃんは床に落ちた俺の半身を拾いお礼を言おうとしましたがその瞬間消えました。もう長くないと確信した俺はギタ男の声で念話をして消えることを伝えました。ぼっちちゃんは駄々っ子の様に嫌がりましたが俺は優しい声でこう言います。「今まで君が頑張って来た通り頑張りつつ新たな事に挑戦すればきっと良い未来が待ってるよ、頑張れギターヒーロー」と」
『貴方にしては良いことを言いますね、貴方にしては』
「なんで2回誉められたか分かりませんね」
『本当に鈍感ですね』
「ありがとうございます、そんな感じで戻って来ました。で今回のお土産は」
『ギターの弦はいらないですよ』
「結束バンドとTシャツです、女神様には下北沢の大天使カラーをどうぞ」
『ありがとうございます、ミサンガみたいですね』
「後借金雑草ベーシストカラーもどうですか?」
『いえ、遠慮しときます、所でその貴方が来ている着てるTシャツ。私のTシャツと柄が違いませんか』
「なんかぼっちちゃんが虹夏ちゃんに頼んで作って貰ったらしくて」
『ギターの弦の代わりに結束バンドが縛ってありますね』
「何でもいつでもそばにいて相談や悩み事に乗ってくれる人をイメージしたらしいですよ」
『一体何男でしょうかね、きっと素晴らしい方なんでしょうね』
「女神様にそこまで言わせるとは憎いですね」
『所で一体何が不満だったんですか』
「いや何回か他の楽器とセッションをする機会があったんですがどの楽器とも音楽性の不一致で相性が良くなくて気持ち良くなかったんで、後やっぱりもっと色々な女の子とイチャイチャしたかったのが本音です」
『見下げた正直者ですね』
「体が重いです」
『重力を二十倍にしてますからね、それなのにピンピンしてますね』
「まあ今までの賜物ですかね、ライブの映像ありますけど見ますか」
『…見ます』