「さぁて、古巣同士で、戦うとしようぜぇ!」
それと共に、ヴェライブはその手に持った斧を真っ直ぐとケミカルに向けて、振り下ろす。
その一撃に対して、ケミカルは、瞬時に手を前に出すと共に現れたのは、ガッチャートルネードであった。
「へぇ」
瞬時に、その一撃を受け止めながら、ヴェライブは驚きの声を出す。
「それって、あのガッチャードの奴の武器じゃなかったのかなぁ?いけないなぁ、盗むのは」
「お前と違って、あいつは良い奴だからな、これを真似るぐらいは了解してくれたよ」
そうしながら、ガッチャートルネードを振り払う。
同じガッチャードライバー同士である事もあり、その生成方法が仲間同士ならば伝わっている。
よって、その戦いに合わせた武器の生成も、現在は可能となっている。
中でも、ガッチャートルネードは、ケミカルと相性は良かった。
「ふぅ」
ケミカルは、そのままガッチャートルネードを構える。
同時に、これまで攻撃に使っていた電気と音のエネルギーを分ける。
それは、バクオンゼミの爆音で周囲の状況を把握すると共に、ライデンチのエネルギーをガッチャートルネードの矢へと集中する。
同時に、放つ。
「よっと」
ヴェライブは、軽く身体を逸らすだけで、その一撃を避ける。
「おいおい、そんだけ深呼吸して、そのっ」
そう言った瞬間、ヴェライブは近くにあったノイズを蹴り、自らの背後に無理矢理立たせる。
すると、そのノイズは、感電したように光、そのまま消滅する。
「へぇ、なるほどな、ビリヤードという訳か」
「そこまで分かっているならば、今度は外さない」
そうしながら、再び構える。
それは、バクオンゼミの音波によって、周囲の状況を把握すると共に、ライデンチが造りだした雷の矢。
それらは、磁石の特性を付加されていた。
音は一瞬であり、あまりの速さで一発しか放たれたと思われたが、実際には数発。
互いに互いに反射し、そして、計算されたように背後からの一撃。
それが、先程のヴェライブの背後からの雷の矢の正体だった。
「うわぁ、何時の間に、あんな手を思いついたんだ」
そうしながら、ジャスティファイもまた、眼前の敵である都牟刈との戦いに集中しながら、先程のやり取りを見て、正直な感想を言う
その手には、同じくガッチャージガンがあり、それで牽制を行っていく。
だが、それらの銃弾は、全て都牟刈は斬り裂いていく。
「油断するな、彼の腕前は、かなりの物。
私に剣を教えてくれた師匠の1人だ」
「翼さんの師匠かっ、それは、尚更、なんとかしないとな、という事で」
そうしながら、ジャスティファイもまた、複数のカードを取り出す。
「俺は、そんな賢く出来ないから、確実にやるぜ」『ヤミバット!カイザービー!ジャングルジャン!』
その音声が鳴り響くと共にジャスティファイは、真っ直ぐと都牟刈へと構える。
「はぁ!!」『ガガガガッチャージバスター!』
離れた弾丸。
それは、まずヤミバットに潜る事で、弾丸は暗闇の夜へと溶け込む。
そして、カイザービーを通じて、それは槍のように鋭くなる。
そして、ジャングルジャンを通じた事で、無数のジャングルを思わせる木々に分離。
そのまま、都牟刈に向かって、襲い掛かる。
闇夜の中で、襲い掛かる無数の槍の一撃。
それらは、都牟刈には脅威だろう。
「よしっ」
「なっ」
それと同意だった。
彼らと戦っていた翼に異変が起きた。
それは、彼女が戦っていたノイズに触れた瞬間だった。
本来だったら、ノイズに触れても平気なはずのシンフォギアが消えていく。
「なっ翼さんっ」「ジャスティファイっ!」
そうしていると同時だった。
『都牟刈斬撃!』
そう、翼の方へと目を向けていたジャスティファイに向かって、都牟刈が漆黒の刃で切り裂く。
すぐにジャスティファイは、防ぐが。
「なっ」
ジャスティファイの変身は解かれてしまう。
「どういう事だ」
「くくっ、レプリカケミーの力だよ」
「レプリカケミーの力だとっ」
それに対して、ヴェライブは笑みを浮かべる。
「ケミーの掟、ケミーに悪意を触れてはいけない。悪意を触れたケミーは、暴走する危険性があり、そして、俺達のレプリカケミーは、そんな悪意に触れたケミーは変身が出来ない程に疲弊する。
つまりは、俺達のレプリカケミーは、お前達にとっては天敵という事なんだよ」『ヴェライブエンド!』
同時にヴェライブは、その手に持つ斧を真っすぐとケミカルに向かって、振り下ろす。
すぐに、ガッチャートルネードで防御するが、その威力は凄まじく、ケミカルはそのまま吹き飛ばされる。
「っ」
同時にケミカルの変身も解除されてしまう。
「さて、それじゃ、あとはなぶり殺しをって、あぁ」
そう、ケミカルに近づこうとした時だった。
「ちっ、どうやら、命拾いしたようだな」
その言葉と共に、ヴェライブ達の足元からテレポートジェムの魔法陣が形成される。
「今度こそ、てめぇらを地獄に落としてやるからな」
その言葉を最後に、ヴェライブ達の姿は完全に消える。