歌姫と錬金術とライダー   作:ボルメテウスさん

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戦いの不安

ヴェライブからの襲撃もあり、俺達はすぐに基地へと集まった。

その際の状況を調べると共に、新たに手に入った剣の事も、調べ始めた。

 

「これは、やはり先日の一件におけるガッチャードが錬成した武器と酷似している事は分かります」

 

同時に、見れば、その剣の形は変形する事が出来、その形はまさしく俺がスーパーガッチャードへと変身した時に使われた物と似ている。

 

「|けど、なんでUFO-Xがこの武器を」

「さぁな、だけどUFO-Xはレベル10のケミー、しかも摩訶不思議な現象を司るオカルトである以上、不思議はない。だが、問題はこれが未だに十全に発揮されていないという事だ」

「それじゃ、これだけじゃ、スーパーガッチャードにはなれないという事なのか」

 

俺の問いかけに対して、キャロルは頷く。

 

「お前のあの時の姿は、シンフォギア達のエクスドライブと同じく限定解除に近い。

さらには、あの時の変身に使っていたケミーカードも既に消滅している以上、再びあの姿になる事は出来ない。

さらには、この剣も、まだ十全に発揮出来ていない」

「それじゃ、どうするんだよ」

 

そう、クリスは、嘆くように言う。

未だに、こちらが不利なのは変わりない。

情報を持っていると思われるヴァルバラドも、今は病院で集中治療を受けている状態であった。

 

「・・・剣に関しては俺がなんとかする。幸い、なんとかする方法はある程度は目処がついている」

 

それと共にキャロルが取り出したのは、4つの宝石だ。

 

「それって、確か、お前が流れ着いた時に持っていた物」

 

確か、俺の家に居候する前から持っていた物であり、何か関係していると思うが。

 

「それって、もしかして、オートスコアラーのコアですか」

「オートスコアラー?」

 

聞いた事のない単語にまたもや、全員が首を傾げる。

 

「ふむ、オートスコアラーか、それはなんだ?」

「その、キャロルが造りだした自動人形で、その中でも最も強力な四体です。ノエルからの逃走の際に、やられてしまい」

「俺の手元にある訳か、まぁ、これで剣に力を与える」

「良いのかよ、そんな事」

それに対して、俺は戸惑いを隠せずに言う。

話を聞いていると、どこかケミーと似たような感じがするけど。

 

「・・・このまま、何も出来ないよりもこいつらも納得するだろ、それに、今はそうするべきだと考える」

「キャロル」

 

その言葉は、どこか悲しそうだった。

 

「それに、未だに問題は多くある。何よりも」『ホッパー!!』

「こいつらをなんとかしろ!!」

 

キャロルの絶叫と共に、基地の中で遊んでいるホッパー1達を思わず叫びながら、睨む。

そこにはレプリケミーであったホッパー1と俺の相棒であるホッパー1がじゃれるように遊んでいる。

若干、色が違うので、見分ける事が出来るが。

 

「たくっ、こいつらはっ」

「まぁまぁ、悪気はないし、良いじゃ「お前は甘すぎるだよ」ぐっ」

「こういうのは教育が肝心だからって」

 

そう、叫んでいると、そのままホッパー1は、立花さんの後ろへと隠れた。

 

「こいつはぁ」「まっまぁまぁキャロルちゃんも」

 

そう、キャロルを止める立花さん。

だが、同時に立花さんにもキャロルを睨み付ける。

 

「問題は、お前にもあるぞ、あの時、なぜ戦わなかった」

「っ、それは」

 

その一言に立花さんは応える事は出来なかった。

 

「・・・あぁ、そう言えば、今日は買い出しがあったんだ、結構、多いから、立花さん、手伝って!」

「えっ、私がって」

 

そう、俺はすぐに立花さんを連れ出した。

驚きを隠せない立花さんを余所に、そのまま俺は本部から出て行く。

 

「その、良いんでしょうか?」

「・・・さぁな、だけど、似た者同士だからな」

 

そう言って、俺達は本部から出て行った。

今は丁度、雨。

それは、まるで立花さんの心を現すように降っていた。

俺と立花さんは、そのまま買い物をする為に歩いていた。

 

「キャロルちゃんの言葉、私、反論できなかった」

 

同時に立花さんは、俯いたままだった。

 

「私、このシンフォギアで人を傷つける事が嫌なんです。だから」

「・・・俺も、そうだよ、ケミーをそんな事に使いたくない」

 

見つめるは、二つのホッパー1。

彼らは、カードにいるが、仲が良さそうに話している。

その様子を見れば、本物とか偽物は関係ない事が分かる。

だからこそ、あの時、助ける事が出来なかったレプリケミー達の声が、今でも響いている。

 

「どうしたら、良いんだろうな」

「・・・はい」

 

そう嘆きながら、ふと、川を見る。

雨であるという事もあり、かなり流れは激しいようだ。

そして、川には色々な物が流れている。

そう、思っていると、何やら、川の底で光っている。

 

「んっ、なんだ、あれは?」

「えっ、何ですか?」

 

そう俺達が目を向けると、川から巨大な水の柱が現れる。

何かと俺達が驚いていると。

 

「レーックス!!」

「えっ、恐竜というよりも」「ケミー!?」

 

そこに現れたのは、なんとケミー。

驚きを隠せない俺達を余所に、ケミーは大きな口を開き、そのまま俺達を呑み込む。

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