溢れ出そうな力。
それは、エックスレックスが、俺の力を限界まで引き上げている事だと分かる。
「例えレベル10のケミーの力を使おうと、無数のケミーを同時に使う事が出来るこのドレッドの前では、君は無意味だ」
それと同時に、ノエルの奴は、その腰にあるカードホルダーからレプリケミーカードを取り出そうとした。
それを瞬時に見た俺は、そのまま手を伸ばす。
「お前は勘違いしている、お前が相手をしているのは一ノ瀬だけではない。私達だ」
だが、それよりも早く、キャロルの言葉と共に変化が起きる。
手を大きく開くと共に、放たれたのは赤い結晶。
その結晶が、そのままノエルの腰にあるカードホルダーを弾き飛ばした。
「今のはっ」
「お前も見ただろ、私の錬金術は」
そう、後ろにいるキャロルは、得意げに笑みを浮かべる。
それに対して、俺は首を傾げる。
「えっと、キャロル、今のは?」
「説明するのも面倒だが、あえて言う。お前は好きなように暴れろ。俺は、お前が暴れやすいようにサポートする、それだけだ」
「そうか、だったら、暴れるぜ!!」
それと共に、俺は腹の底から叫ぶと共に、眼前にいるノエルに向かって、走り出す。
「ちっ」
ノエルもまた、それに合わせるように、その手にダインスレイブを取り出す。
ケミーの力を使えない以上、奴が今、使える武器は、それしかない。
それに対して、俺はそのまま腕を大きく振り上げる。
同時に、俺の腕は赤い結晶に包まれる。
結晶は、そのままヒビが入り、同時にその形は巨大な恐竜を思わせる爪へと変わる。
俺はその爪を真っ直ぐとノエルに向けて、振り下ろす。
「っ」
ダインスレイブと爪がぶつかり合い、火花を散らす。
だが、それでも俺は止まらない。
そのまま、何度も拳を叩きつけていく。
ノエルはその攻撃を防ぐ為に、ダインスレイブを振るうが、それが当たる事はない。
むしろ、その刃は地面に叩きつけられる。
そして、俺はそんな隙を逃す訳もなく、そのまま足を振り上げ、蹴りを放つ。
それは見事に直撃し、そのまま吹き飛ばされる。
「だが、この距離ならば!」
そうして、ダインスレイブに闇を集めると共に、そのままこちらに向かって、俺に振るう。
しかし。
「ふぅ、ガアアァァァァッ!!」
俺は息を大きく吸い、そして叫ぶ。
叫びは、そのまま嵐のように、ダインスレイブから放たれた闇を斬り、かき消す。
「なっ!?」
「おらぁ! 行くぞぉ!!」
驚きの声を上げるノエルに対して、俺は一気に駆け出す。
そのまま、右ストレートを放ち、それをノエルは避けるが、左フックを打ち込む。
「ぐっ……舐めるなよ」
ノエルはそれを防ごうとするが、それよりも早く、俺は右足を踏み込み、体を捻りながら、回転した左足で蹴りを放つ。
その一撃により、またも大きく吹き飛ぶ。
「ぐっ……」
同時に、俺はそのまま両脚に力を籠めると共に、背中から生えている小さな尻尾は、水で象った巨大な尻尾となる。
そのまま尻尾を動かし、地面を強く叩く。
それにより生まれた衝撃をそのままノエルへと放つ。
「ちぃっ!」
それを見たノエルは大きく飛び退き、回避する。
だが、その尻尾によって、出来た瓦礫。
その瓦礫を蹴り上げる。
瓦礫は、まるで弾丸のように放ち、真っ直ぐとノエルへと向かっていた。
「……ッ」
ノエルは咄嵯の判断でその場から飛び退き、攻撃を回避しようとした。
だが、瓦礫の数は、多く、マシンガンを思わせる数で、避ける事は出来なかった。
「がはぁっ!」
ノエルは地面を転がる。
「まさか、ガッチャードとキャロルが共闘したら、ここまで厄介だとはっ、だが」ドレッドブレイキング
それと共にノエルもまた、その手にあるダインスレイブにこれまで以上の力を込める。
「だったら、俺達も、見せるぜ!」
そのまま、俺は、エクスガッチャリバーを手に取り、そのまま構える。
「行こうぜ、キャロル!」「あぁ、分かっているよ」エックスレックスエクストラッシュ
同時に、エクスガッチャリバーの刀身から爪を模した赤い斬撃。
それは、爪一つ一つの色が異なり、赤・青・黄・緑の4色で構成されていた。
「「はああぁぁぁ!!」」
その叫びと共に俺とノエルの互いに斬撃を放つ。
その一撃は、最初に拮抗する。
だが、それは僅かだった。
だが。
「「はあああぁ!!」」
俺とキャロルの二人の叫びが重なる。
そして、俺達の一撃は、そのままノエルの闇を切り裂き、その身体を斬り裂く。
「……これが、レベル10の力」
それと共に、ドレッドの変身は解除される。
「さて、ノエル、お前には聞きたい事があるからな」
「ふふっ、そうか、けど、これは幸運かもしれないね」
「なに?」
それと共に、俺達の方に連絡が来た。
「どうかしたんだ?」
『不味い事になった、操られている彼らが、こちらに攻め込んできた』
「なっ」
それと共にノエルの方を見る。
「現状、戦える戦力がここにある以上、君達は終わりだろうね」
同時にノエルは、その身体を灰になる。
「急がないとっ」
俺達は、すぐにその場から離れる為に、ゴルドダッシュを召喚する。
「おぉ、帰ってきたか」
そう、雪音が見つめた先には、一ノ瀬と切歌がいた。
二人が戻ってきた事に対して、呆れていると。
「お帰り切ちゃん、サンタさんにって」
そう月読が、暁に話しかけると、その雰囲気は暗かった。
「えっ、一ノ瀬君、これはって!」
そして、それは、一ノ瀬もまた同じだった。
「なっ何があったの、2人共!?」
その様子に、マリアは驚きを隠せずにいた。
「・・・仮面ライダーのクリスマスって、なんだろうね」
「・・・あまりにも、多すぎたデース」
そうしながら、二人して、その場で体育座りをしていた。
「えっ、なに、一体、何を見に行ったんだ!?」
「UFO-X、一体何をって、いなくなっている?!」
そうしている間に、UFO-Xの姿は、既にいなくなっていた。
「レーザー」「戦争の幕開け」
「なっなんだ、こいつらの単語、よく分からないけど、闇を感じるぞっ」
「これが、本当に、クリスマスなのかっ!?」