一ノ瀬達が、ノエルと戦いを繰り広げていた頃。
S.O.N.G.では、襲撃が受けていた。
「まさか、一ノ瀬君達がいない時に、襲撃があるとは」
そうしながら、基地となっている潜水艦の外の状況を見る。
そこには、アルカノイズだけではなく、二つの人影が見える。
一人は黒い銃を手にして、その身体はまるで鏡を思わせる戦士。
そしてもう一人はジャングルの要素を持った迷彩服に、その手には斧を持つ。
「あたし達のギアはっまだ」
「残念ながら、まだです。元々、ケミーライザーの改造を行っているので、ギアも。それに、まだケミー達の浄化もまだ」
「つまり、この状況をどうにかするには、一ノ瀬君達が帰ってくるのを待つしかないのか」
現状、このS.O.N.G.で戦える人材はいない。
戦闘を行うにも、シンフォギア、そしてケミー達がいない以上、それを行う事は出来ない。
「シンフォギアと連結する為ではなく、単純なケミーライザーならば」
「それは、止めた方が良いかもしれません。ダインスレイブの呪いが宿ったレプリケミーの攻撃をケミーが直接当たれば、その呪いはより大きくなります」
「ガッチャードライバー越しだからこそ、ダメージは最小限に済んでいるのか」
そうしている間にも、アルカノイズは、そのまま潜水艦にアルカノイズが攻撃を仕掛けていく。
アルカノイズは、すぐに潜水艦に向かって、攻撃が行われる。
潜水艦の装甲は厚く、一体一体の攻撃に対して、耐える事は出来た。
しかし、数の多さに押されて、次第に潜水艦は押されていく。
このままでは、いずれ破壊されるだろう。
「このままではっ潜水艦が持ちません!」
「間に合うかっ」
その状況に対して、弦十郎は腕を組みながら、呟く。
一ノ瀬達の帰還を待つ。
その時だった。
「本当に、まさかこんな事をさせられるとはね」
「この声って」
同時に潜水艦の外から聞こえた声。
その声の主を、その場にいた何名かは驚きを隠せなかった。
潜水艦の近くにいた女性。
それは囚人服であるが、その腰にはガッチャードライバーがあった。
「あの人は一体?」
「おいっ、おっさんっなんであいつがここにいるんだっ」
「クリス先輩?」
それと共に、雪音は弦十郎に向けて思わず叫んでしまう。
その言葉に、何の意味なのか、マリア達は首を傾げる。
「彼女は」
「ルナアタックの時、フィーネと一緒に行動していた奴だ。
だけど、今は牢獄に収容されているはずだ」
「・・・おそらくは」
それが、一体誰の仕業なのか、翼と弦十郎は顔をしかめる。
「それじゃ、やるとしましょうか」『クロアナ!バグレシア!ガッチャーンコ!』
鳴り響く音声、それと共に、彼女の姿は変わる。
全身に漆黒に染まり、身体の各部がまるで植物を思わせるアーマーを身に纏っている。
それこそ、新たな姿であるエメラルダンだ。
「ここに来てっ、奴までっ」
そう考えている間にも、エメラルダンは、その手には、ラフレシア型の盾を造りだし、そのまま投げる。
その先は、アルカノイズだった。
「なっ、どういう事なんだ」
「分からないが、今は」
「彼女に任せるしかないのか」
そうしている間にもエメラルダンは、そのまま戦闘が始まる。