「あれは、こっちを助けた考えて良いのか?」
「だけど、なんでこっちを」
「…考えられる限りでは、おそらくは、だが今は」
そうしている間にも、エメラルダンは、眼前にいる二つの人影を見る。
「なるほど、彼らが今の敵という事ですか、早く始末したい所ですが」
エメラルダンは、そう呟きながらも、自分の身体に電撃が走るのを感じる。
「やはり、制御されていないコズミック属性のケミーは無理がありますね」
「コズミック属性?」
これまで聞いた事のない単語に、首を傾げる雪音。
「ケミーは全て101体存在しているとされ、10種類に分けられてします。
ですが、その内の3種類に関しては、別格で、制御する事も難しいとされています」
「それって、まさかフォルテドラゴンもか?」
「えぇ、コズミックと同じくファンタスティックだと思います。
おそらくは、フィーネが制御できるようにある程度、施したと思いますが」
「それを出来る人物がいない以上は、あのまま戦うしかないという訳か」
そうしながらも、その手に銃を持つ敵は、そのままエメラルダンに攻撃を仕掛ける。
それに対して、ラフレシアの盾を構えると、その銃弾は、そのままラフレシアの穴へと吸い込まれる。
「だけど、一部ならば、なんとか出来るようね」
そうしながらも、今度はその敵へと接近する。
その手には斧があり、そのまま振り下ろす。
攻撃に対して、斧を受け止めながら、その攻撃を受け流す。
同時に、その懐に向かって、一撃。
「っ」
手の平から放たれた黒い塊が、その戦士を吹き飛ばす。
「さっきのは」
「おそらくは、クロアナの力でしょう。
それ程、使えなくても」
それと同時に、二人は、離れながら、警戒する。
「遠距離からの攻撃はあの植物の盾が防ぐ。そして、一撃でも当たれば終わる」
「だけど、敵も」
そう考えている間に。
『ファクトライズ…COMBAT System!ライデンチ!』
『増殖!フレイローズ』
鳴り響く音声と共に、一人はまるで肩にはまるで乾電池を思わせるパーツが装着される。
そして、もう一人も同じであり、両肩には薔薇を思わせるアーマーを身に纏う。
同時に、二人は、その武器から放たれる攻撃をエメラルダンに向けて、放つ。
「これは、厄介だな」
「えっ」
そうしている間にも、エメラルダンに向けて、攻撃を放たれる。
それに対して、エメラルダンは植物の盾で防ぐしかない。
「ぐっ」
だが、その顔は苦痛に歪む。
「あれは」
「どんなに防御力に優れていて、攻撃を吸収する事が出来ても」
「レプリケミーの闇を吸い込んだら、それだけで変身解除に追い込まれる、このままじゃっ」
そう、エメラルダンが、危機的な状況の最中。
『ガッチャーンコ!X!ASSAULT! スーパー!』
「この音は」
それと共に、二人の敵を吹き飛ばす。
「まさか、お前が助けてくれるとはな」
「ふふっ、この状況は、なかなかに面白いですね」
それと共に、その場に立っていたのは、ガッチャード。
背中には巨大な砲台が二つあり、身体の各部には様々な武装があった。
「あれって、一ノ瀬なのか?」
「あぁ、連絡で聞いていたけど、あの姿は」
「アサルトパンツァーの力を身に纏っている」
そうしながらも、一ノ瀬はそのまま二人に目を向ける。
「…とりあえず、今はこの状況をどうにかするしかないようだな」
「えぇ、そういう事ですね」
それと共に、かつては敵対していたガッチャード、エメラルダンの二人によるコンビが、ここに結成される。