いわゆる、冬映画枠となります。
GXが楽しみな人はもう少し待って下さい。
魔法使いの誘い
「さて、エメラルダンの事を受け入れるのは分かった。だが、問題があるぞ」
そう言いながらも、キャロルは、そのまま俺達の方へと話題を向ける。
「どちらにしても、色々と分からない事が多いけど」
「それはあるが、それよりも問題なのは、ケミーカードの浄化だ」
「そんなに、問題なの?」
そうしながらも、キャロルが取り出したのは、レプリケミー達によって、闇に覆われてしまったケミー達。
今も苦しんでいる様子が分かり、すぐにでも助けたい。
「何か、手はないのか?」
「さぁな、こればっかりは私にはどうする事も出来ない。ケミーに関する研究データのほとんどは失っているからな、お前はどうだエルフナイン」
「残念ながら、僕の方も。そもそも、このガッチャードライバーも、未だに謎の多いアイテムです。僕達だけでは」
「他の錬金術師は?そう言えば、ケミカル達に協力している錬金術師は」
「残念ながら、彼らは基本的に研究データのみで傍観だ。むしろ、キャロルさんのように積極的に協力するのが珍しいぐらいだ」
「このままでは、八方塞がりという事なのか」
そう、俺達が落ち込む最中。
「だったら、僕の提案、受けてくれないかなぁ?」
「えっ?」
聞こえた声に対して、俺達は振り向いた。
そこに立っていたのは、魔法使いを思わせる格好をした誰かだ。
「侵入者なのか!?」
「だけど、警報が鳴っていません、これは」
「ウィ~ッヒッヒッヒ!」
そう、俺達に対して、笑みを浮かべながら言う。
だけど、この感じは。
「ねぇ、もしかして、君、ケミーなのか?」
「えっ、いやいや、ケミーが喋る訳「正解!よく分かったねl!」えぇ?!」
俺が言った一言に対して、手を叩きながら、目の前にいるケミーは言う。
「僕はクロスウィザード、レベル10のケミーだよ」
「レベル10だとっ」
その言葉に対して、周囲は驚きを隠せなかった様子。
「・・・クロスウィザードという事は、これは、面倒だな」
「えっ、そうなの?とっても頼もしいと思うけど?」
「味方ならな、こいつはようするに、ほとんどの錬金術師の技術を使える」
そのまま、キャロルは警戒している最中。
「えぇ、僕って、そんなに警戒されているの?僕としては協力する理由はあるんだけどなぁ」
「はぁ、その理由とは?」
そう言いながら、クロスウィザードは頷くと。
「楽しそうだから!」
「えっ?」
それに対して、ほとんどが呆けてしまう。
「楽しそうだから」
「うん、だって、錬金術師の奴らのほとんどは僕達を道具としか見ていなかった。けど、一ノ瀬はケミーの事を仲間と言ってくれた。
それが、広がっているここにいたいと思ったんだ」
「クロスウィザード」
その一言に俺は泣きそうになった。
「・・・だったら、なんでこれまで協力しなかったんだ」
「うぅ、実は、それを含めて、厄介な奴に捕まっていたんだ」
「厄介な奴?」
「うん、僕達を閉じ込めた錬金術師がいたんだ。
僕はなんとか脱出出来たんだけど、他のケミーは連れ去られたんだ」
「連れ去られたって、どこに?」
「こことは、別の世界」
「えっ?」
それに対して、俺達は驚きを隠せなかった。
「まさか、ゼインと関係しているのか?」
「それとは違うよ、けど、このままじゃ、危険なんだ、本当に!」
「だとしても、どうやって、追いかけるんだよ、その平行世界にはって」
「あったな」
そのまま、俺達が向かったのは、ギャラルホルン。
前回のゼインの事件においても、密かに助っ人を呼んでくれた存在。
だけど、まさか再び使う事になるとは。
「だけど、居場所は分かるのか?」
「そこは僕の力を信じて欲しいな」
そう、クロスウィザードは僕を見る。
「勿論だよ、力を貸してくれ、クロスウィザード!」「それじゃ、行こうか!」
その言葉と共にクロスウィザードは、そのままケミーカードの中へと入る。
俺はそのまま、エクスガッチャリバーとガッチャードライバーを構える。
マスタージョブ
ガッチャーンコX!X-wizard!スーパー!
そのまま俺は、クロスエックスウィザードへと変わる。
「いや、本当にいきなりだけど、本当に信じるのか!」
「信じないと、何も変わらないからな、という事で行こう!」
そのまま、俺は構えるとそのまま魔方陣が現れる。
それは一つの扉になり、俺はそのままドアノブを開ける。
『あっ、それと、世界を移動出来るのは人数制限があるから、気をつけてね』
「えっ?」
それを聞く前に、ドアから来る強烈な吸い込みによって、俺達はそのまま、向こうの世界へと向かう事になった。