歌姫と錬金術とライダー   作:ボルメテウスさん

125 / 370
天才の実力

「あれから、一日。あいつ、結局、ほとんど返さなかったな」

「そのせいで、こちらはほとんど動けなかったわね」

 

そう言いながら、桐生さんの行動を止められなかったキャロルは愚痴りながら、マリアさんもまた同意する。

俺達は、そのまま戦兎さんの家という倉庫で泊まる事になった。

 

「いやぁ、実に興味深かったな」

「あっ、やっと出てきた!いい加減、返せよ!」

 

そうして、戦兎さんが出てきた事で、クリスが詰め寄ると。

 

「おぉ、ありがとうな、ほぃ」

「うわっと、たくよぉ」

 

そうして、各々のアイテムを、戦兎さんは次々と返していく。

だが、その最中、マリアさんを始めとした面々が驚きを隠せなかった。

 

「ちょっと、待って、桐生さん、これ、修理されているんだけど」

「えっ?」

 

それと共にマリアさんの一言。

 

「あれって、確か」

「あぁ、マリアの妹のセレナの形見であるアガートラームだ。だけど、既に壊れていたはずだ、それに」

 

同時に、他の面々のケミーカードを見せてきた。

そこには、なんとダインスレイブの呪いに侵されていたはずのケミーがなんと元気になっていた。

 

「嘘っ、どういう事なんだ!?」

「別に大した事はしていない。シンフォギアシステムだったが、それらはライダーシステムの構造を応用して、そこから応用して修理しただけだ。

ケミーカードに関してだけど、呪いというよりも、俺の方では毒だったか、それに似ていたいからジーニアスフルボトルを使って、浄化しておいた」

「ジーニアス?」

「まぁ、俺の発明品の一つだ。けど、そのおかげで、ジーニアスフルボトルはしばらく使えなくなったよ。こっちはただでさえ、ダウンフォールの奴らのせいでハザードトリガーが使えないというのに」

 

そう、軽々と言っているが、たった一日で俺達が頭を抱えていた問題を解決するなんて。

 

「すげぇぇぇ!!」

「そうだろそうだろ!凄いでしょ?最高でしょ?天才でしょ?」

 

俺の言葉に対して、桐生さんは、そのまま自画自賛の言葉を言っているが、実際に凄い。

だけど。

 

「それで、俺のケミーカードとガッチャードライバーに、エクスガッチャリバーは」

「・・・さぁて、それじゃ、実験室へと戻るとするかぁ」

「おいっ、お前!!何をしているんだ!!」

 

そうしながら、桐生さんはそのまま実験室へと戻ろうとした。

それに対して、キャロルは叫んでいる。

さて。

 

「あのぉ、俺も見学しても良いですか」

「おぉ、邪魔しなければな、というよりも一体何を」

「いやぁ、実は」

 

そう、俺は桐生さんに思わず言ってしまう。

この緊急事態だけど、もしかしたらと思うが。

 

「ふむ、面白い、もしかしたら、出来るかもしれない」

「本当ですか!」

「よし、さっそくやるか!あっ、ついでに人体実験するけど、良いか?」

「うぅん、まぁ、少しは」

 

そう、俺達はそのまま実験室へと向かおうとした。

だが。

 

「いやいや、待て待て、なんだか、とんでもない事をしようとしているが、しっかりしなさいよ、一ノ瀬!」

「こっちに来た目的を忘れたのか!」

「いや、忘れていないし、緊急事態だと分かっている。だからこそ、少しだけな」

「そうだぞ、とりあえず、俺達はここで少し用事があるから、俺の他の仲間と合流してくれないか」

「他の仲間?」

「そっ、これ地図、それじゃ」

 

そう言い、俺達はそのまま研究室へと入っていく。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。