桐生戦兎から、指定された場所へと迎えと言われた四位とキャロルはその場所へと来ていた。
「ここが、その場所とは聞いたが」
「さっきの話の中に出てきた研究所らしいな」
そうしながらも、キャロルは、その研究室に目を向ける。
「それにしても、一ノ瀬と一緒じゃなくても良いのか?」
「奴はあぁなったら止まらないからな。それに私自身も先程の話でも、気になった所があるからな」
「気になった所?」
そう言いながら、キャロルの足は、そのまま研究所へと向かう。
「先程の話から推察すると、ここにいる葛城忍は桐生戦兎と本来ならば同一人物だった葛城巧という奴が気になったからな」
「あぁ、同一人物というと、キャロルちゃんで言う所のエルフナインちゃんやノエルみたいな感じか?」
「それよりも、さらに奇跡的な奴だ、とにかく「あぁ、止まろうねぇ」むっ」
そう、キャロルが研究所へと入ろうとすると、警備員が止めた。
「おい、どけ、俺はここにいる葛城巧に用がある」
「いや、そう言われても、子供がこんな所に入っちゃいけないよ」
「なっ、俺を子供扱いするつもりか!」
「いや、まぁ子供だけど」
キャロルの一言に対して、四位は思わず言ってしまう。
「それに、今はかなり危険だからね、早く家に帰った方が」
そう警備員が話している間にも、警報が鳴り始める。
「これって」
その言葉と共に見えたのはガーディアン。
そして、その中央には、身体の隅々まで樹を思わせる鎧を身に纏っていた。
「あれは、レベル10、ゼクドラシル」
「あぁ、ここで破壊される訳にはいかないなぁ!!」
その叫びと同時に、四位もまたグドスへと変身すると同時に、その両手にある斧を持ち、真っ直ぐと向かう。
「さて、これからどうするか」
「すまない、遅れて、君が、桐生戦兎が言っていた、協力者か」
そんなグドスとの戦いの最中、キャロルの後ろから、誰かが声をかけられた。
周囲にいるガーディアン達が、グドスに向かって、銃弾を放っていく。
だが、その攻撃に対して、両手の斧で防ぎながら、進む。
「おらぁ!」
そのたった一撃だけで、ガーディアンを斬り裂く事が出来る。
後ろから来た攻撃に対して、背中に展開させたヘリコプターの羽で攻撃を防ぐ。
周囲から襲う攻撃に対して、次々と対処しながら、その中心にいるゼクドラシル・ガーディアンに斧を振り下ろす。
だが。
「なっ」
そのまま、グドスは吹き飛ばされてしまう。
吹き飛ばされた先で、壁に激突する。
「なんだ今のはっ」
「重力操作、いや、空間操作か。かなり厄介だな」
「ぐぐっ」
その際に、グドスはなんとか、歩きだそうとする。
だが、歩く事も出来なかった。
「本来のゼクドラシルよりも弱体化しているか、どうするか」
「ふむ、空間操作なのか、なかなかに興味深いね」
「なぁ」
そんなグドスが見たのはキャロルと、見知らぬ男性と一緒にいる光景だった。
「だけど、情報が揃った以上、既に勝利の法則は決まったからね」
そうしてると、ゼグドラシル・ガーディアンにどこから攻撃が当たる。
その方向を見ると、そこに立っていたのは、紫色の仮面ライダー。
「・・・まさか、敵の増援か!」
「いや、味方だが」
「どっちの」
「幻徳さんは味方だから問題ないよ」
その容姿故に、敵か味方が困惑するグドス。
「だけど、奴も仮面ライダーならば、これを受け取れ」
「んっ?」
それと共にグドスは、その手にケミーカードを手にする。
「おい、そっちの仮面ライダー、えっと」
「ローグだ」
「ローグ、お前の力、借りるぞ」
「どういう、んっ?」
そうしていると、ローグの身体から紫色の粒子がグドスの手元にあるケミーカードが吸い込まれる。
ローグの変身は解除されていない。
「今のは?」
「少しだけ力を借りさせて貰うぞ」
「そんな事まで」
「何度も見たからな、こっちでも役に立ったな」
そう、キャロルと葛城巧は会話を続ける最中。
「あの二人、何時の間に打ち解けたんだ?」
「分からないが、とにかく使ってみろ」
「あぁ!」
それと共にグドスは、片方のゲキオコプターをなんとか取りだし、そのまま新たなローグの力が宿ったライドケミーカードを装填する。
『ローグ!カリュードス!ガッチャーンコ!クロコカリュード!』
それと共に、グドスの姿は、ローグの要素が合わさった姿。
紫の硬く尖った狩人のような姿であり、そのまま、力を込めて、歩き始める。
「これで、やってやるぜぇ!!!」