歌姫と錬金術とライダー   作:ボルメテウスさん

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大義のため

「どうやら、やれるようだな」

 

そう、グドスに対してローグが問いかける。

 

「あぁ、勿論だ!」

「ならば、別れて戦うぞ、奴は、どうやら能力を未だに完全に使えていないからな」

 

その言葉と共にゼグドラシル・ガーディアンに向けて、ローグはその手に持った紫色の銃ネビュラスチームガンを放った。

紫色のエネルギー弾は、そのままゼグドラシル・ガーディアンに当たった事で、一瞬だけ怯む。

それによって、グドスを拘束していた能力が解除される。

 

「なるほど、けど、それ以外は」

「奴に攻撃を当てるまで、進む。それしかない」

 

その言葉と共に、ローグは、もう片方の手に赤い可動パーツとバルブが装備された片手剣、スチームブレードをもちながら、ゼグドラシル・ガーディアンに向かって、進む。

 

「そうするしかないなぁ!!」

 

それと共にグドスは真っ直ぐとそれに合わせるようにゼグドラシル・ガーディアンに向かって行く。

ゼグドラシル・ガーディアンは、その脅威に対して、すぐに対応するように、今度はローグに向かって、能力を発動する。

 

「ぐっ」

 

ローグは、その能力の標的になった事で、その身体に強烈な負荷が掛かる。

地面には、それによって亀裂が入り、一瞬、苦しむ声を出す。

だが、それに合わせるように、グドスはその手に持った斧を大きく振り下ろす。

 

「おらぁ!!」

 

振り下ろされた一撃からは、紫色のワニを思わせるエネルギー刃。

それが真っ直ぐとゼグドラシル・ガーディアンへと、ダメージが入る。

身体に、僅かにヒビが入った。

それによって、ローグの拘束は解除される。

 

「ふんっ!」

 

同時に追撃するようにローグは再びネビュラスチームガンでの追撃を行っていく。

 

「この方法で果たして上手くいくのか」

「いや、この方法だからこそ、対応出来るんだ」

 

その作戦に対して疑問に思ったキャロルの問いかけに対して、葛城巧は答えると同時に、ローグのデータを見せる。

 

「幻徳さんが変身しているローグは、他のライダーと比べても、高い防御力を誇っている。だからこそ、ゼグドラシル・ガーディアンから放たれる能力を正面から耐える事が出来る」

「つまりは、正面から、その攻撃を受け止めながら、戦うしかないという事か」

 

そう呟きながら、ゼグドラシル・ガーディアンは、二人が接近した事によって、その手から植物の蔦を造り出しながら、鞭のように攻撃を放つ。

その攻撃に対して、両者は、その腕を盾にしながら、接近し、攻撃を仕掛ける。

ゼグドラシル・ガーディアンの攻撃は、様々な所から放たれる。

だが、その攻撃を受けたとしても、グドスとローグは、まるで怯む様子もなく、攻撃を続ける。

 

「っ!?!?」

 

そうして、ゼグドラシル・ガーディアンの身体にダメージが入っている。

だからこそ、最後の抵抗と言わんばかりに、その身体から巨大な樹を生やす。

 

「奴は、まさか、この場の全てを巻き込む気か」

「その前に、倒す。俺が道を作る」

 

同時に、ローグは二つのアイテムを一つにしたネビュラスチームライフルにすると共に、そのままベルトに装填されているクロコダイルクラックフルボトルを装填する。

 

「大義のための犠牲となれ…!」『ファンキーブレイク・クロコダイル』

 

それと共に、ネビュラスチームライフルの引き金を引くと共に、巨大な紫色のワニがゼグドラシル・ガーディアンが造り抱いた樹を破壊する。

それによって、剥き出しになったゼグドラシル・ガーディアンに向かって、グドスはそのまま走り出す。

 

「やるぜぇぇ!!」『クロコカリュード!フィーバー!!』

 

それと共に斧を投げる。

斧は、投げられると共に、真っ直ぐとゼグドラシル・ガーディアンに向かって行く。

剥き出しになったゼグドラシル・ガーディアンに向かって、そのまま蹴りを放つ。

そのまま、斧がゼグドラシル・ガーディアンに向かって行くと、そのままエネルギーの形はまるで巨大なワニだった。

そんなワニの中央にいたグドスが放った一撃。

それによって、ゼグドラシル・ガーディアンは、耐えきれず、爆散する。

 

「っしゃ!」

 

同時に、ゼグドラシル・ガーディアンから飛び出たゼグドラシルを、そのままケミーカードに入れる。

 

「それが、戦兎が言っていたケミーか」

「あぁ、そうだ、んっ」

 

そうして、変身を解除したローグを、グドスは見る。

そこに立っていたのは変身を解除したローグの格好。

 

「・・・その格好は」

「何だ?他の世界だから、この格好には疑問を持つのか」

「えっ」

 

それと共に、グドスは思わず葛城巧の方へと目を向ける。

ローグの格好。

それは、まるで全身が森を思わせる格好であり、とんでもなくダサい格好であった。

これが、この世界のファッションなのか、グドスは問いかけたが、思いっきり首を横に振る。

 

「・・・とにかくレベル10のケミーは一体はこちらの手に渡った。

他の奴らは無事かどうか」

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