キャロル達が、ゼグドラシル・ガーディアンと戦っていた同時刻。
関流と雪音の二人もまた、とある場所へと向かっていた。
その場所は、都会から少し離れた場所の農場。
「ここに向かえと言っていたけど」
「あいつが言っていた仲間がここで何かを行うと言っていたから手伝えと言っていたからな」
そうしながら、雪音は呆れた様子で呟きながら、周囲を見渡す。
未だに別の世界に来たという事に関して疑問に持ちながらも、彼女は周囲を見ていた。
「そう言えば、気になっていた事が」
「なんだよ」
「確か、雪音さんと一ノ瀬って、なんか以前と関係が違うって聞いたけど、本当なのか」
「それを今、聞くか!!」
それに対して、雪音は思わず叫んでしまった。
「いやぁ、だって、既に恋人同士だって、聞いたから」
「べっ別に、今のあいつとは恋人じゃないし、それにその、あの時は勢いで」
「勢い?勢いって、どういう事なんだ?」
「だから、その」
「なんだか、ここまで聞くと、気になってんっ?」
そう、関流が言っていた時だった。
何かが、こちらに迫っていた。
一体、何なのか、二人は、首を傾げる。
それは、土煙をあげながらこちらに迫っていた。
「俺の前で、色恋の話をするんじゃねぇ!!」
「がぁぁ!」「はあぁぁぁ!?」
一瞬、何が起きたのか分からなかった。
それは、関流に向かって、ドロップキックをかます一人の男。
思わず雪音も口を開けて、驚いている間にも、そのまま関流に向かって、その胸ぐらを掴みながら。
「お前なぁ、人の色濃いをつっつく奴はぁ」
「いや、お前こそ、誰だよ」
そう思わず叫んでしまう雪音。
「頭ぁ!?幾ら何でも、暴走し過ぎですよ!」
「そうですよ、今は緊急事態だから、仕方ないですよぉ」
「うるせぇ!こっちはな、念願叶って、計画していたプロポーズ作戦を実行に移そうとしていたのにぃ」
「いや、分かりますけど、この状況で、それを言いますか」
そう、関流に掴み掛かっている男に対して、3人の男性が、なんとか抑えられる。
「一体、何なんだ、お前達は」
「あぁ、悪いなお嬢ちゃん。今、頭はかなり機嫌が悪いんだ」
「頭?」
「それで、プロポーズって、一体」
「ぐぎぎぎぎっ!!」
「だから、それは禁句だって!」
あまりにもぐだぐだな事に対して、思わず頭を抱えてしまう。
そんな時だった。
空に何かが通り過ぎる。
「なんだ、今のは」
「んっ、ビートルクスが反応している?」
それと同時に、僅かに見えた姿。
それは見た目はさながら、戦闘機や爆撃機といった飛行兵器を人型にしたようであり、顔面にメーターがついている。
「あぁ、ダウンウォールの奴らがなっていたのと似ているけど」
「なんだか白いですし、あの身体の真ん中にあるのは」
「間違いない、あれが戦兎が言っていた」
「もしかして、お前らが合流する予定の」
「んっ、という事はお前達が異世界の奴らか?まぁ、どっちでも良いわ」
そのまま、頭と呼ばれた男性は、ドライバーを腰に巻くと同時に、そのまま手に持ったアイテムをセットする。
『ロボットゼリー!』
それと共にドライバーから音声が流れると共に、彼を包み込むように巨大なビーカーが現れ、そのまま黄色いゼリーが流れ込む。
「変身」
『潰れる! 流れる! 溢れ出る!ロボットイングリス!ブラァ!』
同時に、その姿は大きく変わる。
その姿はまさしく黄金。
ロボットを思わせるアーマーを身に纏っているそのライダーの名は、グリス。
この世界におけるライダーの一人だ。
「さてっと、さっさと捕まえさせて貰おうか」『ツインブレイク』
それと同時に、グリスは、その敵に向かって腕に装着されているツインブレイカーを、真っ直ぐ宇と向ける。
すると、パイル先端から鎖と茨を伸ばし、その敵、エクシードファイターを取り込んだガーディアン、エクシードファイター・ガーディアンを拘束する。
「捕まえたのか」「ぬぐぐぐぐっ」
すると、グリスはかなり力を込めて、耐えている様子だった。
「ぬぉぉぉ!!!」「おいっ頭を抑えろ!」「おぉ!」
そう言っていると、他の三人組もまた異形の怪物へとすぐに変わった。
そのまま、グリスをなんとか抑える。
そうしていると、ロボットは今度はそのままこちらに向かっていた。
「俺も、見ているだけじゃ嫌だからな!!」『ビートルクス!マッドウィール!ガッチャーンコ!マッドX』
鳴り響く音声と共に、変身したシークンは、そのまま向かう。
それに合わせるように、エクシードファイター・ガーディアンに攻撃を行う。
素早く、そのまま突進し、エクシードファイター・ガーディアンは一瞬でよろける。
「へぇ、やるじゃねぇか、だったら、お前達、頼んだぞ」
「えっ頭ぁ!」
そのまま、グリス腕に装着されていたツインブレイカーを、三人に渡すと共に、突っ込む。
「加速!迅速!高速!速攻でお前をぶっ倒す!!」
エクシードファイター・ガーディアンに対して、もう一つ、召喚したツインブレイカーで、追撃する。
「ぐぬぬっ」
「あぁ、もぅ!」
そうしている共にクリスもまた、すぐにシンフォギアを身に纏う。
「うぉ、スマッシュでも仮面ライダーじゃない!」
「けど、それ、恥ずかしくないの?」
「五月蠅い!とにかく、これを抑えれば良いんだろ!!」
同時に、クリスは、その身から重火器を幾つも取り出す。
これまでだったら、その武装の数々で、敵を倒してきたが、今回はエクシードファイター・ガーディアンの拘束を外さない為。
「んっ、これって、確か、キャロルが渡していた」
そうしていると、クリスの腰にあった空白のライドケミーカードが真っ直ぐとグリスの元へと向かう。
そのまま、グリスの身体から僅かな粒子を吸収する。
「あぁ、今のは?」
「なんでも、お前の力を少しだけ借りる代物らしい」
「そうかよ、だったら、さっき殴った詫びだ、使え!」
それと共に、そのグリスの力のあるグリスケミーカードは、シークンのガッチャードライバーに装填される。
『ビートルクス!グリス!ガッチャーンコ!グリスX!』
その音声が鳴り響くのに合わせるように、シークンのその姿は変わる。
右腕には、巨大なカブトムシを模したツインブレイカー、左腕がロボットアームを装着していた。
「へぇ、だったら、こっちも」
『ウェルカム!一致団結!グリスパーフェクト!Are you Ready?』
それに合わせるようにグリスもまた、腰にあるスクラッシュドライバーからビルドドライバーに変え、別のフルボトルを装填する。
「変身…!」
『ファーマーズフェスティバル!グリスパーフェクト!ガキン!ゴキン!ガコン!ドッキングゥゥゥゥゥ!!』
同時にグリスもまた新たな姿、パーフェクトキングダムへと変わる。
「心火を燃やしてぶっ潰す!」
「俺の速度、付いてこれるんだったら、来てみろ!!」