「ネフシュタンの鎧」
俺達が辿り着くと同時に、風鳴さんの言葉が聞こえる。
「へぇ、あんた、この鎧の出自を知ってんだ?」
「二年前…………私の不始末で奪われたものを忘れるか。なにより、私の不手際で奪われた命を忘れるものかッ!」
その言葉と共に、2人の戦いが始まってしまう。
「えっ、嘘だろっ!なんでっこうっ!」『『ガッチャーンコ!スチームホッパー!』
「あっあぁ、仮面ライダーさん!」
俺もまた、すぐにスチームホッパーへと変身すると同時に、戦っている2人の間に入る。
「邪魔をするな、仮面ライダー!」
「お前かよっ」
「邪魔もするよ!なんで、人間同士で争っているんだ!」
「「戦場でなにを馬鹿な事をッ!」」
そう、2人が同時に叫ぶと共に、こちらに向かって、攻撃が襲い掛かる。
互いに敵同士なのに、こういう時には息が合うのかよ。
「そこで呆けているお前にはこいつらの相手でもしてなッ!」
その言葉と共に、俺は、信じられない光景が見えた。
ネフシュタンの鎧を身に纏っている子は、その手に持った杖からノイズを召喚した。
そのまま、立花さんの近くにノイズを召喚し、そのまま拘束する。
「ノイズを召喚しただとっ」
「まずは、一番の邪魔であるお前からだっ」
そのまま、俺に向かって、ネフシュタンの鎧の子が俺に向けて攻撃を仕掛ける。
「油断大敵だっ」
「違うなぁ、一番の邪魔な奴を、先に潰したんだよ!」
ネフシュタンの鎧の子は、そのまま風鳴さんをそのまま地面に叩きつけた。
「ぐっ」
「仮面ライダーの奴は、未だにどう戦うのかも分からない。
だったら、捕まえる対象を拘束して、邪魔になる奴を抑えておく。
欠片の聖遺物が完全聖遺物に敵うものか」
そう言っていた。
「本当に情報通り」
同時に聞こえた声。
それと共に森の奥から大量のミサイルがこちらに襲い掛かる。
それは、周囲の全てを巻き込んだ一撃。
突然の出来事に、全員が反応出来なかった。
「今のはっ」
それと共に見えた先にいたのは、ガッチャードライバーを腰に巻いた存在。
それだけで、同じ所持者だと分かる。
全身が重装甲に、まるで龍を思わせる籠手。
「お前は一体」
「私はエメラルダン。まぁ、貴方達に復讐をする為に来たの」
「復讐だと?」
「えぇツヴァイウイングのライブ事件と言えば分かるかしら?まぁ、良いわ。
風鳴翼も、そこに同じく生き残っていたあなたも、私にとっては、殺すのには変わりないから」
そうして、エメラルダンは、構えていた。
「待てよっ、なんで、そんな事をっ、ケミーと心を通わせたんだったら、なんで」
「ケミーと心を通わせた?何を言っているのかしら、こいつらは道具よ」
「はっ」
その一言に、俺は動きが止まった。
「私の復讐の為の道具。こいつらを使う時に、錬金術師から、少し施してくれたの。
最初は、あまり使いにくかったけどね」
「ケミーを使って、人を殺しているのか」
「えぇ、今までもね」
その言葉に、俺はどんな顔をしたのか、分からない。
だが、その心は明らかにヤバい事は分かっていた。
『ホッパァ!!』『スチィム!』
それは、ホッパー1もスチームライナーも同じだった。
だからこそ、俺達は気づかなかった。
「ぐっ、えっ、仮面ライダーさん」
「ちっ、反応があって来てみたらっ、不味いっ」
俺の身体が、黒く染まっているのに。