クローズブリザードへと変身した龍我は、そのまま真っ直ぐとリクシオン・ガーディアンに向かって行く。
リクシオン・ガーディアンもまた、クローズブリザードに向けて、その身体から電撃を放っていく。
「おらぁ!!」
それに対して、クローズブリザードは、まるで怯む事なく、真っ直ぐと殴る。
クローズブリザードは、まるでダメージを通っている様子はなく、平気な様子が見られる。
「まさか、氷を纏っている事で電気を通さなくなっているの」
その様子を見て、マリアは思わず呟きながらも、同時にケミカルもまた既にリクシオン・ガーディアンに接近していた。
「ふんっ」
まさしく電撃を思わせる素早さと共に放たれた一撃。
それは龍を思わせる程の威力を持ち、リクシオン・ガーディアンに僅かにダメージを与える。
それと共にリクシオン・ガーディアンは、そんなケミカルに向けて、爪を振り下ろそうとするが。
「俺を無視しているんじゃねぇよ!!」」
クローズブリザードがその拳に、氷のドラゴンを纏わせながら放った一撃が、リクシオン・ガーディアンに襲い掛かる。
その一撃だけでも、リクシオン・ガーディアンの腕は損傷し、そこから電線が飛び出る。
すぐにリクシオン・ガーディアンは、クローズブリザードへと視線を向け、攻撃を仕掛けようとするが、その背後にてケミカルが蹴り上げる。
「っ」
頭を襲う衝撃に驚きながらも、リクシオン・ガーディアンはすぐに後ろを振り返る。
だが、そこに映っていた光景に、リクシオン・ガーディアンは驚きを隠せなかった。
その周囲には巨大な氷の龍が九体、まるでこちらを睨むように立っていた。
ケミカルは、そんな氷の龍を足場にして、すぐに移動していた。
「おらぁ!」
正面からは決して無視する事の出来ない程の威力で氷の拳を放ってくるクローズブリザード。
それを無視すれば、瞬く間に戦闘不能となる。
だが、防御を行おうにもまさしく目にも止まらない速さで動くケミカルによって、その防御は崩される。
「お前のような奴に、俺達が負けるかよ!」
「例え無理だとしても、愛する人の為に戦う俺達に」
同時に、クローズブリザードは、蹴り上げ、そのまま2人は同時にそのドライバーに手を伸ばす。
「「負ける気がしねぇよ!!」」『シングルアイス!ツインアイス!グレイシャルフィニッシュ!」『ライジンクローズ!フィーバー!』
その音声が鳴り響くのに合わせて、周囲の龍が動き出す。
それは、2人を包み込むように動いており、氷の龍が電気を纏う。
それによって、真っ直ぐとリクシオン・ガーディアンに向かって、ライダーキックを放つ。
「「はああぁぁぁぁ!!!」」『バキバキバキバキバキーン!』
放たれた一撃。
それを正面から受け止めようとしたリクシオン・ガーディアン。
だが、その攻撃を耐える事が出来ず、そのまま爆散する。
「よっしっ」
同時に、リクシオン・ガーディアンから解放されたリクシオンを、ケミカルが回収する。
「助かりました、万丈さん」
「おぅ、別に気にする必要はないぞ」
そう、戦いを終えると共に、すぐに振り向く。
すると、万丈がふと口に開いたのは。
「そう言えば、お前って、もしかしてあそこにいる奴、好きなのか?」
「・・・なっ、いきなり、何を」
そう、驚きを隠せない様子のファイク。
「いや、戦兎の奴が、なんかそれを話題に出せって、言っていたけど」
「・・・いや、まぁ、その万丈さんは、その恋人がいた事だし、聞きたいんですけど、どうやって、付き合ったんですか」
同時に、頭を抱えそうになったファイクだが、反対にチャンスだと思い、聞く事にした。
「えっ、いや、俺の時は、あぁどうしてたっけ?」
そう、万丈が腕を組んでいると。
「ちょっと、貴方達、何を話している」
「えっうわぁ、なんでもねぇよ、なぁ!」「はっはい」
「・・・なんだか、怪しいわね」
その様子を、マリアは思わずジト目で見てしまう。
そんな時だった。
「なるほど、現状のライダー達の実力は把握出来たな」
「その声はっ」
同時に万丈が振り返ると、そこには1人の男が立っていた。
その姿には見覚えがあり、万丈は構える。
「万丈さん、まさかと思うけど」
「あぁ、あいつが、最上だ」
そこには、今回の1件の黒幕だと思われる最上がいた。
顔の右半分にヒビのような傷があり、前髪を右側だけ伸ばして隠しており、白い装束の祈祷師のような衣装と帽子を身に纏っている。
「お前まで復活しているとはな」
「なに、お前達のおかげでな。そのおかげで、こっちで俺達は無事に活動出来たしな」
「だったら、ここでまたお前達をぶっ潰してやるよ」
そう、万丈が叫ぶ。
「くくっ、倒せると、良いな、俺達、4人をな」
「なにっ」
その万丈と同時期だった。
ガーディアンを倒した場において、最上達がいた。
そして、その手にはネビュラスチームガンを手にしていた。
『『ギアエンジン』』『『ギアリモコン』』
「「カイザー!」」「「ブロス」」
そして、各々の地で変身した最上達。
そこにいたのはカイザーだけではない。
カイザーシステムの発展型であるブロスもまた、そこにいた。
「「「「さぁ、カイザーシステムの恐ろしさ、見せてやろう」」」」