歌姫と錬金術とライダー   作:ボルメテウスさん

133 / 370
オリジナルフォームに新たな項目を追加しました。
皆様の応募、お待ちしています。
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=302144&uid=45956


相棒との合体

ヘルカイザーと自称した最上。

その強さは、はっきりと言って、異常だった。

 

「ぐっ」

 

先程まで戦っていたヘルカイザーは、その両手に持っているネビュラスチームガンをこちらに向けて、引き金を引いて、エネルギー弾を放つ。その一撃に対して、俺はその攻撃を避ける為に空を跳ぶ。

だが、その軌道を読んでいたように、ヘルカイザーは、その身体から歯車のエネルギーを真っ直ぐと放った。

その先は、俺に向けた攻撃である。

歯車は、一目では、不規則に見える。

だが。

 

「がぁ!?」

 

背中に襲った痛み。

それが、ヘルカイザーが放った歯車による罠だとすぐに分かる。

 

「先程はあの攻撃に驚いたが、どうやら、不完全のようだったな」

「だから、さっきから、何を言っているんだ、お前は」

 

すぐに俺はガッチャージガンを取りだし、その銃口をヘルカイザーに放った。

だが、ヘルカイザーは、眼前に出した歯車の盾で、その攻撃を防ぎ、そのまま追撃する。

 

「例え、お前に記憶が無くても関係ない!かつての計画で、世界の融合は成功した!だがっ」

 

その一言に、俺は疑問と共に見開いてしまう。

 

「それをっ貴様がぁぁ!!!」

 

そのまま、俺は大きく吹き飛ばされてしまう。

 

「ぐっ」

「だが、どうやらまだ不完全のようだ、ならば、ここで消せば」

 

ヘルカイザーは、ゆっくりとこちらに近づく。

さすがにこのままでは危険だ。

そう考えていた時だった。

 

「そうはさせないよぉ!」

 

聞こえた声。

見上げれば、ヘルカイザーに向かって、何かが攻撃が降り注ぐ。

その方向を見ると、そこに居たのは、戦兎さんがいた。

 

「待たせたな、一ノ瀬」

「戦兎さん!遅いですよ!」

「よく言うだろ、ヒーローは遅れて来るもんだと、それに、こっちも終わったからな」

 

そうしながら、俺の方へと、ケミーカードを渡した。

ケミーカードには何も描かれていないが。

 

「これは」

「ケミーではなく、エクスガッチャリバーの力自体を十全に発動させる為に俺が創ったカードだ。最上は、既にデータのあるケミー達では対抗出来ないからな」

「ぐっ、葛城巧!」

「俺はもう、葛城巧じゃない、桐生戦兎だ、最上。そして」

 

そのまま、桐生さんが取り出したのは一つのアイテム。

 

「ここからは、お前が見た事のないビルドだ」『クローズビルド』

 

そのまま桐生さんもまた、そのアイテムをゆっくりと構える。

 

「俺も、負けていられないよな!」『クロスオン!X TOGETHER!CARROLL!!GARY!!MIKA!! LEIA!!FARRAH!!』

 

同時にエクスガッチャリバーを取りだし、そのままガッチャードライバーに装填する。

 

「はぁはぁ、やっと追いついた、ここか!」「ようやく座標を掴めたから」

 

それに合わせるように、万丈とキャロルが辿り着いたようだった。

だが、そんな事を気にせず、俺達はそのまま構える。

 

「・・・おい、なんだこいつ!なんで私の方に手を伸ばしている!!」「んっ、おい、これって、まさかあのパターンかよ!!」

 

そのまま、俺達は構える。

 

「「変身!!」」「「駄目です!!」」

 

その叫びと同時だった。

 

『ラビット! ドラゴン! Be The One! クローズビルド!イェイ! イェェーイ!』

『ガッチャーンコ!X!レインボーガッチャード!スーパー!』

 

鳴り響く音声。

それと共に、戦兎さんの姿が変わる。

それは、戦兎さんのビルドと相棒である万丈さんのクローズが合わさった姿。

その名の通り、まさしくクローズビルドだ。

俺もまた、その姿は変わっていた。

これまでのスーパーガッチャードとは違い、身体を覆うアーマーの大半は紫色の魔法使いを思わせる。

それに合わせて、青い水の結晶を思わせる籠手が右腕、黄色いトンファーが一体化している左腕、ギーツさんのブーストを思わせるマフラーがある赤い右脚に鋭い刃が備わった左足。

どうやら、レインボーという名の通り、身体が虹色のような身体だ。

 

「おぉ!すげぇ!!これがエクスガッチャリバーの力かぁ!!!」『おいっこれは一体どういう事だ!』

「おぉ、まさかとは思ったけど、空になったジーニアスボトルにラビットボトルを入れてみたけど、まさか成功するとはな」『おい、戦兎!お前、またやりやがったな!!』

「んっ?」

 

何やら、俺の身体だけど、それ以外が入っているような。

ケミーではないようだけど。

 

「あれ、そう言えば、キャロルはどこに行ったんだ?」『お前の変身に巻き込まれたんだよ!!』

「えぇ、キャロルが俺の身体に!!」

 

まさかの事で、さすがに俺は驚きを隠せなかった。

 

『どうするんだ!このまま戻らなかったら!』

「あぁ、大丈夫、俺達の時も、なんとか戻ったから。まぁ、もしもの時は」

『おい、なぜ、そこで黙る!おい、ビルド!!』

「とにかく、今はヘルカイザーが先だ!」

『ビルドォォ!!!』

 

俺の身体の中から、キャロルの叫びを聞きながら、俺は真っ直ぐと走る。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。