歌姫と錬金術とライダー   作:ボルメテウスさん

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未だに足りない物

 海での特訓に対して、かなり盛り上がっていた。

 

「いやぁ、本当に楽しいなぁ!」「そうですねぇ」

 

 そう、海の向こうを見る。

 

 そこには、普段はケミーカードの中で窮屈な思いをしている彼らが思いっきり羽を伸ばしている。

 

 それに対して、俺達は満足げに見ている。

 

「いや、お前達の体力、どうなっているんだよぉ」

 

 そう、クリスはベンチで寝転がりながら言う。

 

「一ノ瀬の奴は、体力が化け物クラスだったが、まさかここまでとは」

 

「とりあえず、買い出しをしに行った奴らが、来るまで「ホッパー!!」っ」

 

 そうしていると、ホッパー1が叫び始めた。

 

 それに合わせて、他のケミー達がすぐに動き始めた。

 

 それに対して、全員が驚きを隠せない最中、そいつが現れた。

 

「へぇ、まさかこっちの気配に気づくとはな」

 

「お前はっ、ゴールド!」

 

 そこには、ノエルの仲間の1人であり、確かな意識がある奴の1人であるゴールドがいた。

 

 既に変身している奴は、そのまま、こちらに向かって、その斧を振り下ろそうとしていた。

 

 だが。

 

「変身!!」

 

 それよりもは早く、俺達はすぐに変身を行い、攻撃を防ぐ。

 

「へぇ、反応は早いなぁ、けどさぁ」

 

 同時に、その周囲には、気味の悪い存在の怪物達が立っていた。

 

「こいつらは」

 

「マルガム、最近になって、成功したんだぜ」

 

「マルガムっ」

 

 それに対して、エルフナインは知っている様子だった。

 

「知っているの?」

 

「ガッチャードライバーなどとは違い、ケミーを直接取り込んだ存在ですっ」

 

「既に、実験は出来たからな、お前らにほとんどのケミーは奪われたが、レプリケミーでも十分なのさ」

 

 それと共に、マルガム達が俺達に襲い掛かる。

 

「だったら、マルガムを倒して、レプリケミー達も救う!!」

 

 そうしていると、ファイクが、その手に新たな武器を取り出していた。

 

「へぇ、お前が戦うのか」

 

「今日こそ、決着をつけるっ、だからこそ」

 

 ファイクは、すぐにケミーカードを一枚取り出す。

 

 それは、サーベライガーだった。

 

「お前を倒すっ」

 

 そう、サーベライガーをそのアイテムに装填した。

 

「ケミカルの、ナンバーは5、だからこそ使えるはずだが」

 

「ぐっ」

 

 だが、そのアイテムは拒否するように、サーベライガーが弾ける。

 

「ぐっ」

 

「最高の相性では、なかったか」

 

「どうすればっ」

 

「どちらにしても、無駄な事のようだな!!」

 

 そう、ヴェライブが、ファイクに向かって、振り下ろそうとした。

 

 だけど。

 

「やらせるか、行こうリクシオン」アニマルチャンプ

 

 そのまま、俺はすぐにエクスガッチャリバーで、その斧を受け止め、蹴り飛ばす。

 

 同時にエクスガッチャリバーを、ガッチャードライバーに装填し。

 

「行くぜ!!」ガッチャーンコ! X! リクシオン! スーパー! 

 

 鳴り響く音声と共に、電撃の獅子を思わせるアーマーを身に纏い、同時にヴェライブと相対する。

 

 俺の身体は電気を帯びる。地面に触れば電流が流れ、周囲を照らす。同時にヴェライブもまた、こちらに気づくと、その手に持つヴェラアックスを構えていた。

 

「っ!」

 

 瞬時に、俺はその手にエクスガッチャリバーを握ると共に、その刃を真っ直ぐと振り下ろす。ヴェライブは、その一撃を防ぐ為に自らのヴェラアックスを構えようとした。だがそれは悪手だ。俺の狙いはその刀身を伝って相手に流し込む電気にある。

 

「ぐっ!?」

 

 ヴェライブは、その身体に流れる痛みに顔をしかめながらも立ち上がった。そして、ゆっくりと息を吐き出す。すると、その肉体に変化が訪れた。全身の血管が浮き上がり、筋肉が隆起しており、その姿はまさに怪物と呼ぶに相応しいものだった。ヴェライブの仮面の下からでも、彼の口角が上がり笑みを浮かべていることが分かる。彼は右腕を振りかぶると、一気に駆け出した。それに反応して、俺も構えを取る。

 

「はははぁ、お前っ本当に面白いなぁ!!」

 

 ヴェライブは、ヴェラアックスを握りしめ、俺に向かって走る。そして、ヴェラアックスを振り下ろした。

 

 エクスガッチャリバーとヴェラアックス、互いの武器がぶつかり合い、激しい火花を上げる。その衝撃によって両者は弾かれ、距離を取った。俺は腰を落として構えると、足に力を入れて飛びかかる。その動きに合わせて、ヴェライブも突進してきた。二人は激しくぶつかる。その時、二人の身体から雷が発生し、辺りに飛び散った。両者ともに、攻撃の手を止めない。

 

 俺は拳を突き出し、ヴェライブはそれをかわす。ヴェライブは再び攻撃をしかけるため、距離を詰めようとした時だった。俺は左手を前に突き出すと、そこから電気を発生させた。

 

 それによって発生した電気エネルギーは、ヴェライブに直撃する。

 

 それにより、ヴェライブは痺れて動けなくなった。

 

「ちっ、どうやら、ここまでのようだな」

 

 そうしていると、ヴェライブは、すぐに転移していた。

 

「逃がしてしまったか」

 

「仕方ない、奴は油断出来ないから」

 

 それと共にファイクは、そのアイテムを悔しそうに見つめる。

 

「俺にも、この力を使いこなせれば」

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