「・・・これ、どうするんだ」
四位に向けて、六道は思わず問いかける。
それは、彼らと共に行動している暁と月読の2人の険悪な雰囲気だったからだ。
「そんなの、俺に聞くなよ!というよりも、それを俺に相談して、どうするんだよ」
「あぁ、そうだった」
四位と六道、この2人は、ライダーとして関わる前からの知り合いであった。
いわゆる、幼馴染みである彼ら。
だが、その仲は、悪友に近かった。
「あの2人の仲、普段の俺達とは正反対だろ」
「あぁ、どうするか、大人として」
「あぁ、どうするか、男として」
六道は、自身の発言とは正反対な事を言う四位に対して、思いっきり拳骨を行う。
「「・・・・・・」」
そんな2人を余所に、暁と月読は未だに無言であった。
そんな最中だった。
それは、直感だった。
長年の経験だっただろうか。
六道は、その腰にあるガッチャードライバーにすぐにゴリラセンセイとバレットバーンを装填する。
「ぐっ!」
「なっ」
同時に聞こえて来たのは銃声。
それと共に、両腕で、その一撃を受ける。
それには、暁と月読が驚く最中で四位もまた、動き出していた。
「さっそく、これを試してみるか!」キングリフォン!ウィザード!ガッチャーンコ!ギンウィザード!
鳴り響く音声と共にグドスの姿は大きく変わる。
それは、別世界の仮面ライダーウィザードの力が宿るケミーカードであり、彼の力を纏う事で、その姿はそれに酷似していた。
「はあぁぁぁ!!」
そのまま、背中に翼を生やし、両手にはウィザードの武器であるウィザードソードガンを手に、襲撃者にすぐに攻撃を仕掛ける。
そこにいたのはベルデバスターがいた。
そのまま、すぐに銃弾を放とうとした。
しかし、ユウゴッドは、それを許さなかった。
「っ」
グドスは、そのまま手にしたウィザードソードガンを振り下ろす。
振り下ろされた攻撃に対して、ベルデバスターは、受け止める。
しかし、そんなグドスの横には別の影が迫っていた。
「へぇ、別の奴も迫っていたか」
それはタイタンであり、その拳が襲い掛かった。
だが、その場を大きく後ろに飛ぶ事で、その攻撃を避ける。
「さっさとやれよ!」
「分かっているよ!」
それと共にベルデバスターとタイタンに向かって、銃弾の嵐を浴びせる。
銃弾の嵐によって、二体は後ろへと下がる。
「さっきまで仲が悪かったのに」「息の合ったコンビネーション」
それに対して、2人は驚きを隠せなかった。
「心配じゃないんデスか?」
「心配、あいつ相手に、無駄だよ」
「無駄って」
「長い間、一緒にいたからな、だからこそあいつが出来る事は知っている」
「信頼なんかじゃない、腐れ縁だからな」
そう、2人は互いに睨みながらも言う。
その様子を見た、暁は。
「大好きな調だから傷だらけになることが許せなかった、だから」
「・・・私も、同じ、だから」
同時に2人は、頷く。
「それじゃ、俺達もやりますか」
「まぁなっと」
それと共に、グドスの手には拳銃型であり、新たな強化アイテムであるフィアクドスゲーベル。
それは、ユウゴッドも同じで、彼の手にはドリル型の武器でありブイワンユウゴッドリル。
「こいつら相手には、こっちの方が有効だからな」ブッサソーリー
「それ、やっぱり体力を使うのか」グレイトンボ
「かなり」
そうしながらも、2人は各々がケミーを装填すると共に、新たな姿になる為に構える。
「なら、行くぞ!」ガッチャーンコⅣ!ブッサソーリー!Ⅳ!
鳴り響く音声と共に、グドスの姿が変わる。
その姿は一言で言えば、シンプルだった。
これまでは派手なプロペラや斧は身体のパーツの一部となった。
同時に全体的にサソリの特徴のある紫色のアーマーで覆われた。
「おぅよ!」ガッチャーンコⅥ!グレイトンボ!Ⅵ!
そして、ユウゴッドは反対にそれは派手であった。
背中から生えたトンボの羽型ユニットが、意思があるように動く。
ここに、2人は新たな姿で、誕生した。