歌姫と錬金術とライダー   作:ボルメテウスさん

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十字の共闘

各々が新たな姿へと変わった瞬間、ベルデバスターとタイタンも再び動き出していた。

ベルデバスターは、懐から取り出した新たなレプリケミーをそのまま自身の武器であるベルデアタッシュに装填し、構える。

その銃口は、新たな姿に変わったユウゴッドとグドスではなく、シンフォギアを身に纏ったばかりの暁と月読の二人であった。

 

「・・・」

 

無言で放たれたその一撃は、カマンティスの力が宿っている事も相まって、まるで鎌を思わせる銃弾で襲い掛かる。

だが、それに対して、二人はまるで慌てる様子はなく、既にケミーカードを取り出していた。

 

「力を貸して欲しいデス!ミテミラー!」

「一緒に行こう、サスケマル」

 

二人は合わせるように、そのまま腰にある新たなライザーに装填すると共に、姿が変わる。光に包まれながら、迫り来る鎌。

それを受け止めたのは、同じく鎌を持つ暁だった。

 

「はあぁぁぁ!!」

 

鏡を思わせる銀色の輝きから解放された彼女が見せた姿。

ミテミラーの鏡を連想させる鎧を全身に身に纏いながら、まるで太陽を思わせる光輪。

それこそ、ミテミラーの力によって、再現されたアマテラス・ミテミラーギアだった。

暁の振るった鎌によって、迫っていた全ての斬撃は、そのままベルデバスターに向かって行った。

 

「っ」

 

ベルデバスターは、再度ベルデアタッシュを構え、そのまま放った。

放たれた全ての攻撃は、自身に迫っていた攻撃を相殺するように放った。

同じ攻撃同士がぶつかり合う事によって、発生した爆煙。

それは、彼の元に攻撃が当たらなかった証拠であった。

だが。

 

「ふっ」「っ」

 

爆煙に紛れ、その後ろにいたのは月読。

先程までは、確かに暁の隣にいたはずの彼女がなぜ、そこにいたのか。

それは、彼女の纏っている力に関連していた。

サスケマルという忍者のケミー。そして、その力の源になっている風魔手裏剣。そして、元々速さに優れているシュルシュガナ。

それらが合わさった事で誕生した忍者ギアの速さによるものだった。

 

「ふっ」

 

掛け声と共に、その手に持った巨大な手裏剣を振り下ろす。

ベルデバスターは、さらに地面を転がるように避ける。

同時に、タイタンがそんな月読に接近し、そのまま攻撃を仕掛ける。

攻撃力のあるその一撃を、今の身軽な彼女が受ければ、大きなダメージは免れない。

しかし。

 

「やらせるかよぉ!!」

 

そのタイタンの動きを止めたのは、グドス。

腕から伸ばしたサソリの尻尾を思わせるパーツによって、その攻撃は止められる。

同時に、その尻尾を利用し、接近を行いながら、その手にあるフィアクドスゲーベルで銃弾を放っていく。

 

「っ」

 

その攻撃を受け止めるタイタン。

強固な防御力のタイタンだが、身体に変化が起きる。

 

「こっちも、毒だからな、十分効いているんじゃないかよっと」

 

そのまま、蹴り上げる。

通常とは異なり、三体のケミーの力によって発揮されるその一撃は、タイタンの防御を上回るのに十分だった。

それを見たベルデバスターもまたすぐに援護を行おうとした。

 

「お前もな!」「っ」

 

同時に上を見れば、それは空を飛ぶユウゴッドだった。

彼は、その手にあるブイワンユウゴッドリルを手に、真っ直ぐと振り下ろす。

ベルデバスターは、そんなユウゴッドに対して、次々と、正確無比に撃っていく。

だが、それらを全て、避けていく。

 

「お前の攻撃は、全て見える!」

 

トンボの360度の視界。

普通の人間では、情報量があまりにも多すぎるそれらは、ケミーの力によって、緩和していた。

それだけではない。

元々、両腕に備わっている銃もまた、その視界が合わさる事によって、その銃弾はまさしく。

 

「っ」

 

百発百中であった。

それによって、二人はまさしく怯んだ瞬間であった。

 

「「「「これで終わりだぁ!」」」」ガッチャーンコ!シャイニングフィーバー!

 

その音声と共に、4人はまさしく構えていた。

各々の持つ武器。

その武器にエネルギーを纏いながら、真っ直ぐと放った。

 

「「っ!」」

 

それらの一撃に対して、ベルデバスターとタイタン。

その全ての一撃が重なり、十字の形となる。

同時に、爆散する。

 

「やったデス!」「・・・だけど、これって、大丈夫なのか?」「あっ」

 

同時に見れば、変身者である二人が見える。

怪我はしており、かなりギリギリの状態だった。

 

「とっとにかく、運ぶぞ!」

「おっおぉデス!」

 

勝利した4人ではあったが、二人を連れて、近くの病院へと向かう事に。

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