歌姫と錬金術とライダー   作:ボルメテウスさん

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風鳴邸の一悶着

先日の戦いにおいて、敵側の二人を保護する事に成功した。

保護を行った後、すぐにレプリケミー達の意識を宿す事に成功した。

それでも、未だに情報は少なく、何が起きるか分からない。

その最中で、その不可解な行動に関する報告があった。

 

「まさか、あの場所が関係していたとはな」

「深淵の竜宮」

 

日本政府の重要拠点であると予想が立てられる。

候補となる地点は、異端技術に関連した危険物や未解析品を収める管理特区――通称「深淵の竜宮」。

もう一か所が、風鳴翼の生家でもある風鳴 八紘邸であった。

その風鳴邸の防衛の為に、翼、マリアの二人のシンフォギア装者。

それと二人。

 

「・・・大丈夫なのかしら」

「どうかしたの、マリア」

「いえ」

 

それと共にマリアは後ろを振り返る。

そこには。

 

「ツツツバササンンン!マリアヒャンンンンガガガガッ」

 

今回の任務にて、同行する事になったジャスティファイこと泉のあまりの挙動に対してだった。

これからの防衛任務において、何が起きるのか分からない為、ライダー達もまた、様々なチームに分かれていた。

そして。

 

「フフフフッ、スコシハオチツケ」

「いや、あなたもよ」

 

そこに立っていたのはヴァルバラドだった。

これまでは治療に専念していたが、ようやく復帰する事が出来た彼は任務に復帰した。

この錬金術師に関する事件を重く見た米連の上層部もまた、ヴァルバラドを正式にS.O.N.G.の一員として送り出した。

 

「大丈夫だろうか」

「一応話には聞いたけど、ファンらしいわ、けど分かっているわね」

「勿論ダ、任務ニハ支障ハナイ」

「カタコトになっているわよ」

 

そう、マリアは呆れたように言う。

すると、ドアが開かれる。

その先にあったのは巨大な石。

それが、彼らが守るべき対象である。

 

「ここが、翼の実家」

「なにっ!」

 

それを聞いた泉は驚きを隠せなかった。

 

「どっどうしよう、こういう時には手土産が必要なはず、どうするヴァルバラド」

「ふっ、笑えないジョークだな」

 

そう言っていると共に、ヴァルバラドは懐から取り出したのは、饅頭であった。

 

「ファンとして、当然のたしなみだ」

「なっ」

「貴方達、少しは緊張感を持ちなさい」

 

その様子を見ていたマリアは呆れていた。

やがて、複数の人影が見える。

 

「ご苦労だったな慎次」

 

その人物が現れると同時に、全員が緊張しながら、構える。

 

「それにS.O.N.G.に編入された君達の活躍も聞いている」

 

それらの会話を行っている間にも、その人物は翼を見ようとしなかった。

 

「お父様!」

 

だが、翼は、彼を呼び止めた。

 

「…沙汰もなく申し訳ありませんでした」

「お前がいなくとも風鳴の家に揺るぎはない。勤めを果たし次第戦場に戻るといいだろう」

 

そのまま報告するように、ゆっくりと喋る。

だが、その人物は、まるで翼を突き放すように言う。

だが、その言葉に対して、その場にいた三人は怒りを隠せない様子だった。

 

「待ちなさい!貴方翼のパパさんでしょ!だったらもっと他に…」

「マリア…いいんだ」

「でも…」

 

そうしている最中、ヴァルバラドと緒川は何かに気づく。

同時に、そのまま構える。

 

「そこにいる奴、出てこい」

 

その一言と共に、ゆっくりと、その姿が現れる。

 

「八俣さんっ」

「まさか、ここで彼が出てくるなんて」

 

その登場に驚きを隠せない最中で、ゆっくりと構えていた。

 

「霊装」顕現!護国心意!都牟刈!!

 

鳴り響く音声と共に、都牟刈へと姿が変わる。

それだけではない。

その変身に合わせるように、ファーストウォーリアもまた、姿を現していた。

 

「ここで襲撃っ」

「迎え撃つ、鉄鋼!」「あぁ、変身!」

 

それに合わせて、ヴァルバラドもまたすぐに変身する。

泉もまた同時に変身する。

 

「ここで、正気に戻してみせる!」

 

彼女達もまた、すぐにシンフォギアを身に纏うと共に、眼前にいる彼らに向かって行く。

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