歌姫と錬金術とライダー   作:ボルメテウスさん

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その歌を届ける為に

仮面ライダーとして、再誕したヴァルバラド。

自身の愛用の武器であるヴァルバラッシャーを構えながら、そのまま都牟刈へと向ける。

 

「さて、貴様の腕前、試させて貰う」

 

ヴァルバラドの一言に合わせるように都牟刈は、そのまま刀を振り降ろす。

素早く、柔軟な動き。

それは変身者自身の技量も相まって、まさしく変幻自在の剣技であった。

 

「ふんっ!」

 

それに対して、ヴァルバラドは単純なパワーでは上回っている。

力だけでも、都牟刈よりも上であり、さらには彼自身の防御力が変幻自在の剣の攻撃を受けてもダメージはまるでなかった。

 

「はぁぁ!!」

 

そして、都牟刈に対して、翼も同時に攻める。

都牟刈は、その攻撃に対して、戸惑いながらもすぐに対応をしようとする。

だが。

 

「今のあなたには、負けない!」

 

その攻撃を、簡単に受け流し、反撃した。

前回の戦いにおいては、苦戦を強いられていた翼。

だが、その差であったジャマタノオロチの力を今は翼も宿している。

それによって、力の差はほとんどなかった。

 

「本来のあなたであれば、今の私は敵わなかったでしょう」

「その剣技だけでも一流だと分かる、だが、今のお前では勝てない」

 

その理由を、2人は理解していた。

 

「意思のない操り人形となっているお前には、負けないのだから」ヴァルバラドクラッシュ!

「だからこそ、あなたを戻す為に、この歌を届ける!」

 

それと共に、2人の武器を重ねて、そのまま都牟刈を吹き飛ばす。

同時に、都牟刈は、その身体から9本の巨大な蛇の顔を作り出すと共に、2人に向かって襲い掛かる。

翼は、二振りの剣を一つにすると同時に、雷や激流、焔によって口に刃を咥えた八体のオロチを作り出す。

そして、ヴァルバラドもまた同じく構えると、ヴァルバラッシャーには、これまでには考えられない程のエネルギーを纏う。

 

「はあぁぁあっぁ!!」

 

それと共にヴァルバラドは、一瞬でヴァルバラッシャーで、都牟刈の首を切り裂く。

そして、翼は、そのまま跳び上がる。

 

「これが、私の歌!」

 

翼の姿。

それは、まさにステージの上に登るように。

そして、そのまま都牟刈に向けて、翼は、その剣で斬り裂く。

 

「はあぁぁぁ!!」

 

それによって、都牟刈の身に纏っていたアーマーは斬り裂かれる。

同時に、そのまま地上へと降りる。

そして、都牟刈の変身者である八俣をヴァルバラドが受け止める。

 

「どうだった、歌は」

 

そう、言葉をゆっくりと聞く。

 

「ははぁ、本当に、もうここまで立派になるとは」

 

それと共に八俣は笑みを浮かべる。

だが。

 

「だけどっ、このままではっまずいっ」

「まずいって、何が」

「奴らがっとんでもない事をしようとしている」

「なんだって?」

 

八俣の言葉に、その場にいた全員が目を見開く。

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