ファクトの後を追った飛渡達。
彼らは、その後を追うと共に、そこにいたのは。
「Dr.ウェルっ!」
「あぁ、まさか君達と再会するとはねぇ」
そこにいたのは、Dr.ウェルだった。
その登場に驚きを隠せない最中、既に彼はテレポートジェムで転移されそうになっていた。
「なんで、あいつがっ」
「その左腕をネフィリムと同質化させたが故に消滅を免れたネフィリムの一部として異端技術に関連する危険物、即ち「物」として扱われ、それらを保管する為にここに隔離されていたのか」
「全く、政府の奴らも酷い。だが、こうして時代は英雄を求めていた。
ならば、そこに向かうだけ」
その宣言と共にDr.ウェルの姿は既に転移されてしまう。
「くそっ、奴はどこに」
そうしている間にもファクトの銃口は既に彼らに向けられていた。
それに対して、飛渡達もまた、すぐに構える。
だが。
「ぐっ」
「飛渡さん!」
「さっきの戦闘の」
「使い慣れていない力の影響みたいだっ」
そう言っている間にも、既にファクトの銃弾が彼らに向けていた。
だが、その一撃は。
「ちょっせいぃ!!」
聞こえた来た声と共に防がれた。
見ると、そこには雪音がゴルドダッシュに乗って、来ていた。
「・・・何をしに来た」
「後輩を助けに来た、それだけだ」
そう言い、雪音はそのまま降りる。
同時に暁と月読を見ながら。
「悪かった、攻撃しそうになって」
「クリス先輩」
「正直に言って、焦ってた。だから」
「大丈夫です、私達も同じだったから」
そう2人の笑みを見て、雪音もまた頷く。
「だったら、さっさとあいつをなんとかするぞ」
「うん、行こう」デュオケミー!バウンティーバニー!
「合点承知デス!」デュオケミー!ミテミラー!
鳴り響く音声と共に、暁はアマテラス・ミテミラーギアに、月読は先程の戦闘において戦ったマルガムから新たに加わったバウンティーバニーの力を借りた八尺瓊勾玉・バニーギアへと変わる。
その姿へと変わると同時に、ファクトもまた、攻撃を仕掛けてきた。
それに対して、ファクトはすぐにライデンチを装填し、そのまま電撃を放った。
「それは読めている」
だが、それは月読が放った光の丸鋸。
それによって、遮られた。
それと共に接近すると共に、蹴り上げる。
すぐにファクトは、そんな月読の攻撃を片手で防ぐ。
同時にもう片方の手に持ち替えた銃を向けた。
だが。
「やらせないデスよ!」
それを遮るように暁の鎌が、その腕を絡める。
両腕を完全に拘束されている状態。
「今デスっ」「先輩!」
それと同時だった。
巨大な結晶を思わせるゴルドダッシュの腕がファクトを拘束する。
「はあぁぁぁぁ!!」
それと共に、背中にあるゴルドダッシュのタイヤによって、加速する雪音。
その勢いと共に、ファクトに向かって、そのまま蹴りを放つ。
本来の得意な戦法とは違う一撃。
だが、それは確かに、ファクトを吹き飛ばした。
同時に、変身に使われたミテミラーは吐き出され、同時に変身を解除される。
「やったじゃないかよ」
「あぁ」
それと共に、飛渡の言葉を聞きながら、合流する。
「だけど、結局こいつらは」
その時だった。
『大変ですっ』
「なんだ?」
それと共に聞こえた通信。
『ノエルが、本格的に動き出しましたっ、場所は』
「場所は?」
『響さんと一ノ瀬さんが今、いる場所ですっ』
それは、まさしく最悪な情報であった。