歌姫と錬金術とライダー   作:ボルメテウスさん

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現在と過去

一ノ瀬と響の2人が、ノエルと戦ってい同時刻。

キャロルは、とある場所へと目指していた。

 

「キャロル、一体、どこに向かうつもりですか?」

「チフォージュ・シャトーをコントロールする。今の私の記憶があれば、これの作動を停止させる事は出来るはずだ」

「確かにそれは可能ですが、一体、どこに行けば」

「さぁな、それが分かれば苦労はしないが」

 

そう、キャロルは体内で一体化しているエルフナインと共に、走っている時だった。

彼らの目の前にある通路が変化する。

それは、まるで自分達を誘い込むように。

 

「キャロル、これは」

「罠、という可能性はあるだろうな。そしてこれを行う可能性があるのは」

「Dr.ウェル」

 

チフォージュ・シャトーに突入する前に、S.O.N.G.本部から届いた情報で、Dr.ウェルがこの場にいる事は既に予想している。

それと同時に、彼らの前で相対する可能性は十分に考えられた。

 

「どちらにしても、罠であれば、それを真っ直ぐと壊すだけだ」

「キャロルって、僕が知らない間に結構」

「何か言ったか?」

「いっいいえ、なんでもありません!」

 

エルフナインが何か言う前にキャロルは声を出して、無理矢理止める。

それと共に、真っ直ぐと進む。

 

「おやおや、こうして会うのは、初めましてかな、新たな仮面ライダー」

「あぁ、そうだな、初めましてだな、Dr.ウェル」

 

ゆっくりと進んだ先に見えた人影。

そこにいたのは、Dr.ウェルだった。

しかし、その様子を見て、エルフナインは驚きを隠せなかった。

 

「その血は」

「ははぁ、まさか起動と同時に刺されるとは思わなかったよ」

 

同時に見れば、その腹部にある血の量。

それを見るだけでも、既に致命傷であるのは間違いない。

それに加えて、キャロルはその腹部にある闇が見える。

 

「ダインスレイブの呪いか」

「全く、厄介なのを遺してくれたよねぇ、君のコピー体は」

 

そう、Dr.ウェルはそう告げた。

 

「それで、私をここに呼んだ訳は?」

「なに、嫌がらせだよ、あのノエルに対してね」

「ほぅ、嫌がらせか」

 

それに対して、キャロルは笑みを浮かべる。

 

「あのノエルはね、僕の夢を馬鹿にした。

ならば、それに対する報復をするのが人間っていうもんだろ」

「その為に、命を」

 

Dr.ウェルの、その言葉に対して、エルフナインは戦慄を覚えていた。

だが。

 

「夢に命懸けな人間もいるんですよ」

 

そう、狂気染みた笑みを、Dr.ウェルは呟く。

それと同時だった。

 

「さて、ここから先を進めば、コントロールルームがありますが、果たして、君達に勝てますかね」

「ふん、大方、あいつの事だからな、用意しているだろうな」

 

それと同時に、キャロルが睨んだ先。

そこにはコントロールルームがあり、その扉が開かれる。

同時に見れば、そこには一つのカプセルがある。

カプセルが開かれ、そこから現れたのは一つの人影が。

 

「あれは」

「城内には、予備としているホムンクルスがある。それを考えれば、こいつの使い道も簡単に予測できる」

 

それと同時に、そのホムンクルスの横には一つの巨大な琴が現れる。

ホムンクルスは、それを鳴らすと共に、大きく変わる。

その姿は。

 

「ファウスト・ローブっ」

「ダウルダブラか、既に修復している訳か、だが良いだろ」

 

それと共にキャロルは構える。

 

「現在の俺達と過去の俺。

どちらが強いか、腕試しとしようか」

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