「おらぁ!」
真っ直ぐと、俺はその拳をノエルに向かって放った。
放たれた拳は、そのままノエルの鎧へと当たる。
だが、ダメージがまるでない様子だ。
「これは」
「本来の計画とは違うが、この力が使えるのは十分のようだ!」
ノエルは、その一言と共に錬成しただろう新たなダインスレイブを模した剣を俺に向かって斬りに掛かる。
その斬撃に対して、ジェット噴射で前に飛んで避けると共に、新たなケミーをガッチャードライバーに装填する。
「だったら、超接近で戦う!」ガッチャーンコ!ファイヤー!アントレスラー!アチーッ!
燃え上がる闘志と共に、ジェット噴射の勢いと止まらないで蹴り飛ばす。
アントレスラーによる格闘能力とファイヤーガッチャードによる力が合わさった事でノエルを吹き飛ばすのは簡単に行える。
「ぐっ、確かにファイヤーガッチャードが厄介なのは分かる。
だが、それが果たして、どこまで保てるか」
「ちっ」
その言葉に対して、俺は言い返せなかった。
同時に見れば、ガッチャードイグナイターも既に限界が来ていた。
前回の戦いで、それは分かっていた。
「レプリケミーによる悪意、それはダインスレイブの欠片のような物、それはお前達も理解しているな」
「なぜ、今、ここで言う」
「なに、冥土の土産だ」
それと共に、俺はノエルを見る。
「レイラインに、僅かなレプリケミーの力。それを染みこませる事でチフォージュ・シャトーへの力をより流れ込ませやすくなる」
「つまり、これまでのは全て」
「レイラインに、ダインスレイブの呪いを染みこませる事。その力をより活性化させる為の戦い」
「それが、これまでの戦いの目的だったのか!」
「そういう事だぁ!」
「ぐっ」
同時にノエルの一撃。
それが、俺の方へと放たれた。
俺は、そのまま吹き飛ばされた。
「悠仁っ」
そのまま、俺は響に受け止められる。
同時にガッチャードイグナイターが既に限界だった。
「くくっ、どうやら、その力も限界のようだな、どうする」
「まだまだっ」
そうしながらも、俺はエクスガッチャリバーを構える。
「そんな武器で、何が出来る、ケミーや他人頼りなお前に」
「確かにな、俺は1人では何も出来ない。戦う事もケミーがいなければ駄目だし、知識もキャロルがいなければ無理だ、こうして支えてくれる響がいないとろくに戦えない」
「認めるのか」
「あぁ、だからこそ、今の俺に出来るのは、皆と一緒に力を合わせる為に手を伸ばす事だけ!」
「そんな手で、何が「出来るよ!」なに?」
それを言ったのは響だった。
「私も、誰かに手を伸ばして繋がる。
それがとっても大事な事だって、知っている」
「あぁ、だからこそ、俺達は」
そう言いながら、俺は真っ直ぐと手を伸ばす。
「「諦めない!」」
「綺麗事を、そんなの「案外、上手く行くぞ」なにっ」
それと同時だった。
チフォージュ・シャトーから溢れ出ていたエネルギー。
それを通じて、そのエネルギーは、俺の腰にあるケミーに向かう。
「あれって」
「ビートルクス!リクシオン!テンフォートレス!ゼグドラシル!エクシードファイター!」
見つめた先には、レベル10のケミー達。
そのまま彼らが一枚のケミーカードに合わさる。
「一体、何が」
それにはノエルもまた、驚きを隠せなかった。