彼の、脚を斬り裂いてしまった。
その事が、どうしても俺の心がそれに引っかかってしまっている。
「一ノ瀬」
「今は、合流する事が先だから」
それと共に、俺達は真っ直ぐと空港へと向かった。
空港ではアルカノイズによる大軍が襲っているという情報を。
だからこそ、ファイヤーガッチャードのニードルホークとなって向かっている。
こちらに向かう際には、基地となる潜水艦から発射するサポートがない。
だけど、今はサポートがない以上、以前よりも早く到着出来ない。
「それでも、今は」
そうして、向かった先。
空港にはアルカノイズ。
まるで溢れ出そうなぐらいのアルカノイズがおり、それらは空港にいる軍人達に襲い掛かっていた。
そして、それらアルカノイズを相手に既に現場にいた他のメンバーが戦っている。
それだけではない。
おそらくは錬金術師だと思われる人物二人に対して、マリアさんとファイクが相対している。
何よりも、ケミーでもない巨大な蛇を思わせる怪物がそこに立っていた。
「散開!」
それと共に風鳴さんの言葉と共に、俺から離れて、そのまま行動する。
俺は未だに残っているアルカノイズの対処に。
響は巨大な蛇に対して。
クリスと風鳴さんは錬金術師と対峙しているマリアさん達の援護に向かった。
俺は、そのまま地上へと降り立つと同時に、そのまま周囲にいるアルカノイズに向けて針を放っていく。
「本当にこいつらが」
「これが、噂の」
それと共に聞こえた声。
同時に俺が見つめた先には、1人の女性が立っていた。
その女性に対して、俺はそれに対して警戒と共に、その腰にあるドライバーに見つめる。
「俺のと似ているけど、この場合は」
「彼女を通して見させて貰いました。そして、ノエルに渡した試作品、そして」ターマイトルーパー!イグナイト!バウンティバニー!イグナイト!
そのまま、その腰にあるドライバーにケミーカードを装填する。
俺は同時に、その音声に合わせて、すぐに別のケミーを取り出す。
「変身」ガッチャーンコ!バースト!ベルデバスター!
鳴り響いた音声。
同時に、その姿も変わる。
以前、見た事のあるベルデバスター。
それはノエルの刺客として送り込まれたベルデバスター。
「まさか、ヴァルバラドと同じだとはな」
それは、ヴァルバラドと同じく仮面ライダーへと発展した姿。
以前の、ベルデバスターに加えて、兎を思わせるアーマーを身に纏っている。
同時に俺もまたすぐに構えた。
「これは油断出来ないっ」ガッチャーンコ!ファイヤー!アントレスラー!アチーッ!
俺はそのまま構える。
ヴァルバラドが仮面ライダーになった事で、その戦闘能力が上がっていた。
だけど。
「やるしかないよな」