歌姫と錬金術とライダー   作:ボルメテウスさん

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田舎へ行こう

バルベルデ共和国より持ち帰った機密文章。

それは、俺達よりも遅れて帰ってきた風鳴さん達が持ち帰ってきた物。

彼女達が帰還する際に、錬金術師によるアルカノイズの襲撃もあり、それが錬金術師達にとって、何か大きな手掛かりがあると予想される。

 

「それは分かったけど、俺達は外で警備か」

「内部の警備は、マーヤだけで行うのか、その理由としては」

「あの男が関係しているだろうな」

 

そう、弦十郎さんが言う。

これまでの詳しい素生など聞いていないが、どうやら弦十郎さん達の父親であると同時に二課の前任の司令官だったらしい。

今は風鳴機関本部にある暗号解析の為に使われているらしいが。

 

「なんというか、田舎だなぁ」『ホッパー!』

「本当に、それに周囲には人がいないのもあってか」『カマカマ!』

「うん、本当に目立っていないね」『リッパ~!』

 

俺は暁さんと月読さんの3人で警備を行っている。

その際に、ホッパー1とカマンティス、オドリッパは既にカードから出て、周囲で遊びまくっている。

田舎である事、そして風鳴機関によって、周囲は緊急避難によって住民は避難されている。

 

「ケミーのおかげで、僅かに戦えるけど」

「未だに、フルパワーでは戦えないデスね」

 

2人は、シンフォギアによる戦闘は未だに難しい状態である。

それは、シンフォギアを使う時に必要なLINKERが既にないからだ。

キャロルは、現在、新たなガッチャードであるアイアンガッチャードを造る為の研究を行っている。

尚、その際の騒動として。

 

『アイアンガッチャードを使う際には、ガッチャードとして、最も多く戦闘を行ったケミーが必要だ。

だが、ホッパー1では、未だにどこまで耐えられるのか分からないから、とりあえずはスチームライナーで実験する』

『スチーム!!』

 

スチームライナーが、その実験台として連れて行かれた。

なので、俺自身が最も得意なスチームホッパーに変身する事が出来ない。

 

「とにかく、何かあっても良いようにしないとな」

「そうデスね!今はって、どうしました調?」

「あっ」

 

そう、何かを呆けている月読さん。

それに合わせて、俺も暁さんも同時に見ると。

 

『ホッパー!』『カマカマァ!』『リッパー!』

 

近くにある畑のトマトを食べているホッパー1達が。

 

「だっ駄目だよ!ホッパー1!!」「あわわわっこれは不味いデスよ!?」「とにかく、これ以上は駄目だから」

 

俺達は慌ててホッパー1達へと近付き、すぐに離れた。

 

「おやおや、何か来ていると思ったけど、かなり大きな虫だねぇ」

「あっすいません!俺達の所のホッパー1が食べてしまってっ!?」

 

そう、俺達は慌ててその畑の持ち主であるお婆さんに謝る。

 

「良いのよ、けどこんなに美味しく食べて貰えると嬉しいわね、ほらあんた達もどうだい?美味しいよ」

 

おばあちゃんは俺達に採れたてのトマトを渡した。

 

「あーむっ…ん~!おいしいデス!一ノ瀬さんも調も食べるデスよ!」

「いただきます…」

 

暁さんに言われて俺達も食べる。

 

 

「ほんとだ!近所のスーパーのとは違う!」

「マジかよ、こんなに味が違うとは」

「そうじゃろ。丹精込めて作ったトマトじゃからな」

 

そう、お婆さんは自信に溢れた言葉で言う。

すると、ホッパー1はお婆さんの荷物を引っ張り、カマンティスはすぐにトマトの蔦を切る。

同時に、オドリッパが籠にトマトを入れていく。

 

「あっあわわわ」

「おや、手伝ってくれるのかい?最近のは結構凄いわねぇ」

「あははは」

 

おそらくは、美味しいトマトをくれたお礼だろう。

そんな、少し和やかな雰囲気の最中だった。

 

『ホッパー!』

 

ホッパー1が何かに気づいた。

 

「へぇ、こっちに気づいたのね、さすがはキャロルちゃんが選んだ子という事はあるわね」

「錬金術師か」

 

それと共に、俺は真っ直ぐとその人物を見る。

見た目からしても、俺達よりも年上である事は分かる。

同時に、俺は警戒しながらもすぐに構える。

 

「まぁ、別にそんなに警戒しなくても良いわ。

何よりも、そこにいるお婆ちゃんがせっかく育てたトマトを巻き込みたくないのだから」

「・・・だったら、何の用だ」

「本当だったら、泉君と戦ってみたかったけど、今はここにいないようだしね。

せっかくだから、あなたの実力、確かめさせて貰おうと思ってね」

「ならば、場所を変えるぞ」

「えぇ、そうね」

 

それと共に、彼女は自分の足下、そして俺の足下にテレポートジェムを投げる。

それによって、転移された場所は誰もいない野原。

そして、先程の場所から少し離れている。

 

「それじゃ、始めましょうか」ホワイトテイル!ジャングルジャン!

 

前回の戦いで、錬金術師は油断出来ない相手だと理解している。

ならば、こちらも行える最大限の手は使う。

 

「あぁ、そうだな」ゴルドダッシュ!イグナイト!メカニッカニ!イグナイト!

 

俺は、そのままガッチャードイグナイターを装填すると同時にゴルドダッシュとメカニッカニを装填し、構える。

 

「「変身!」」ガッチャーンコ!バースト!エリクシード

 

それと共に変身した。

その名前はエリクシードである事は分かるが、その見た目にはかなり見覚えがある。

 

「ギーツさんと似ている」

 

それは、今も俺の目指す目標であるギーツ。

その最強の姿であるギーツⅨと似ている。

 

「えぇ、偶然としか言えないわね、こちらとしては一体何者なのか未だに分からないけど」

 

そう、手にはハルバートを構える。

 

「スマートじゃないけど、いきましょうか」

「あぁ、そうだな」

 

それに合わせて、俺もまた構える。

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