「行くぞ! 宇宙キター!」
俺は、その叫びと共に両手に装着しているロケットに炎を灯すと共に真っ直ぐとグラヴィスに向かって突っ込む。
そしてグラヴィスも俺の動きに反応したのか、その手に持っている銃をこちらに向けていた。
「さて、私も試させて貰うよ」
その一言と共にグラヴィスの銃からビームを真っ直ぐと俺に目掛けて放ってきた。
だが俺はそれを横に飛び回避するとそのまま接近し、拳を振るう。
しかしそれはグラヴィスの手によって受け止められると同時に弾かれてしまう。
それならばと思い、今度は蹴りを放つ。
しかしそれも同じように篭手で防がれてしまう。
そしてグラヴィスはそのまま手を盾のように構えると一気に加速して体当たりを仕掛けてきた。
俺はそれに対して受け止めようとするも勢いが強く、そのまま吹き飛ばされてしまった。
地面に叩きつけられながらもすぐに起き上がり体勢を立て直す。
「なるほど、確かに面白いけど」
そう、グラヴィスはすぐに攻撃を放とうとした。
だけど。
「俺の方も忘れるな!」
そんなジャスティファイが両手に持った銃を、グラヴィスに放つ。
放たれた弾丸の嵐に対して、グラヴィスは気にした様子はなく、手をジャスティファイに向けているだけだった。
「なっ!?」
すると、ジャスティファイの銃弾だけが、地面に落ちた。
それはまるでジャスティファイの銃弾だけ重力に従って、地面へと落ちていったように見えた。
だけど実際は違う。
グラヴィスの手には何かを握っているように見えなかったのだ。
いや、正確には何も握っていないように見えるだけだ。
だが、実際にはグラヴィスは何かを手にしている。
それが一体何なのか分からないが、恐らくあれこそがグラヴィスの能力なのだ。
しかしジャスティファイはそれに気づいていないのか、何度も銃を撃ち続ける。
しかし全て地面へ落下していく。
「これは」
その状況に対して驚きを隠せない最中、ケミカルはそのまま真っ直ぐとグラヴィスの懐に飛び込む。
同時に両手の爪で切り裂くかのように振り下ろす。
しかしグラヴィスはそれを軽く避けると同時に腕を掴み、背負投げを決める。
それと同時に地面へと叩きつける。
そしてそのまま倒れこんだ状態のケミカルに向かって銃口を向ける。
まずいと思った時にはもう遅かった。
引き金を引く音が聞こえた瞬間、俺の横から影が現れる。
それはグラヴィスに向かって突撃していたジャスティファイだった。
そしてジャスティファイはその勢いのままグラヴィスの腹部目掛けて拳を突き出す。
それを受けたグラヴィスは後方に吹き飛ばされる。
「……」
しかしジャスティファイは止まらない。
追撃を仕掛けようと、空中で体勢を整えようとするグラヴィスに向けて、俺はそのまま突っ込む。
「ここでなんとか!」仮面ライダーフィーバー
そのまま、俺の前にグラフ型の固定装置を黄金にしたようなものでグラヴィスを拘束し、両手のロケット型アーマーの推進力でキックを放つ。
それは、戦兎さんのビルドを思わせる必殺技であり、それを放つ。
だが。
「これは面白い技だがぁ!」
「なっ」
グラヴィスは、力を込めた。
同時に俺達を纏めて、吹き飛ばす。
「あの能力はっ一体」
「重力操作」
まさか、ここで厄介な技が出てくるのか。
「さて、次は」
そう言った時だった。
その場にいた全員が、何かを感じた。
同時に、俺は上を見る。
「あれはっ」
「アダムっ」
向こうは何か知っている様子だった。
同時に、空には、誰かがいた。
「さて、試してみるか」
俺は、変身している故に、視力が上がっている。
それ故に、そいつが腰に巻いている物がなんなのか、すぐに理解した。
「ドレッドライバー!?」
「なっ、それって」
「ノエルが所持していたはずの奴で、今は無くなったはずのっ」
その言葉と共に、アダムという奴はすぐに構えた。
それも2枚のカードを。
「変身」ドレッド・壱式
そこに現れたのはドレッド。
だが、以前とは異なり、右上半身にはシャンパンゴールドのアーマーが装着されており、ユニコーンの頭部が造形された肩アーマーからはマントが垂れ下がっている。
「また、新たなドレッドがっ」