「ドレッドに変身した奴は一体」
「アダムっ、まさかこんな所に」
向こうの連中は何か知っている様子だった。
すぐにでも聞き出したい所だけど、するとドレッドはその手にレイピアを構えていた。
「一体、何をっ」
「金を錬成するんだ。決まってるだろ。錬金術師だからね。僕達は!!」
その言葉と共にレイピアの先にある炎が一気に巨大化した。
それと共に、俺達のマイクにに弦十郎さん達の慌てる声が聞こえる。
「まさか錬金術を用いて常温下での核融合を!?」
「アダムの奴っ、まさかこんな事をっ」
「キャロル君、知っているのかっ」
「あぁ、知っている、そしてヤバいっ、もしもあれが当たればっ」
そうキャロルの言葉と同時だった。
「奴の黄金錬成に巻き込まれる前に!」
それは、目の前にいる錬金術師達からの声だった。
「膨張し続けるエネルギーの推定破壊力10メガトン超!!」
「ツングースカ級だとぉ!?」
「逃げるとしてもっどこにっ!」
その言葉の最中、脱出手段はある。
確かにテレポートジェムを使えば、それは可能かもしれない。
だけど、そうした場合、避難した人々はどうなるのか。
「確実に巻き込まれるっ」
「だけど、どうっ」
それと同時だった。
俺の元に5体のケミーが集まる。
それらを見て、俺もまた覚悟を決める。
「やるしかないかっ!」ガッチャーンコ!X!スターガッチャード!スーパー!
「一ノ瀬っ」
俺は集まったレベル10のケミー達の力を合わせ、スターガッチャードへと変身する。
だけど、以前の変身とは違い、エネルギーの供給がない為、それ程長時間での変身は出来ない。
さらには、今のこの姿は基本形態のスチームホッパーではない無理矢理なスターガッチャードだ。
最もバランスの取れた性能であるスチームホッパーだからこそ、強化形態で行えるが、今のこの姿では十全に力を発揮出来ない。
「だとしても!」
俺は、そのまま真っ直ぐと飛ぶ。
その先は、今もエネルギーを集めるドレッドに向かって。
「お前は、ガッチャードか」
「はぁぁぁ!」スターガッチャードシャイニングフィーバー
こちらを見た瞬間、俺は瞬間、必殺の一撃をドレッドに対して放った。
それに対して奴は、その手をこちらに向けて防御する。
先程まで攻撃に使っていた炎を防御にしていた事もあり、一時的に中止する事は出来た。
だが。
「どうやら、先に厄介なお前から始末出来そうだねぇ!」
「ぐっ!」
ドレッドは、そのまま俺を真っ直ぐと蹴りを放つ。
その蹴りの威力は凄まじく、瞬く間に地上に向かって落ちてしまう。
なんとかゼグドラシルの重力操作で体制を整える事は出来たが、それだけでスターガッチャードの変身は解けてしまった。
「不味いっ!」
「さて、今度は遮られないように、やらせて貰うよ!」ドレッドブレイキング!
鳴り響く音声。
同時に、こちらに向かって急加速しながら迫るドレッド。
このままではヤバいと思いながらも、ケミーカードに手を伸ばす事が出来ない。
そう思っていた時だった。
「テンライナー!」
聞こえる声。
見れば、こちらに向かって、何かが来る。
「スチームライナー?いや」
見ると、どこかスチームライナーと似ている。
しかし、Xは煙突近くのエンブレムが見える。
それと共に、俺の元へと来て、そのままエクスガッチャリバーへと入っていく。
「っ!」エボリューション!ライナー!
鳴り響く音声と共に疑問に思う。
だけど、今は。
「変身!」ガッチャンコ!X!テンライナー!スーパー!」
鳴り響いた音声と共に、迫るドレッドに対して、俺は拳を振り上げる。
それと共に、俺の身体はまるで鎧を纏っていく。
先程のテンライナーを思わせる装甲を装着すると同時に、俺はドレッドの攻撃を相殺する。
「ほぅ」
「これが、アイアンガッチャードっ」
俺はそう言いながら、自分の新たな姿に対して、戸惑いを隠せなかった。