エルフナインとキャロルの2人が、各々が一ノ瀬とマリアの脳内の記憶へと入った時だった。
まるで、そのタイミングを見計らうように、警報が鳴る。
「東京湾にアルカノイズ反応!」
「空間を切り取るタイプに続きまたしても新たな形状…しかもかなり巨大なタイプのようです」
それと共に東京湾に現れたのは9つの首を持つ龍を思わせるアルカノイズ。
その姿は。
「まさか、ジャマタノオロチのデータを使っていたのか!?」
「ケミーの悪用って訳か、本当に」
それと共に、アルカノイズに対抗する為に、彼らは向かった。
その現場には、ジャマタノオロチの力を使ったアルカノイズだけではない。
そのアルカノイズの腹部から次々とアルカノイズを召喚、そのまま周囲にばら撒かれていく。
「こいつらを、とにかくやるしかっ」
それと共に、周囲にいるアルカノイズ達を見ながら。
「空を飛んでいる相手だったら」ギングリフォン!ワープテラ!ガッチャーンコ!ワーグリフォン!
「俺もこっちを試してみるか!」ブレイブ!エンジェリード!ガッチャーンコ!エンジェブレイブ!
鳴り響く音声と共にケミカルは、そのまま鷲と翼竜。
二つの翼を背中に生やした灰色のグリフォンを思わせる姿に。
ジャスティファイもまた、その姿は別の世界にいる仮面ライダーブレイブの最強の姿であるタドルレガシーに酷似した姿へと変わる。
「さて、行くぞ!」「あぁ!」
ケミカルは、瞬時にその手にガッチャードトルネードを手にすると共に飛ぶ。
周辺にいるアルカノイズは、そのままケミカルに向かって、襲い掛かる。
だが、その手に持ったガッチャードトルネードから、次々と羽を思わせる矢を放っていく。
「はぁ!」
その最中、ジャスティファイは、ブレイブの武器であるガシャコンソードを構えながら、飛ぶ。
「本当にまるで勇者になったような気分だなぁ!」
そうしながら、アルカノイズを次々と斬り裂きながら、真っ直ぐとジャマタノオロチのアルカノイズに向かって行く。
アルカノイズは、最も接近しているジャスティファイの存在を察知したように、その身体から無数のアルカノイズを放っていく。
「さてっと、これで!」コ・チーン!
だが、それに対して、ジャスティファイは瞬時に氷剣モードに変えると共に迫るアルカノイズに冷気の衝撃波を放つ。
それによって、固まったアルカノイズが邪魔になって、ジャスティファイの姿が見えない。
そして。
「こっちも見えていなかったようだな」トルネードアロー
同時に、ケミカルがその固まったアルカノイズの影から飛び出ると同時に、その手から放たれた一撃。
それらは巨大な鳥を思わせる一撃であり、アルカノイズを貫いた。
「よし、これでっ」
そう言った瞬間だった。
「アルカノイズの内部から分裂!これはっマルガムですっ」
「まさかっアルカノイズの内側にマルガムをっ」
そうしている間にも、マルガム達はそのまま別れる。
先程よりも小さく、さらにはアルカノイズの群れによって、その姿を見つけるのは難しかった。
「あぁ、もぅ、こんな時にっ」
「とにかく、追わないとっ」
そうして、分離したマルガム達を追う事になった。