「無茶な事をするのね」
「うるせぇ! これぐらいしないと、対抗なんて、できねぇからな!」
ジャスティファイは、瞬時にドンポセイドンの力である水を操る力を利用し、その手に三叉の槍を造りだし、構える。それは紛れもなく武器であり、エリクシードは目を細める。
「なるほどね、私を相手に本気ってわけね」
エリクシードの言葉に、ジャスティファイは無言のまま睨みつける。
その様子に彼女は肩をすくめながらも、自身の持つハルバートを構える。
それを見たジャスティファイもまた構えた瞬間。
周囲にはまるで姿が消えたような速さと共に両者は接近し刃と刃が交差する。
だが、ぶつかり合う刃の音と同時にエリクシードの手に持つハルバードから青い炎が放たれてはジャスティファイは咄嵯に身を翻しながら後方へと下がり距離を離す。
同時に槍から水の刃をエリクシードに向けて、ジャスティファイは飛ばす。だがエリクシードもハルバードを振り回す事で水の刃を打ち消す。
そしてエリクシードは、ハルバードの柄の部分を突きだすように向けると同時。青い炎を放っていく。
その光景を見ていたジャスティファイは、足を踏むと共に、そこから津波を発生、そのまま炎を防ぐ壁として防ぐ。
「はぁっ!!」
だが津波の向こう側から聞こえてきた声と同時。
エリクシードの視界に映ったのは真っ直ぐと向けた三叉の槍の刃先。
それに気付いた彼女は咄嵯に身を反らした直後に直撃。衝撃と共にジャスティファイは吹き飛ばされる。
「くぅ!?」
何とか態勢を立て直そうとしたジャスティファイだった。
しかし、ジャスティファイの目の前にはすでに眼前に迫っていたエリクシードのハルバードの刃が迫ってきていた。
ジャスティファイは反射的にハルバードの刃を掴み取り、押し返すように振り上げる。だがエリクシードはその勢いを利用して跳び上がり空中へ退避する。
ジャスティファイも、ハルバードの柄を持ちながら跳躍、更に空へ飛んだエリクシードへ向けて三叉の穂先の切っ先を向ける。
そして、その切っ先からは水の刃を放つ。だがエリクシードはハルバードを回転させて振るう事で炎の壁を発生させ、その水の刃を防ぐと共に反撃とばかりに青い炎弾を放ち返してくる。
咄嵯にジャスティファイは回避するが、青い炎弾が着弾すると爆発が起こり、地面が大きく揺らいだ。
その衝撃を受けてジャスティファイの体は宙を舞い、地面へと落下していくが。
「あぁぁ!?」
なんとか地面へ叩きつけられる直前で空中浮揚を行い衝撃を和らげながらも何とか着地した。
そして、二人は同時に走り出すと互いの武器を打ち付け合うようにぶつけ合い始める。
激しい火花が散るような音を立てながらも、ジャスティファイはハルバードを回転させながら振るう事で水を放ち、エリクシードはハルバードの刃先から炎を放ちながら攻撃を繰り出す。
二人の攻撃は拮抗しあい、やがて鍔迫り合いのような形になる。だが、その状態のままジャスティファイは叫ぶ。
「どうして! 未来に手を出すんだ!」
そう、真っ直ぐと問いかける。
それに対して。
「いずれ、彼女が世界を滅ぼすかもしれないからよ」
「はぁ?」
その解答に疑問に覚えた。
「それを防ぎたければ、私ぐらい倒し貰わないと困るのよ」
同時にエリクシードがハルバードを即座に振り上げると、その勢いを利用した一閃を受け、大きく吹き飛ばされる。
「どういう意味だ!」
それと共に、エリクシードに問いかける。
だが。
「それを知りたいのならば、勝ってみたらどうかしら?」