ジャスティファイとの戦闘が始まった同時刻。
その戦いもまた、行われていた。
「あの時から、こうなるとは思っていたけどっ」
ユウゴッドは、背中から生えているトンボの羽を動かしながら、空を飛んでいた。
既に彼が追っていたマルガムを倒す事が出来たが、その先では既に変身していたベルデバスターが待ち受けていた。
その手に持つベルデアタッシュの銃口を真っ直ぐとユウゴッドに向けており、いつ撃ってもおかしくない状態だった。
しかし、ユウゴッドに焦りの色は無い。
そして、そのまま飛び続け、遥か上空へと逃げた。
この行動にはベルデバスターも予想通りだった。
「あなたの行動、私が理解出来ないと思っているの」
その次の瞬間。
「なっ」
空を飛んでいるユウゴッドの眼前に、ベルデバスターはいた。
同時のその銃口から放たれた一撃は、ユウゴッドの身体に当たる。
「ぐっ」
放たれた一撃によって、ユウゴッドは地面に向かって落ちていく。
それと共に、ユウゴッドに向けて、ベルデバスターは次々と銃弾を放ってく。
銃弾の雨がまさしく降られていく。
それに対して、ユウゴッドは、すぐに切り替える。
「ここはっ」
それと共に強化フォームから通常フォームへと変わる。
同時にパージされたトンボの羽は、空から降り注ぐベルデバスターの銃弾を防ぐ傘となった。
これにより、全ての攻撃を受け止める事になる。
しかし、それで良いのだ。
通常の姿へと変わった事によって、彼は自身の本来の武器である両腕の備わったマシンガンを真っ直ぐとベルデバスターに向けて、放った。
「さぁ、銃弾の嵐同士の戦いだ!」
ユウゴッドの声と同時に、マシンガンによる激しい銃弾の音が鳴り響く。
それによって、互いの弾丸同士がぶつかり合っていき、周囲に爆発を起こす程の威力となる。
それはまさに、戦争の様な光景となっていた。
そして、両者の攻防に変化が生じる。
ユウゴッドのマシンガンからは大量の弾幕を放つ事が出来る一方で、ベルデバスターのベルデアタッシュによる攻撃範囲よりも広い反面、その一発一つの威力は低い。
その為、ユウゴッドの方が徐々に押されていく形になる。
そして。
「所詮は、このドライバーを開発する為の実験品ね」
「っ!」
そんなユウゴッドにさらに追撃するように、海流で作る無数の刃をベルデバスターが襲う。
すぐに両腕で、その攻撃を防ごうとするが、それでも全ての攻撃を防ぎきれずに、ダメージを負っていく。
そんな中、ふと視界に入ったある物に対して、ユウゴッドの視線が変わる。
そして、それを見逃さなかったのか、ベルデバスターは、ユウゴッドに向かってベルデアタッシュを構えて、銃口を向ける。
それに対して、ユウゴッドは、咄嵯の判断として、その場から離れようとするが、既に遅かった。
「逃げようとしても無駄よ」
「……そうみたいだな」
ベルデバスターが引き金を引くと、そこから放たれたビーム状の弾丸はユウゴッドの元へと向かい、そのまま直撃してしまう。
それにより、ユウゴッドは大きく吹き飛ばされるが、大きくバインドしながらも、立ち上がる。
「あんたは言ったよな、争いのない世界を造る。それは嘘なのか」
「嘘じゃないわよ、けどね、だから、これもそれに必要な事」
そう、ベルデバスターは、ベルデアタッシュを構えた。
「あなたには、もう言っても無駄かもしれないけどね」
「……かもしれないな、だけど」
「っ」
ユウゴッドは、既に新たなケミーカードを装填していた。
それは、コズミック属性のグランドサターンを装填していた。
「あなたっ」
「無茶も、やらなきゃいけないからなぁ!!」
同時にユウゴッドは、新たな姿となって、そのままベルデバスターを殴る。