アダムに対抗する為に、最強のガッチャードを生み出す為に必要なアイテム。
それは、かつて人の形をした聖遺物になりかけた響の体内から出てきた石だった。
かつては、それを解決する為に取り組んでいたが、その時に出てきた副産物である石。
現状、仮に愚者の石と呼ばれたそれを見つける為に、俺達は、とある場所に来ていた。
「それにしても、案外見つからないんだなぁ」
それは深淵の竜宮と呼ばれた場所。
クリス達が激闘を繰り広げた影響で、そこは既にボロボロな状態となっており、原型をほとんど留めていない。
本当に、そこに目的の物があるのかどうか分からないが、見つけ出す為に、俺達はここにいた。
「それにしても、こんな状況で本当に見つけられるのかなぁ?」
そうしながら、俺は目の前にある瓦礫を退かしながら、作業が順調に進めるようにサポートする。
現在、深海に潜っているのは、ヴェノムマリナーへと変身している俺とゴリラーケンに変身しているユウゴッドの2人で行っている。
深海へと進む為に必要なケミーは意外にも少なく、その組み合わせを考えた結果、レーダーを探知する事が出来る俺と、多くの腕を持つユウゴッドの2人で担当する事になった。
「だが、錬金術師もこちらの動きを察しているはずだ。
あまり悠長にしてはいられないけどな」
「まぁ、確かにそうだな、何よりも」
俺達は、未だに錬金術師側で、確認していないライダーが2人残っている。
どのような能力が分からない以上、油断出来ない。
そんな考えをしている時だった。
「んっ」
「どうしたんだ?」
すると、作業をしている最中、ユウゴッドが思わず声を出す。
「いや、少し引っ掛かってな、んっ?」
ユウゴッドは、すぐにその引っ掛かった物をすぐに取ろうとした時だった。
だが、それを取る事は出来なかった。
「どうなっているんだ?」
「そんなに重いのか?」
俺は、それを取る為にすぐに向かう。
それは、かなり巨大な物という訳じゃない。
大きさとしては、かなり小さい。
けど。
「んっ?」
ヴェノムマリナーにあるレーダーに何か引っ掛かっている。
それは、ユウゴッド近くであり、それは。
「まさか!?」
「なっ」
同時に、ユウゴッドが引っ張られる。
俺はすぐに掴み、追いかける。
その先で待ち受けていたのは。
「何をしているのか分からないけど、厄介なガッチャードを発見!」
「ここで始末するに限るな」
「「なっ!」」
引っ張られた先。
そこには巨大な飛行戦艦。
飛行戦艦に引っ張られた俺達は、そのまま入られると共に、前後には、見た事のない錬金術師がいた。
「こいつらは」
「確か、サンジェルマンと一緒に行動していた」
「カリオストロよ」キラキラヴィーナス!トライケラ!
「プレラーティだ。最もここでいなくなるから、覚える必要はないがな」ゴキゲンメテオン!ツッパリヘビ!
そう、その腰にはこれまで確認されていなかったアルケミスドライバーがあった。
同時に、サンジェルマンと同じアルケミスドライバーの持ち主だと理解する。
「「変身」」
その言葉と共に、2人の姿は変わる。
プレラーティと呼ばれた人物は、赤いカラーリングにマントを羽織った蛇を思わせる容姿をしたライダー。
もう一方は、そんなカリオストロとは正反対に、重装甲にトゲを纏っているライダー。
ある意味、正反対である2人のライダーに対して、俺達は構える。
「どうする?」
「なんとかするしかないだろうな」
同時に、俺達も瞬時に構える。
現状、どのような手で戦うのが最善か分からないが。
「やってみるしかないよな」ギーツ!イグナイト!ジーン!イグナイト!
俺は2枚のカードを取り出し、そのままベルトに装填する。
「変身!」ガッチャーンコ!ファイヤー!ツインフォックス!ジーンギーツ!アチッー!
それと同時に、深紅のボディの上に白と青の装甲が装着される。
これまでのファイヤーガッチャードとは違い、身体の各部にマフラーがある。
ユウゴッドもまた、ハオーケケラへと変身し、構えた。
「さて」「行くとするか!」
それを合図に、戦いは始まる。