周囲の異空間が一体、どのような状況かは分からない。
その状況を作り出したのは、彼らではなく、突然現れたツタンカーメンによって造り出された空間だった。
その正体が一体何なのか、分からない。
だが。
「ここだったら、周囲の状況を気にせず、戦えるからな」
「たった1人で、私に勝てるかな、ユウゴッド」
同時に、ベルデバスターは、その手にベルデアタッシュでの銃撃を真っ直ぐと放った。
それに対してユウゴッドは、周囲に浮かんでいる機械を操作する。
すると、それはユウゴッドの前に立ち、ベルデバスターの攻撃を透明な盾で防ぐ。
「ほぅ、そのような力があるとはな」
「それだけじゃない」
その一言と共に、その機械も変化する。
小さな球体の機械は、瞬時に変形すると共に、それは人型へと変わる。
「人型に」
「レスキューはチームで戦うからな」
それを合図だった。
その人型は、各々が武器を手に持つと共に、ベルデバスターに向かって行く。
「これは、見た事のない戦い方だな、だが」
ベルデバスターは、瞬時に腰に仕舞ってあったアルカノイズが仕舞われていたジェムを投げる。
投げられたジェムは砕かれ、中からはアルカノイズが次々と現れる。
それによって、互いの数の差は無くなっていた。
「数ではこちらの方が圧倒的に有利なようだが」
そう、異空間を埋め尽くす程のアルカノイズは襲い掛かる。
その形は各々がバラバラであり、彼らは真っ直ぐと襲い掛かる。
しかし、ユウゴッドはまるで怯む事はなかった。
「連携はこちらの方が上だ」
それを合図に、ユウゴッドの周囲もまた攻撃を行う。
槍のように降りかかるアルカノイズによる連撃に対しても、瞬時に避けながら、それらの追撃を許さないように援護を行う。
互いに互いの背中を護り合うような戦い方。
「これは一体」
「言っただろ、連携はこちらは得意な事だと。
何よりも、俺はその戦い方は熟知している」
それは、これまで多くの味方と共に戦ってきた経験。
それは仕事場でも、戦場でも。
多くの仲間と戦ってきたユウゴッドだからこそ実現出来た。
「お前だって、誰かと一緒に成し遂げようとしたはずだ、なのに」
「所詮は誰かに利用されるだけ。この力を手に入れる為に、私はお前を利用しただけだ」ベルデバスタークラッシュ!
それと共に、ベルデバスターは真っ直ぐとベルデアタッシュを構えていた。
その銃口を、そのままユウゴッドに向けていた。
同時に、ベルデアタッシュの銃口は大きく開き、真っ直ぐとユウゴッドに向けていた。
「だとしても、お前が本当に行いたかったのは、こんな事じゃないだろ」ガガガガッチャーンコ!タマシイマスター!フィーバー!
鳴り響く音声に合わせるように、走り出す。
周囲にいた機械は、そんなユウゴッドに合わせて、ゲートを造り出す。
そんなゲートを潜っていく。
その度にユウゴッドの身体が徐々に光が輝く。
そして。
「はぁぁぁ!」「ふんっ」
ベルデバスターのレーザーとユウゴッドのキックが激突する。
互いの一撃が激突する。
それは異空間にヒビが入る程のダメージだった。
だが、その決着は。
「はぁぁぁ!」
「っ」
ユウゴッドの一撃が決着をつけた。
レーザーをユウゴッドは貫くと共に、そのままベルデバスターの胴体に蹴りが入る。
それによって、異空間は崩れ、戦いの決着がついた。
「・・・まさか、ここまでとはね」
「さて、決着がついた以上は、こちらに従ってもらうぞ」
既に変身が解除されたアリシア。
彼女に対して、ユウゴッドは迫る最中。
「・・・それは無理なようね」
同時にアリシアが立ち上がる。
その手には、ベルデアタッシュがあり、その銃口はユウゴッドとは正反対の方向へと向けていた。
「何を」
「私の目的はね、確かにここにあった。それはアダムの関係ともう一つ。マルガムの秘密がここにあるから」
「マルガムが、一体」
「それ以上は、さすがには見逃せないよ」
同時に見ると、そこにはドレッド壱式に変身しているアダムがいた。
「なっ」
「君達の戦い、見学させて貰ったよ。まぁ、僕にとっては些細な事だから良いし、君達では、それを見つける事は出来ないだろうけどね」
そう、アダムは笑みを浮かべ、既に構えていた。
「さぁ、どうでしょうね、けどこの子達は既に見つけてくれたわ。
あとは、それをなんとかしてもらうだけ」
「何をっ」
すると、ユウゴッドのガッチャードライバーからテレポートジェムが飛び出る。
それと共に、彼らが転移を始める。
「おいっ」
「あとは、あなた達がなんとかしなさい」
それが、彼女の最後の言葉であった。