エメラルダンが変身する為に使用しているケミーは強い。
これまで、奴との戦いでの勝利出来たのは、暴走と奇跡の2つがあって、勝利出来た。
「そのような攻撃では、私にダメージを与える事など、不可能ですよ!」
その言葉が正しく、俺の拳がエメラルダンに当たっても、硬い金属にぶつかる音だけしか響かず、ダメージを与えた感触はまるでない。
そんな俺に対して、エメラルダンは、機械の龍を思わせるアーマーで、俺に攻撃を仕掛ける。
こちらのアーマーを簡単に壊す事が出来る威力を持っており、僅かでも避ける距離を間違えれば、やられるだろう。
「お前、なんでノイズを召喚して、人を襲わせるんだ、そんな事をして、なんの意味があるんだ」
「意味ならありますよ、人々にノイズの恐怖を知って貰える」
「なに?」
それに対して、首を傾げる。
「ツヴァイウイングのライブ事件の生き残りはしたが、私は生き残りというだけで、迫害された。そして、両親は殺された。それは、奴らが、ノイズの恐怖を知らないから!」
それと共にエメラルダンは、ノイズを見る。
「だから、人々にノイズの恐怖を知らせる!その為には力がいる!お前のように、仮面ライダーと言って、自己満足で人を助けるだけの正義の味方など、必要ない!」
「そうかよ、けどなぁ」
俺はそのまま後ろへと下がる。
「俺は正義のために戦うんじゃない。俺は人間の自由のために戦うんだ。お前の言うような恐怖の支配に対してな」
「それがどうした!今っこの瞬間でも、負けそうになっているお前にはなぁ!」
それと共に、エメラルダンは、その身体の各部から次々と武装を展開していく。
「この攻撃で、全てを終わらせる!!」『ドラゴンパンツァー!フィーバー!』
それと共に、こちらに向かって、構えていた。
だけど。
「予告する。お前は、俺にはもう攻撃は当てられない」
「なにを、馬鹿な事を言っているんだぁ!!」
そう、女性とは思えない叫びと共に、俺に向かって、次々と攻撃をこちらに向かって、放っていく。
それに対して、俺はゆっくりと歩く。
『ヴェノムマリナー!フィーバー!』
同時に、俺は、その右腕のファンに力を溜める。
そこには、全ての毒が集まっていき、ゆっくりと、真っ直ぐと歩く。
「そんなので、狙いが外れる訳ないだろ!!」
その言葉と共に、俺に向かって、攻撃が襲い掛かる。
そう、襲い掛かろうとした。
だが、それらの攻撃は、全て、全く異なる方向へと向かって、爆散していく。
「なっ!」
「おらぁぁ!!」
そのまま、俺は真っ直ぐと拳を叩きつける。
この攻撃もまた、直撃した。
その攻撃もまた、ダメージはなかった。
けど。
「なっ」
そのまま、エメラルダンは、倒れた。
「どうして」
「ヴェノムダケはあらゆる毒を作り出す事が出来る。そして、ディープマリナーのファンの力を使えば、その毒を深く相手に送る事が出来る」
「まさかっ、これまでの攻撃はっ」
「攻撃すれば、そこからアーマーの僅かな隙間に毒を送る事は出来る。それで最初にお前の平衡感覚を麻痺させた。そして、今はお前には全身を麻酔毒で身体を止めた」
「馬鹿な、そんな攻撃、この短期間でっどうやって」
「教えてくれたんだよ、ヴェノムダケも、ディープマリナーも。ケミーの皆と一緒に考えたからこそ、出来たんだ」
次に戦う時にどうすれば良いのか、ケミーと一緒に考えた。
だからこそ、今、俺は勝つ事が出来た。
「悪いけど、これ以上、そのケミー達を悪用させる訳にはいかない」
「それは、困るわね。せっかくのケミーをここで取られたら」
その言葉と共に、こちらに向かって、何かが迫る。
俺はなんとか、避ける事が出来たが、先程までいたエメラルダンは既にいなかった。
「っ」
見つめた先、そこにいたのはネフシュタンの鎧。
だが、それはこれまでとは違い、黄金に輝いていた
「お前は一体」
「そうね、フィーネ。この子のバックにいた錬金術師と言っておきましょうか」
それと共に、俺はそのまま構えた。
「さて、私はここで失礼するわね」
「逃がすとでも」
「思っているのか!」
それと共にグレイムとユウゴッドが追撃をしようとする。
だが、直前で、ノイズが召喚され、その道を阻まれる。
「ぐっ」
「正直、貴方達にも興味があるけど、これ以上は邪魔されたくないわね」
「あぁ、そうかよ、だったら、帰れよ」
「あら、素直なのね」
「まぁな、なんだって、お前達の事についての情報はこっちの手にあるからな」
「何?」
それと共に、俺が見せたケミーカード。
それを見た瞬間、フィーネの表情が変わる。
「それは、アサルトパンツァーっ、何時の間に!」『ホッパー!』
あの一瞬、俺はなんとか一枚だけでもケミーを取り返そうとした。
その時、ホッパー1が、そのままエメラルダンのガッチャードライバーから、1枚だけ、カードを取り返す事が出来た。
「ぐっ」
すぐに、その手に持った杖から、巨大なノイズを召喚した。
だが
「頼むぜ、アサルトパンツァー!!」『ゴルドダッシュ!スチームライナー!アサルトパンツァー!ガガガガッチャージバスター!』
そう、俺が構えると同時に、ガッチャージガンは3体のケミーの力を読み取った。
それによって、巨大な砲台となって、俺は構える。
「いけぇ!!!」
その叫びと共に、俺は引き金を引く。
それと共に、巨大なノイズに向かって、巨大なカードの弾丸が、ノイズを斬り裂いた。
だけど、その先には、既にノイズの姿はなかった。
「はぁ、逃げられたか」
「大丈夫なのか」
「おう!なんとかな!それに、ケミーも、また一体、仲間になったしな!」
それと共に俺はアサルトパンツァーを見る。
ここから、また一歩、逆転の一歩となる。
「あれ、そう言えば、グレイムの奴はどこに?」
「もう行ったよ、今度は、こちらのケミーを狙うそうだ」
「そうか」
あくまでも共闘。
だけど、1度出来れば、次も出来るはず。
「信じて、手を伸ばせば、きっと出来るはず」