「ついに始まったのか」
その連絡が来たのは、少し前。
俺は既にゴルドダッシュに乗り込み、目的地へと向かって、走っていた。
「それで、キャロル、レイラインを通じたとしても、どうやってエネルギーを集めるんだ?」
これまで錬金術師と多く戦ってきたが、そのレイラインを利用した方法が未だに分からない。
そもそも、レイラインを利用した所で、どうやって神の力を手に入れるつもりなのか。
『正確に言えば、俺達から見たら神に見えても可笑しくない力だな。本当の神かどうかは分からないけどな』
「どういう事なんだ?」
『レイラインを通じて、そのエネルギーを最大までに高めるつもりだろう。そして、それをケミーに集める』
「ケミーって、何に?」
その疑問と共に、キャロルはゆっくりと答える。
『ガイアード、未だに発見されていないレベルナンバー10の一体だ』
「っ」
それには驚きを隠せなかった。
『ガイアードは情報によれば溢れる生命力を分け与え、新たな命を創造が出来る。そのエネルギーが最大まで高まれば、それはまさしく神に近い存在を生み出す事が出来る』
「だったら、早く止めないと!」
それと共に、俺はさらにアクセルを踏み、目的地である神社へと向かう。
神社にある階段を無理矢理乗りながら走る。
『レイラインに関しては安心しろ。既に封鎖はしている』
「何時の間に!」
『弦十郎達のおかげだ。本当に、こういうまともな奴が味方ならば、こっちも楽だな』
「だったら」
同時に俺はすぐに神社へと降り立つ。
そして、上空のヘリから、既に響と暁さん達も降り立つ。
「そこまでのようだな、サンジェルマン」
「シンフォギア、それに仮面ライダー、まさかここまでとは、だが」
それと共に既にサンジェルマンも既に腰にドライバーを装着し、その手にはケミーカードを持っていた。
「変身」王者降臨!オーディンミラー!
既に変身し、同時に足下に鏡を作りだし、そのまま入っていく。
だけど。
「その鏡の中での戦いだったら、こっちだって!」龍騎!ライドオン!セイバー!ライドオン!ユニゾン!
鳴り響く音声と共に、俺の左手には龍を思わせるドラグバイザー。
もう片方には炎を思わせる剣、火炎剣烈火を手にした。
そして、俺はそのまま火炎剣烈火を地面に突き刺す。
「なっ!?」
サンジェルマンは、それと共に驚きを隠せない表情をしていた。
先程まで、鏡の中にいたはずが、何時の間にか俺も、響も、暁もいたのだから。
「どういう事だ」
「仮面ライダー龍騎は、鏡の世界で戦ってきたライダー。そして、セイバーはワンダーワールドと呼ばれる世界で戦ったライダー。
2人のライダーの力を合わせる事で、本来だったら入る事が出来なかった鏡の世界に、俺達を導く事が出来た」
「何よりもここならば被害を出さずに思いっきり戦えるデス!」
そう、俺達は構える。
「なるほど、周囲を気にせず戦えるという訳か、ならば、こちらの好都合」
それと同時に、サンジェルマンが取り出したのは銃。
「それが一体」
「これは人工的に作り出したラピス・フィロソフィカス。本来ならば、こちらを運用する予定だったが、このドライバーが完成した事で、使わなくなった。
そして、使用した際に周囲に大きすぎる被害が出ると共にレイラインが破壊される恐れがあった為、使用出来なかった」
「まさか」
同時に、その姿は大きく変わる。
先程の仮面ライダーとしての鎧と共に、赤や青の差し色が入った騎士を思わせる要素も加わった。
「こちらも全力でやらせて貰うぞ」