「さて、決める時だ、どちらがケミー達を導く王に相応しいか!」
「俺は王になる気などない!」
その言葉と同時に、アダムはその手から無数のエネルギー弾をこちらに向けて放った。
それは、この周辺を燃やすのは十分過ぎる程の威力であり、その攻撃を避ければ、今は避難している暁さんに当たる。
だからこそ。
「避ける訳ないだろう!」ナインテイル!ライドオン!ジャングルジャン!ライドオン!ユニゾン!
俺は瞬時に二枚のケミーカードを装填すると共に、腕を振るう。
そこから伸びたのは9本の尾を思わせる植物の蔦であり、こちらに迫る全ての攻撃を瞬く間に撃ち落とした。
「ほぅ、それは」
「上から見上げるだけじゃなくて、下に来やがれ!」『ゴキゲンメテオン!ライドオン!ツッパリヘビー!ライドオン!ユニゾン!』
それと共に、攻撃として放っていた蔦は、蛇を思わせる形となり、まさしく隕石を思わせるスピードでアダムを拘束する。
「おらぁ!」
「ぐっ」
俺はそのまま地面へとアダムを叩き落とす。
これで空から降り注ぐ攻撃の心配は無くなった。
同時に。
「響!サンジェルマン!」
「うん!」「頼んだぞ!」
それと共に2人はガイアードの元へと向かう。
ガイアードが、このまま暴走を続ければ、こちらが負けは確定してしまう。
ならば、その前にガイアードを助ける事が出来れば、こちらが勝つ。
「ガイアードをなんとかすれば、どうにかなると思っているだろうが、無駄だ!」
「っ」『キンキラヴィーナ!ライドオン!トライケラ!ライドオン!ユニゾン!アントルーパー!ライドオン!バウンティバニー!ライドオン!ユニゾン!』
それと共に、アダムは、その手に巨大な棍棒を持ち、こちらに襲い掛かる。
それに対して、俺は両手に備わったキラキラと輝く盾を両手で構えて、それを受け止める。
両脚に力を込めて、それを受け止める。
「それはどういう事だ!」
「ガイアードは既に神と同等の力を持つ。
そんなガイアードをどうやって止めるつもりだ!」
「だからって、諦める理由はないだろ!」
俺はそのまま脚に力を込めて、そのまま突進する。
こちらが4体のケミーの力を借りた突進。
だが、その一撃を受け止めたとしても、アダムはまるで怯む様子はなかった。
それ所かもう片手にレイピアを持ち、こちらに突く。
「よっと!」『ハオーディン!ライドオン!ミテミラー!ライドオン!ユニゾン!』
それに対して、俺は瞬時に跳躍すると同時に、その手には鏡のように光輝く槍を真っ直ぐと放った。
アダムは、そのレイピアが突く。
互いに相殺する。
「くくっ、さすがはガッチャード。他の奴らとは違い、ケミーの事をよく理解しているな!」
「俺とケミーは友達だ!お前だって、ケミーの事を思っているんだったら、人とわかり合おうとしているケミーの気持ちを考えろ!」
「それは傲慢だね!」
そのまま、アダムはレイピアの先端から放った火炎弾に、俺は吹き飛ばされる。
「ケミーは人間の悪意と触れれば、僕のようマルガムとなる!それも僕よりも醜い奴らにな!!」
「それは」
その言葉を否定する事は出来ない。
これまでのケミーの日常を考えれば、それは確かに体験した。
「それでも俺は、ケミーとの絆を信じたい!」
その言葉と共に、俺は宙を舞う。
それと同時に、俺が目を向けたのはガイアード達に向かって行く響達。
「もしも、この手が神を打ち破れるんだったら!」
「まさかっ」
それと共に響は真っ直ぐとその拳をガイアードを掴む。
すると、神如き力が砕け散る。
「ガングニールがっ!」
どうやら、アダムにとっての天敵。
それは、まさかの響だっただろう。
『ガイアード!』
「っ!」
それと共に響は、そのままガイアードを手で包み込む。
すると、先程まで暴走していたガイアードが落ち着く声が聞こえた。
だけど。
「これはっ」
「暴走だね、神の力を無理矢理砕いた結果さ」
それと共にアダムは忌々しく言う。
「ガイアードは地球のケミー。
そのエネルギーは膨大であり、そして、この星の環境を大きく変えるだろう」
「っ」
その言葉に対して、俺は驚きを隠せない。
「君達の悪あがきのせいで、ガイアードは犠牲になった。
だけど、これで、この星は、人が住めない星へと変わる。
その後でも、ケミーの楽園を造る」
「させるか!」『ドクターコゾー!ライドオン!ミテミラー!ライドオン!ユニゾン!』
俺はすぐにその場を離れ、響の元へと飛ぶ。
「響!」「悠仁っ!」
それと共に、俺は真っ直ぐと響の手を伸ばす。
それと共に響もまた、その手を伸ばす。
同時に俺達は、目の前が黄金の輝きに包まれる。