仮面ライダーギーツ。
別の世界にいる存在であり、これまで幾度となく助けてくれた存在。
だけど、彼女の知るギーツとは、異なっていた。
「金色のギーツ」
そのギーツは、金色であった。
そして、だが、その強さは、響の知るギーツと変わらなかった。
「ふぅ」
金色のギーツバスターQB9を手に持つギーツは、襲いかかるマルガム。
そのマルガムから襲い掛かる攻撃に、ギーツは次々と受け流していく。
さらには、マルガムの隙を見て、引き金を引く。
「早く終わらせるぞ」『BOOST CHARGE!BOOST TACTICAL VICTORY』
金色のギーツバスターQB9のブーストチャージャーを引いてエネルギーを貯める。
それに合わせて、ギーツテールナインから黄金の炎を噴出され、刀身に纏わせて斬撃を放つ。
放たれた一撃によって、周囲にいたマルガムは全てを倒した。
そうしている間に、ギーツは変身を解除し、響達に近づく。
「さっさと、行くぞ」
「あぁ、分かった」
そのまま、彼と共に行動する。
「この世界が既に終わりかけているのは、お前達も知っているはずだ」
「あぁ、分かっている」
エースからの言葉に対して、宝太郎は頷く。
彼自身、それを理解しており、だからこそ、過去で僅かな可能性を信じて向かった。
「そして、この世界にいたとある錬金術師がとある計画を立てた」
「とある計画?」
それに対して、首を傾げる。
「世界と世界同士をぶつけ、錬金する。それによって生じるエネルギーで不老不死になろうと企んでいる」
「そんな事が出来るのか」
「可能だろうな、なんだって、二つの世界を代償にしているから」
宝太郎は、エースからの言葉に対して、驚きを隠せなかった。
だけど、響は、それを知っていた。
「もしかして」
だからこそ、この世界の正体を知った。
「だけど、それをどう利用するつもりなんだ」
「こことは別の時空の仮面ライダービルドが新世界を造る時に行った。その方法と同じようにすれば、もしかしたら、この世界の犠牲になった人々も救えるかもしれない」
それには、宝太郎も驚きを隠せなかった。
「だけど、それって」
その方法に関して、響は知っていた。
「世界を融合する際のエネルギーはどうするんですか」
「・・・君は、その方法を知っているのか」
エースは不思議そうに、響に尋ねる。
それに対して、響は頷く。
「心配するな、エネルギーならば問題ない」
「問題ないって、どこに」
すると、エースは自分に指を向ける。
「俺が、新世界を生み出すエネルギーになる」
「「っ」」
それには、2人は驚きを隠せなかった。
「そんなっ、駄目ですよ!」
「そうだ、そんな事じゃ」
「だが、このままでは、この世界に未来はない」
それと共にエースの覚悟は本当だった。
「宝太郎、既にお前には二つの選択肢がある」
「・・・このまま何もせずに傍観するか、世界を戻す為に戦うか」