歌姫と錬金術とライダー   作:ボルメテウスさん

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その炎は

「ここが、ガイアードが再現された世界だと」

 

その事実に、響と、宝太郎は驚きを隠せなかった。

だが、その最中で、エースだけは違った。

 

「なるほど、つまり俺達が行おうとした事は成功したという事なんだな」

 

それは、これからの博打に成功した事への安堵の言葉。

だが、それは同時にグリオンに対する警戒も含めて。

 

「だが、グリオン。お前は一体、何を企む?まさか、このまま何もしない訳ではないよな」

「察しは、良いな神よ」

 

そうグリオンは笑みを浮かべる。

 

「ガイアードの力もそれ程長くは持たないだろう。そう、遠くない内に力は失くなり、それによって再現された我々は消えてしまうだろう」

 

同時にグリオンは、心底、残念そうに周囲の黄金を見る。

 

「この永遠が失われるのは、悲しい。だからこそ、私自身が消える前にここから脱出する」

「なに?」

 

それに対して、宝太郎は睨む。

 

「そこにいる彼女の世界を黄金に変えるのも一興かもしれないな」

「そんな事、させるか」『HOPPER1!イグナイト!STEAMLINER!イグナイト!』

「あぁ、これ以上、悲劇を決して繰り返させない」『DOOMS GEATS!SET JUDGMENT』

 

宝太郎とエースは、グリオンの企みを聞き、それを阻止するように構える。

 

「「変身!!」」

 

二人は、その言葉を合わせると同時に仮面ライダーへと変身する。

グリオンは、それを見ながら。

 

「無駄な事」

 

グリオンは、そんな二人のライダーを前に、全く怯む事なく歩く。

周囲の黄金ば、そのままグリオンへと注ぎ込まれ、同時に黄金のドレッドに変わる。

同時に衝撃波を二人に浴びせる。

 

「なっ」「ぐっ」

 

二人のライダーは、その衝撃に吹き飛ばされる。

 

「この黄金の世界において、私は神。例え、ガッチャードだろうと、創成の神であるギーツだろうと」

 

そのまま、巨大の黄金の塊は、そのまま二人のライダーに向けて。

 

「黄金の世界の、神である私には決して敵わない!」

 

それは、この世界を黄金期にした故の自身。

事実も相まって、グリオンの言葉に間違いはない。

長い時を経て積み重なったコトバノチカラが宿ったモノ。

そのものの在り方を捻じ曲げる想念が力と化し、グリオンは黄金の神へとなった。

故に。

 

「だからなんだね」

 

その黄金の塊を、響は打ち砕く。

 

「なにっ!?」

 

 

それには、グリオンは思わず、驚きの声を出した。

 

「私が、なんでここにいるのか、分からなかった。けど、ようやく分かった」

 

同時に響は握った拳を強くする。

 

「ガイアードは、私に助けて欲しかった。

こんな世界を造る神様から、助けて欲しくて!だから!!」

「なるほど、哲学兵装か、ならば」

 

同時にギーツは、その手にある金色のギーツバスターQB9を。

 

「俺達も、託そう」

 

宝太郎は、ガッチャーイグナイターを。

二人は、そのまま、響に投げる。

同時に二つのアイテムが、響に届く。

 

「メラメラと燃やせ、君の思いを!」

「信じて貫く、その剣を!」

 

そうして、響は、その力を受け取ると共に。

 

「イグナイトモジュール!抜剣!!」

 

自然と、その言葉を叫んだ。

同時に響の身体は燃え上がり、炎に包み込まれる。




同じイグナイトでも、全く異なるファイヤーガッチャードとガッチャードデイブレイク。
ならば、名前だけでも同じイグナイトモジュールを造れるのではないか。そんな考えで、造らせてもらいました。
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