歌姫と錬金術とライダー   作:ボルメテウスさん

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今回の主人公というよりも、四位です。
今週から、今作のライダー達が様々なゲスト共に活躍するいわば、Vシネマ風の番外編を一週間ずつ公開していく予定です。
また、今作はどちらかというと会話をメインにしておりますので、あしからず。


四位とDr.のこれまでの戦いの振り返り:プロローグ

「どうしたら、モテるんだよぉ!!」

 

そうしながら、その人物は絶叫していた。

彼の名は四位 雷人
。

今作でも、数少ないガッチャードライバーの持ち主の1人であり、その番号は4。

 

「それを、なぜ、わざわざ、僕の前で言うのかな、君は」

 

四位に話しかけている人物の名は、Dr.ウェル。

フロンティア事変で動いていた人物。

現在は、聖遺物の保管場所であった場所が崩壊した為、その監視も兼ねてS.O.N.G.が所有している施設の一つにて、隔離されている。

 

「いや、だって、お前だったら、どう言っても良いかなと思って」

「酷いな、君は、僕には人権というのはないのかな」

「別に無くても良いんじゃないのか」

「まったく」

 

そうしながらも、Dr.ウェルは、心底興味なさそうに呟く。

Dr.ウェルが、現在収容されている施設は厳重な警備があり、外部からの連絡はほとんど取れない場所。

同時にDr.ウェル自身もまた天才という事もあり、その知識で様々な支援を行っている。

 

「第一、モテると言っても、なぜ、そう思うんだ?」

「だってよぉ、俺だって活躍しているはずなのにさぁ、なんだか、あんまり目立っていないというかなんというか」

「まぁ、君の活躍以前に、他のメンバーが目立っているからねぇ」

「いやいや、俺だって、かなり活躍していたはずだよな、あれ?」

 

そうして、四位はふと、首を傾げる。

 

「・・・そもそも、これまでの戦いって、どんな感じだったけ?」

「君、そこからなのかい!!」

 

四位のふとした一言に対して、Dr.ウェルは思わず叫んでしまう。

 

「まったく、君のような馬鹿に付き合う程、僕は暇じゃない「ついでに菓子はあるが、いらないのか?」良いだろう、特別に付き合ってやろう」

 

四位が、ふと取り出した菓子を見ると、先程までの言葉を凄まじい程の手の平返しと言わんばかりに言う。

 

「ふむ、さて、君がどうモテるのかなんて、正直に言って、僕には理解出来ないが、これまでの戦いを振り返るのも、なかなかに面白いかもしれないな」

「というと?」

「これまでのライダーの戦いを振り返るのも、何か見つける手掛かりになるかもしれない」

 

その時、四位の脳裏に浮かんだのは、他のライダー達の様子。

それを察すると同時に。

 

「ならば、思い出そう!と言っても、俺視点で見るのか?」

「それだったら、うってつけの人物がいるじゃないか。これまで数多くの戦いでは中心になった人物。まぁ、僕は大嫌いだけどね」

「あぁ、一ノ瀬か」

 

ウェルの態度を見て、すぐに察した四位はすぐに頷く。

 

「まぁ、俺もあいつらから色々と聞いているからな、確か一ノ瀬が最初にライダーになった時もな」

 

「彼が仮面ライダーになった時か」

 

「あぁ、その当時は記憶喪失になっていたキャロルから託される形で、ガッチャードライバーを渡されたんだよな」

 

「ほぅ、あの二人は最初からそんな繋がりがあったのか」

 

「だけど、最初は断ったらしいぞ」

 

「なぜぇ?!」

 

「あいつ、最初はあまり戦う気はなかったらしいからな」

 

「勿体ない!僕だったら、すぐに英雄になれると喜んでやっていたのに!」

 

「お前はそういう所があるからな。そんな時に現れたのが、仮面ライダーギーツこと浮世英寿と出会ったらしい」

 

「あぁ、今でも謎が多い奴だな、この世界とは別の人物らしいが」

 

「どうやら、神様らしいよ」

 

「それは初耳なんですけど!?」

 

「あっ、やべぇ、これ喋っちゃいけなかったんだった。とにかく、そこでの共闘を通して、戦う決意をしたらしいぞ」

 

「なかなかにドラマチックじゃないか、そう言えば、君はどういう経緯でガッチャードライバーを手に入れたんだ?」

 

「居酒屋で飲んでいた時に、たまたまこっちに来たカリオストロと意気投合して、そのまま貰ったんだ、いやぁ、今、思い出しても美人だったよなぁ」

 

「けど、元男らしいぞ」

 

「それを言うなよぉ!!」

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